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2021年7月16日金曜日

[ปอ.8]民間撤退で公団へ![11]は3管区へ移管

首都圏バス公団2管区営業所(ミンブリ区)は、民間のシティバス社が2009年から運行していた[ปอ.8](ラマ1世橋~モーチット駅~ロムクラオ団地)を引き継ぎ、7月16日(金)から運行を開始しました。

[ปอ.8]は、[8](ラマ1世橋~モーチット駅~ソイハッピーランド)の変形で、ザモールバンカピ(バンカピ区)を左折せず、その先のラムサリ交差点を右折、ラムカムヘン通り経由でサパンスン・ミンブリ両区内を通過し、ロムクラオ団地(ラックラバン区)まで行くという長距離路線です。カセムバンディットロムクラオ大学(ミンブリ区)への通学輸送の他、終点に近いラックラバン区北西部ではバンコク首都圏中心部や旧市街へ直結する唯一の公共交通機関として重宝されています。

この度、路線新設以来運行していたシティバス社が撤退することになり、運輸省は後継事業者を探していましたが、ミンブリ区をはじめとする首都圏最東部にきめ細かい路線網を持っている公団が引き継ぐことになりました。2管区営業所では使用する車両を捻出するため、傘下のプラウェート車庫(プラウェート区)が担当していた[11](BTSパトゥムワン競技場駅~プラウェート~ラマ9公園)を3管区営業所メガバンナー車庫(サムットプラカン県バンプリ郡)に移管しました。

2021年4月4日日曜日

[524]バンランプー経由1カ月で復活

首都圏バス民間委託最大手のスマートバス(チャトチャック区)は、[524](ラクシー記念塔~新南バスターミナル)の経路を一部変更しました。3月までは王宮前広場発着だったものを、シリントン通り経由新南バスターミナル行きに変更したところ旧市街北部在住の乗客からクレームがあったのか、王宮前広場経由新南バスターミナル行きに変更。長年愛用していた乗客に配慮しました。

Facebookページ『Rotmaethai(ロットメータイ)』が伝えたものです。

[524]は1990年代にはランシット2車庫(パトゥムタニ県ランシット郡)まで行っていた[3]と異なり、ラップラオから先パホンヨーティン通りを経由してラクシー記念塔(BTSパホンヨーティン線ワットパシーマハタート駅)まで行っていました。これらは、カセサート大学やシーパトゥム大学(どちらもチャトチャック区)とドゥシット区・プラナコン区北部を結ぶ足として重宝されていたため、3月のルート変更でサンヒー交差点(ドゥシット区)を右折してラチャウィティ通り→シリントン通りへ入ると変更された際に、乗客からクレームが入った模様。このため、会社側は長年の愛顧を得ていた乗客に配慮して、従来通りテウェート・バンランプー(プラナコン区)経由としつつも、新南バスターミナルまで行くようにするルート変更をしました。

これにより、カオサン・バンランプーを根城としているバックパッカーが新・南バスターミナルへ行く際に、使えるバス路線がわずかではあるものの、増えることになります。また、ドンムアン空港から[59]のバンケン車庫打ち切り便で第11軍管区駅(バンケン区)で降ろされた時も、中心街方面への乗り継ぎが可能になります。

2021年3月5日金曜日

[132]民間事業者が撤退、公団へ全面移譲

首都圏バス公団3管区営業所メガバンナー車庫(サムットプラカン県バンプリ郡)は5日から、それまで運行していた民間委託事業者に代わって[132](プラカノン警察署~ケーハバンプリ)の運行を開始しました。

[132]はBTSスクンビット線とバンナートラート通りの西半分を結ぶ路線で、バンコク首都圏バンナー区、サムットプラカン県バンプリ郡・バンサオトン郡からウドムスック駅やオンヌット駅で乗り換えてバンコク首都圏中心部へ向かう通勤者に欠かせない重要な生活路線です。しかし、長く白やピンク色に塗られた民間委託事業者の非冷房(普通)バスや、黄色の塗装を纏った公団払い下げの初期エアコンバスが運行しており、2000年代までは赤とクリームのツートンに黄色の帯を巻いた民間委託の赤バスも存在していました。

今回、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに伴うセミロックダウンでこれまでの民間事業者の経営が立ち行かなくなったものと推測されますが、民間委託最大手のスマートバス(チャトチャック区)ではなく、公団に引き継がれたのは、沿線にメガバンナー車庫が存在することが最大の理由とみられています。2013年のメガバンナー車庫開設以来、[2][23][206]などのメガバンナー発着便が次々と設定され、バンナートラート通り西半分は公団バスの牙城となっています。ここに今回[132]が加わることで、メガバンナーよりも東のバンサオトン郡内と首都圏中心部を結ぶ路線バスは大きく体質改善します。

2020年12月17日木曜日

BTSパホンヨーティン線全線開業!新交通「ゴールドライン」も

BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、BTSパホンヨーティン線の最後の延長区間となるワットパシーマハタート(バンケン区)とクコット(パトゥムタニ県ラムルッカ郡)の間と、シーロム線クルントンブリ駅(クロンサン区)から分かれる中量軌道系輸送(APM)『ゴールドライン』の2路線を同時に営業開始しました。これにより、1999年の1期開業から22年目でBTSスクンビット線・パホンヨーティン線の全線が完成。同時にBTSはバンコク首都圏の北隣のパトゥムタニ県にも進出しました。

BTSパホンヨーティン線は、都市鉄道公団(MRTA、ホイクワン区)との共同事業で建設が進められ、今回はワットパシー駅から北に9.9Km延長。新たに7つの駅が開業しました。ワットパシーから順にパホンヨーティン59、サーイユット(バンケン区)、サパンマイ、プミポン病院、空軍博物館(ここまでサーイマイ区)、コーポーオー交差点(ドンムアン区)の6つの途中駅を経て、終点のクコット駅に達します。

サパンマイ駅は、ラムルッカやサーイマイ区、クロンサムワ区方面へのバスに乗り換えが可能で、バンコク首都圏最北部の新たな交通の要衝が誕生します。

プミポン病院駅はその名の通り、ラマ9世プミポン先代国王の本名を冠した空軍所管総合病院の最寄り駅。その次の空軍博物館駅で降りると、大東亜戦争期に日本から供与された「立川九九式高等練習機」など往年の名軍用機が展示されている博物館へアクセスできます。

バンコク首都圏最後の駅となるコーポーオー交差点駅も、BTSとバスの乗り継ぎで欠かせない地位を築くことになりそうです。ランシットやナワナコン、アユタヤ県方面、またランシット乗り継ぎでオンカラック、ナコンナヨク県方面へ向かうお客様は、ここで[34][39][503][522]に乗り換える必要があります。クコット駅でもランシット行きのバスはありますが、乗り換えできるバス路線自体わずか3路線しかなく、そのうち首都圏バス公団(BMTA)のバスは[543]1路線だけです。

コーポーオー交差点駅の先で線路はパホンヨーティン通りを離れ、ラムルッカ通りを一路東へ。BTS全線の中でもっとも長い駅間距離2.6Kmを走って、終点のクコット駅に到着します。

一方、ゴールドラインは首都圏政庁(BMA:プラナコン区)の外郭団体『クルンテープタナコム』との共同事業。シーロム線のクルントンブリ駅(クロンサン区)から分かれて、トンブリ中部のチャオプラヤ川沿いに作られたショッピングセンター『The Icon Siam(アイコンサイアム)』との間を結ぶわずか1.7Kmの路線です。1.7Kmというのは、日本の私鉄で最も短い芝山鉄道(千葉県芝山町)の2.2Kmよりさらに500mも短く、JR鶴見線の『大川支線』こと、安善~大川間(横浜市鶴見区)とほぼ変わらない距離です。当然、BTSスクンビット線(パホンヨーティン線含む)・シーロム線で使っている電車では輸送力過剰になるとみて、シンガポールのLRTや日本の新交通システムに相当する無軌条ゴムタイヤ駆動の小型車両を導入しました。

ゴールドラインの駅はクルントンブリ以外に2つ。1つ目のチャルンナコン駅(クロンサン区)がこの路線の最大の目的である、アイコンサイアムの最寄りです。チャルンナコン駅を出ると、すぐに終点のクロンサン駅。トンブリ地区有数の大規模公立病院、タクシン病院の最寄り駅となります。BTSCは当初、チャルンナコン駅での打ち切りも検討したといいますが、首都圏政庁の意向を受けたタナコム社がタクシン病院まで建設することを事業承認の条件とした模様です。

2020年10月22日木曜日

[29]も公団撤退!ドンムアン⇔ファランポーン直行赤バスが無くなる

首都圏バス公団1管区営業所(バンケン区)は、ランシット支所(パトゥムタニ県タンヤブリ郡)の主力路線[29](ランシット2車庫~ドンムアン空港~ファランポーン駅)の運行を10月31日(土)限りで終了すると発表しました。
公団の監督官庁である運輸省は、バンコク首都圏バスの民間委託体制を見直す過程で1路線ごとの運行事業者を1社に絞る方針としており、公団と民間委託の両方がある路線では公団1本にするか、民間委託のみとするかの選択を迫られています。既に、5管区営業所の[75]と7管区の[203]の2路線で公団が撤退しており、逆に3管区営業所の[2]はオレンジ色のミニバスが撤退させられて公団1本になりました。

[29]はBTSラップラオ5差路駅(チャトチャック区)とZEERランシット(パトゥムタニ県ラムルッカ郡)の間を、ウイパワディランシット通り経由で走る路線です。ドンムアン空港すぐ前のバス停からBTSモーチット駅や遠くMBKセンター、ファランポーン駅(パトゥムワン区)まで乗り通す外国人旅行者も多く見られ、古くはジミー金村さんが『バンコクカオサンプー太郎読本』(双葉社)の中で取り上げた路線の一つでした。また公団赤バス以外に、民間委託の白バスも走っており、チャトチャック区やラクシー区、ドンムアン区といった首都圏北部と中心街を結ぶ重要幹線として多くの市民に利用されてきました。

2010年に民間バスの新規事業者『プレミアムマネジメント』が参入したことで公団の運行は縮小し、2013年には[A1](モーチット駅~ドンムアン空港)の登場で空港直行の利用者がそちらへ流れ出します。ウイパワディランシット通り周辺には公団のみが運行する他路線として[59][510]があり、また空港東側のパホンヨーティン通り経由でモーチットとランシットを結ぶ[34][39][503]などの路線も充実。2021年にはMRTレッドラインの開業も控えているため、[29]を民間に任せても影響は少ないと判断した模様です。11月1日以降は、民間委託バス最大手のスマートバス(チャトチャック区)が全便を担当します。

公団が[29]から撤退した後、ドンムアン空港前を通る赤バスは[59](ランシット~バンケン車庫~王宮前広場)[95ก](ランシット車庫~ソイハッピーランド)の2路線だけとなります。どうしても赤バスでモーチット駅や戦勝記念塔(ラチャテーウィ区)まで行きたい場合は[59]の一択となり、戦勝記念塔から先のMBKやファランポーン駅へはバンケン車庫やBTS第11軍管区前駅で[34]に乗り換えが必要です。

なお[59]は第11軍管区前駅で、[95ก]ワットパシー駅でBTSパホンヨーティン線に乗り換えができます。

2020年6月24日水曜日

伝説の大箱ライブバー『432"PLUS』が帰ってくる!!

(この項、清水友彦さん/クロントイ区 からの投稿です)
皆さん毎度です。しゃかりき432"のしみっちゃんです。

いや~参りました。新型コロナウイルス感染症(『COVID-19』)という得体の知れないエイリアンのせいで、夜間外出禁止命令になるわデリバリー以外の営業停止命令になるわと、しゃかりきグループは大変でした。一時は全店舗合わせた売上が他の一軒居酒屋さんの1日分と面合わせしかねない程でした。それでもセミロックダウンが解除されたバンコクで、少しづつではありますが再起への道を探ってまいります。

まず、誠に残念なのですがバンコク首都圏と近県にある次の3店舗は再開せず、閉店となります。

・トンロー日本村モール店(ワッタナ区)
・エスプラネード店(ディンデン区)
・バンクラン店(ノンタブリ市)

特にエスプラネード店はしゃかりきとして初の大型ショッピングセンター内店舗で、5年間ご愛顧いただいただけに撤退はちょっと辛いものがあります。

一方で、新たな展開や新店舗も徐々にではありますが進めています。その第一弾として、大箱ライブバー『432"PLUS(シミズプラス)を復活いたします!! コロナによる三密だなんだ言って、タイ人経営のライブハウスが次々と潰れている現状。日本人はもちろんタイ人のミュージシャンも立てるステージが減っている中、活躍できる場所を守りぬくのが俺たちの使命と判断しました。場所は『GOLDPlus』『ラウンジCalm』として営業していたスクンビット23の奥。『432"++BAR&more』(シミズプラスプラスバーアンドモア)、6月26日(金)オープンです!!

7月にはラマ9世通り『The Nine』ショッピングモール1階(スアンルアン区)にオープン予定!! エスプラネード店の事実上の移転でございます。その他各店舗イベント盛り沢山でアフターコロナV字回復を目指します!! 仕掛けまくりなんで皆さん期待しまくっといてくださいね!!

2020年6月14日日曜日

夜間外出禁止命令を解除!!電車・バスの運行時間元に戻る

プラユット・チャンオチャ首相は12日の政府対策会議で、4月3日から続けてきた夜間外出禁止命令を解除する方針を決め、6月14日(日)午前3時をもって正式に命令の効力を終了しました。これにより、タイ国内では市民や現地に残っている外国人が24時間外出することが可能になりました。

首都圏バス公団(BMTA:ホイクワン区)、BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)、バンコクエクスプレスウェイ&メトロ(BEM:ホイクワン区、SET上場)の公共交通大手3機関は、15日の始発から通常通りの運行時間に戻っています。バスの主要路線で行われている24時間運行も14日夜(日付が変わって15日の0時)から再開されました。

2020年6月4日木曜日

BTSパホンヨーティン線さらに4駅延長、ラクシー記念塔に到達

BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、MRTA(都市鉄道公団:ホイクワン区)と共同でスクンビット線モーチット駅から先の『パホンヨーティン線』と通称される北側延長区間の建設を進めていますが、昨日6月3日から第3次延長開業となるカセサート大学前(チャトチャック区)~ワットパシーマハタート(バンケン区)間が営業を開始しました。

カセサート大学前の次は森林局前駅となり、陸軍化学工廠への通勤に使えます。2つ目のバンプア駅は当初シーパトゥム駅と仮称され、その名の通り私立シーパトゥム大学の目の前にあります。3つ目の第11師団前駅は、首都圏最大の陸軍施設バンケン駐屯地の最寄り駅です。最後のワットパシー駅は、パホンヨーティン通りとラムイントラ通りがぶつかるラクシー記念塔に面しており、現在建設中のモノレール(MRTピンクライン:ケーライ~ミンブリ)への乗り換えができる構造になっています。

Facebookページ『Bangkokbusclub』『BKK Bus Photographer』は、今回の延長区間から先となるラムイントラ(バンケン区・カンナヤオ区・ミンブリ区)やラムルッカ(サーイマイ区・パトゥムタニ県ラムルッカ郡)方面へのバスに乗り換えが必要なお客様に対して、ワットパシー駅の一つ前の第11師団前駅(バンケン区)で電車を降りるように推奨しています。

ワットパシー駅があるラクシー記念塔のラウンドアバウト(環状交差点)内は戦勝記念塔(ラチャテーウィ区)と違ってバス停がなく、ワットパシー駅で降りると最寄りのバス停まで600m以上歩かなければならなくなります。これに対し、一つ手前の第11師団前駅で降りれば、直近にあるバス停から乗り換えができるとのことです。

なおBTSパホンヨーティン線からドンムアン空港へ向かう場合は、第11軍管区前駅で降りて[59](バンケン車庫~ドンムアン空港~ランシット車庫)に乗り換えるルートが新たに加わります。この他セナニコム駅とモーチット駅始発の[A1]もこれまで通り運行されます。


2020年5月20日水曜日

タイ国際航空破綻!!日航と同様の更生手続きへ

財務省国営企業政策委員会(パヤタイ区)がプラユット・チャンオチャ首相に提案していたタイ国際航空(TG=THA:チャトチャック区、SET上場)の法的整理移行について、プラユット首相は今日の閣議で了承する決定を行いました。これによりTHAIは中央破産裁判所(サトーン区)に整理手続き開始(日本の会社更生法に相当)を申し立てることになりました。事実上の経営破綻で、負債総額は2400億Bt.(約8000億円)以上に上ると推定されています。

THAIは1960年の創業以来、財務省の直接出資とオムシン銀行(GSB:パヤタイ区)など国営金融機関を通じた間接保有分を合わせて、政府が発行済み株式の大半を握るナショナルフラッグキャリアとして活動してきました。当初は国内線部門が旧タイ航空(TH=THA:ポンプラップ区)という別会社だったこともあり、日本の『45/47体制』にも似た棲み分けが行われてTHAIは中・長距離国際線を独占して担当し、70年代に彗星のごとく現れて消えたエアサイアム(VG)を吸収合併したほか、1988年には旧タイ航空も合併し、国内線・国際線の一元化を果たします。1997年、創業当初の合弁相手だったスカンジナビア航空(SK=SAS)の誘いを受け、スターアライアンスに結成メンバーとして参加しました。

ところが、タイ初の格安航空会社としてタイエアアジア(FD=AIQ)が国内線の運航を始めたことが大きな転機になります。タイ国際航空はタイエアアジアに対抗するため、ノックエア(DD=NOK)を設立し筆頭株主になりますが、ノックエアが路線を拡張するにあたって、THAIの国内ローカル線を移行するという45/47体制下の旧東亜国内航空(JD=TDA)や旧日本近距離航空(EL=ANK、現・ANAウイングス)も真っ青の政策を遂行したため、THAIはジェット機による国内幹線運航という旧日本航空インターナショナル(JL=JAL)と同じ立場になり、必然的にコストが採算に見合わない状態となってしまいます。

2012年には当時最も小さかったボーイング734の代替としてエアバス320ceoを導入しますが、この際に専用のサブブランド『タイスマイル』が起こされ、2014年には完全子会社タイスマイルエアウェイズ(WE=THD、チャトチャック区)となって、THAI本体所属のフリートはとうとう中大型機だけとなったのでした。

その後、収益の柱となった中距離国際線でもLCCの攻勢に押されます。日本線にはタイエアアジアX(XJ=TAX)が就航し、ノックエアもノックスクート(XW=NCT)を設立して対抗したものの運輸省民間航空局(CAAT)がICAOのSSCを受けてしまい就航が遅れる事態に。THAIはこれをビジネスチャンスととらえてFSC離れを食い止めるべきだったのが、SSC発行直前に増便認可を取り付けていたタイエアアジアXの手回しの良さの前に伸び悩みました。

欧州への長距離便では、乗り継ぎながらもEU圏内ほぼすべての都市へネットワークを持ったエミレーツ航空(EK=UAE)とターキッシュエアラインズ(TK=THY)に乗客を奪われ、直行のアドバンテージだけでは乗客を呼べなくなってしまいます。インドでもIndiGo(6E=IGO)やスパイスジェット(5G=SEJ)のLCC2強がバンコク線を設け、乗り継ぎ需要の多かった日本からの訪印者も日本航空やANA(NH)の直行便開設で次第に離れていくようになりました。

こうしてTHAIは慢性赤字体質に陥っていき、直近7期中最終黒字を達成したのは2016年12月期の1度だけ、株主への配当も7年連続で無しという厳しい財務状況になってしまいます。そして、3月からの新型コロナウイルス感染症(『COVID-19』)のパンデミックに伴う国家非常事態宣言でタイ発着国際線の運航が禁止されたためTHAIは国内線・国際線共に全便運休となり収入源を断たれます。THAIは財務省につなぎ融資を要請したものの労組や組合に近い役員の反対に遭い断念。2010年の日本航空が取った再建スキームを参考に、法的整理でスピード再建を目指すことにしました。

THAIはCOVID-19に伴うタイ発着国際線の運航停止が解除された後、速やかに運航を再開し、再建への道を歩むことになります。

2020年5月1日金曜日

[203]公団が撤退![110]は一時廃止、トンブリ北部の足に不安

首都圏バス公団7管区営業所(ノンタブリ県バンブアトン郡)は、[203](王宮前広場~MRTバンオー駅~バンブアトン2車庫)の営業を、4月30日(木)限りで終了しました。ピンク色とオレンジ色の民間委託バスと、オレンジ色のミニバスは存続しますがいずれにせよ減便。また[110](ラマ6世橋~テウェート)が運行していた事業者の経営破綻に伴い廃止となり、トンブリ北部バンプラット区の市民の足に不安が生じています。

[203]は、ラマ7世橋でチャランサニウォン通りに入り、MRTブルーラインと並行にバンイーカン駅(バンプラット区)先のボロンマラチャチョンニ交差点を左折して、王宮前広場方面を目指します。バンプラット区を南北に縦断する路線で住民の欠かせない足であるとともに、美容整形や性別適合(性転換)手術などで知られるヤンヒー病院が沿線に立地することから、外国人の利用もそれなりにあります。

運輸省は、バンコク首都圏バスの民間委託体制を見直す過程で1路線ごとの運行事業者を1社に絞る方針としており、[203]のように公団と民間委託の両方がある路線では公団1本にするか、民間委託のみとするかの選択を迫られています。首都圏バス公団は1976年(仏暦2519年)からこの路線を運行してきましたが、MRTブルーライン環状部との並行区間が比較的長いため、途中のMRTシリントン駅まで並走する[18](戦勝記念塔~バンブアトン2車庫)と、別経路で王宮前広場とノンタブリ市を結ぶ[65][70]に資源を集中すべきと判断した模様。民間委託事業者の「バンコク118」(ノンタブリ市)に一本化して、公団は撤退するとの決定を行いました。

一方[110]は、ラマ7世橋を起終点に途中のサンヒー交差点(ドゥシット区)までは[18]と同じルートで、ここからサムセン通りに入りテウェートまで行く比較的短い路線。バンプラット区内からスアンスナンダ教育大学やラチャモンコンプラナコン工科大学といったドゥシット区内の大学に通う学生が乗客の中心となっていました。こちらはCOVID-19のパンデミックで大学が軒並み休校となったことから乗客が激減し、事業者が倒産に追い込まれ運行停止となりました。4月30日から明日5月4日まで運休した後、5日(火)から民間委託最大手のスマートバス(チャトチャック区)が引き継ぎ、再開される予定です。

2020年3月19日木曜日

[9]民間事業者が倒産!代替運行のメド立たず

カオサンとウォンウィエンヤイを結ぶ白色ノンエアコンバス路線の[9](サムセン駅~カラパプルック車庫)を運行していた民間委託事業者が経営破綻に追い込まれ、同路線は3月18日(水)限りで運行停止となりました。2020年に入って、民間事業者が運行をやめるのは[507]に続いて2路線目。[507]はほぼ全区間で公団直営路線が並行していましたが、[9]は非冷房車が主力で独自区間もあるにもかかわらず、首都圏バス公団(BMTA)による代替運行は行われない見込みです。

[9]は1999年まで公団直営で運転されてきましたが、民間委託に変更された後、それまでは[4]と同じくワットパクナム(パシチャルン区)打ち切りだったのをBTSシーロム線ウッタカート駅(トンブリ区)付近を通過して、カラパプルック通りに入り委託事業者の車庫(バンボン区)まで営業するように変更されました。車庫の近くには、「サンペーン2」という水上マーケットが2013年にオープンし、この市場へのアクセス手段としても機能していました。

しかし、バスはBTSウッタカート駅に止まらず、カラパプルック通りとBTSを結ぶ鉄道フィーダー路線としては機能しませんでした。このため公団は5管区営業所(バンクンティエン区)所管で[720](BTSタラートプルー駅~サンペーン2循環)を立ち上げ、BTSへの乗り継ぎをする通勤者はそちらに流れていきます。一方、サンペーン2水上マーケットは思ったように発展せず、期待していた外国人もまばらで乗客の増加にはつながっていません。

また昨年9月にMRTブルーライン放射部(ファランポーン~ラックソン)が開業した後は、最寄りの鉄道駅がMRT終点のラックソン駅(バンケー区)に替わり、バンボン区内からもそちらへソンテウで向かう通勤客が増えているといいます。

そこへ新型コロナウイルス感染症(『COVID-19』)のパンデミックが襲い、中国人観光客がほぼいなくなった上、公団から引き継いで20年になる白バス車両の代替を迫られたにもかかわらず購入資金を用意できる見込みが立たなかったことから、委託事業者は撤退を決めたものとみられます。


《12月21日追加》
この路線は8月10日から、民間委託最大手のスマートバス(チャトチャック区)が引き継ぎ運行を再開しました。

2020年3月15日日曜日

伊勢丹バンコク閉店へ…波乱万丈の業歴28年で幕

三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、東証1部上場)は、旧伊勢丹時代の1992年(平成4年)から営業していた伊勢丹バンコク(パトゥムワン区)を8月31日(月)限りで閉店する方針を決めました。

時事通信が14日深夜にHPで報じ、日本経済新聞(電子版)も追随しました。明日16日にも正式に発表されます。

1987年(昭和62年)、旧伊勢丹は香港を皮切りに海外進出をスタートし、シンガポールやクアラルンプール、高雄(台湾)に次々と店舗を開設、東南アジアで大攻勢をかけました。その一環として伊勢丹はタイへの進出を決め、1992年(平成4年)4月にワールドトレードセンター(現・セントラルワールド)の北側に入居しオープンしました。当時はバンコクだけで日系百貨店が4ブランド(東急百貨店、そごう=現・そごう西武、大丸=現・大丸松坂屋百貨店)ありましたが、アジア通貨危機直後に大丸(現・BigCラチャダムリ店)とそごう(現・アマリンプラザ)が閉店しラチャプラソン地区唯一の日系デパートとなった後は、タイ有数の高級デパートとして地位を固めてきました。

2010年(平成22年)のUDD軍戦乱、2014年のバンコクシャットダウンといった市民生活の混乱も乗り越え、JALUX(東京都港区、東証1部上場)との提携により日系飲食店を総入れ替えするなどし営業を続けてきましたが、一部の報道では2010年代には慢性赤字に陥っていたといい、三越伊勢丹は東南アジア事業をシンガポールとKLに絞り込むことにして、バンコクからの撤退のタイミングを探るようになりました。

そして、2020年に入ってからの新型コロナウイルス感染症(『COVID-19』)による世界経済の急失速で売り上げが大きく落ち込み、三越伊勢丹側が撤退するなら今がベストと判断。大家のセントラルパッタナ(パトゥムワン区、SET上場)も9月以降の賃貸契約を更新しないと伝達した模様です。

伊勢丹バンコクの閉鎖で、バンコクに残る日系百貨店はタイ東急(パトゥムワン区)とサイアム髙島屋(クロンサン区)の2ブランドとなります。

なお伊勢丹バンコクに入居するテナントのうち、紀伊国屋書店バンコク本店は賃貸契約が伊勢丹とは別のため存続するほか、近隣のサイアムパラゴン店も残ります。6階の飲食店については代替地探しを迫られそうです。

2020年3月11日水曜日

[507]3月10日限りで廃止…民間事業者が撤退

タイ人のバス愛好家によるFacebookページBangkokbusclub.com』『Rotmeathai(ロットメータイ)』は、バンコク首都圏内有数の幹線系統だった[507](新・南バスターミナル~パークナム)が、3月10日(火)限りで運行を終了し廃止になったと報じました。この路線を運営していた民間委託事業者が撤退を決めたためで、廃止後は並行して運行されているBTSスクンビット線と、公団直営のバス路線で代替されます。


[507]は、BTSスクンビット線海軍兵学校駅(サムットプラカン市)近くにある車庫を起終点に、BTSと同じくスクンビット通りを走り、プラカノン交差点で分かれてラマ4世通りを一路西へ。バンコク大学最寄りのクルアイナームタイ交差点やクロントイ市場を経て、シーロム、ファランポーン駅、ヤワラー地区とMRTブルーラインの上を走る区間が続きます。サナムチャイ駅(プラナコン区)でMRTとは反対に右折し、王宮前広場へ。王宮前広場から先は[511](新・南バスターミナル~パークナム2車庫)と同じくピンクラオ通り・ボロンマラチャチョンニ通りを北西に進んで、終点の新・南バスターミナル(タリンチャン区)へ向かっていました。

BTSスクンビット線の開業後も、公団直営の[25][45][508][511]を補完するように走り、ビジネス街シーロムやファランポーン駅と新・南バスターミナルを結ぶ足として重宝されましたが、2010年のUDD軍戦乱・最終決戦の際、沿線のラマ4世通りが戦場と化して一時運行できなくなってしまい、他路線に乗客が流れ出します。中でも高速道路(バンナー~マハナコン)経由の快速急行を増発し運行を継続した[25]への転移が顕著で、当時は赤バスの無料運行もあったことから大打撃となりました。終戦後も首都圏バス公団3管区営業所はそれまで朝夕ラッシュ時のみだった[25]快速急行の終日運行を継続したため、サムットプラカン県方面の長距離客がなかなか戻らない事態に陥ります。

さらに、2017年4月のサムロン駅を皮切りにBTSスクンビット線延長2期部分が順次オープンすると、プラカノンと海軍兵学校の間が並走となり、[507]は苦しい立場に追い込まれます。公団が10年越しの懸案だった赤バス・エアコンバス車両の代替を実現する中、1990年代前半に導入された公団払い下げの青色エアコンバスは老朽化が激しくなっていきます。そして、今年1月からの新型コロナウイルス感染症(『COVID-19』)大流行で乗客離れが起こり、委託事業者は事業続行が不可能になったと判断した模様です。

今後、シーロムやスクンビットから新・南バスターミナルへ直行するお客様は、BTSシーロム線・MRTブルーラインバンワー駅発の[B1]『BMA Feeder Bus』(無料シャトルバス)を利用することができます。

2019年12月25日水曜日

MRTブルーライン、開業16年目で全通

MRTA(都市鉄道公団:ホイクワン区)とバンコクエクスプレスウェイ&メトロ(BEM:ディンデン区、SET上場)は、ブルーライン延長部分のうち最後まで残っていたシリントン(バンプラット区)~タープラ(バンコクヤーイ区)間のテスト営業を12月23日(月)から始めました。これにより、MRTブルーラインは放射部・環状部共に全区間の営業が始まり、第1期区間の開業から16年目で全線開通を果たしました。

放射部(タープラ~ラックソン)と環状部の残り区間(ファランポーン~タープラ、バンスー~タープラ)からなるブルーライン延長部分は、2017年8月5日に最初の区間となるバンスー~タオプン(バンスー区)間が開通し、その1年前に営業を始めていたMRTパープルラインと接続しました。その後も工事が進められ、2019年7月29日からファランポーン~タープラ間のテスト営業が始められました。8月24日から放射部のタープラ~バンワー(パシチャルン区)が試験営業を開始してBTSシーロム線への乗り換えが可能になり、9月21日には放射部の残りとなるバンワー~ラックソン(バンケー区)もテスト営業に突入。ファランポーン~タープラ間の開業から2か月が過ぎた2019年9月29日、本格営業に入るとして運賃の徴収がスタートしました。

一方、環状部の未開通区間だったタオプンとタープラの間は、19年12月4日のタオプン~シリントン間からテスト営業が始まり、23日のシリントン~タープラ間をもって、全区間がオープンしました。

今回開業した駅のうち、バンイークワン駅(バンプラット区)は、王宮前広場やピンクラオ橋へ通じるソムデットピンクラオ通りと、チャランサニウォン通りがぶつかるボロンマラチャチョンニー交差点に近く、カオサンからも比較的近いところにあります(とはいえ歩くと30分、バスでも10分かかります)。

2019年12月6日金曜日

BTSパホンヨーティン線、カセサート大学前まで延長開業

BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、MRTA(都市鉄道公団:ホイクワン区)と共同で建設を進めているBTSスクンビット線モーチット駅より先のMRTグリーンライン(別名パホンヨーティン線)と呼ばれる区間のうち、ラップラオ五差路~カセサート大学間(チャトチャック区)の営業を12月5日から始めました。

ラップラオ五差路駅から先には、パホンヨーティン24、ラチャヨーティン、セナニコム、カセサート大学の4つの駅が開業。これまでモーチット駅やラップラオ五差路駅までバスで出るしかなかったチャトチャック区中・北部の交通事情が改善しました。カセサート大学駅は、BAAC銀行(農協金融公庫)本店営業部への用事にも利用できます。

首都圏バス公団1管区営業所(バンケン区)は今回の延長開業を受け、ドンムアン空港とセナニコム駅を結ぶエアポートバス[A1]の支線系統を開業しました。従来は、空港敷地外のウィパワディランシット通りに面したバス乗り場から[59]を利用する必要がありましたが、空港敷地内での乗車が可能になり利便が改善します。セナニコム駅行きは日中1時間2本程度の設定で、車両の正面に黄色の札が掲げられます。

なお、外国人は[A1]モーチット駅行きとセナニコム駅行きを間違えて乗ってしまっても大丈夫です。BTSパホンヨーティン線は、カセサート大学駅の次がセナニコム駅で、モーチット駅はそこからさらに4駅あります。セナニコム駅から乗った方が始発駅に近く、座れる可能性が高まります。また従来通り[59]でカセサート大学駅、セナニコム駅に出ることもできます。

2019年9月16日月曜日

新世代車は水色!首都圏バスの世代交代が本格化

首都圏バス公団(BMTA:ホイクワン区)が10年来の懸案としていた大型バス車両の代替が本格的に動き出しています。1990年代前半に投入され新造後30年近くを経ていた旧世代の青色急行(エアコン)車は一掃され、1990年代後半から2000年代初めにかけて納車されたオレンジ色の急行車両も数を減らしています。それらに代わってBMTAの次代を担うのは、水色一色の中国製エアコン車です。

高速道路経由でトンブリ南部と中心街を結ぶ[138][140][141]を擁する5管区営業所(バンクンティエン区)は、BMTAの中でも新車がいち早く入ることで知られています。中国製ワンステップバスが実験的に投入された2011年には[76][140][141]が置き換えられましたが、今回はまず[138]が新車に置き換えられました。


1管区営業所(バンケン区)の最主力としてBMTAの収益改善に貢献する[A1](モーチット駅~ドンムアン空港)も新車に入れ替わりました。今回の新車は前中扉間ノンステップという日本でもすっかりお馴染みの内装で、荷物の多い空港利用客にも好評をもって受け入れられています。

一方で、すっかり前世代となったオレンジ色の急行車は、2000年代に青色が主力だったり、非冷房の赤バスしかなかったりした路線に転出しています。3管区営業所(サムットプラカン市)の[25]は、2010年前後に青色急行が全廃となり、以後10年近く赤バスだけが運行されてきましたが、今回オレンジ色急行車が他の路線から転入し、体質改善が図られました。

2019年9月14日土曜日

あの台北大旅社がフルリノベーション!!

2015年5月、惜しまれつつ50年に渡る営業を終えた台北大旅社(ポンプラップ区)。6階建ての建物は取り壊しの可能性もあったものの、3年半もの期間をかけたフルリノベーションの末、以前よりもランクアップしたホテルとして再オープンしました。

『W22 Hotel by BURASARI』。これが新しいホテルの名前です。えっ?どこかで聞いたような感じ? まさかスクンビットにある『S15』『S31』などを運営するグループが手掛けているのか?と思われた方もおられることでしょう。新たな運営会社となったブラサリグループ(サームパンタウォン区)は、ヤワラー通りの高級ホテル『シャンハイマンション』を既に運営しているほか、南部プーケット島の『ブラサリリゾートプーケット』(プーケット県カトゥー郡)を旗艦とし、さらにラオスでも複数のホテルやスパを運営している新興のリゾート企業です。

台北大旅社は1965年(仏暦2508年)にオープン。2000年代後半には1泊400Bt.、2010年代に入ってからも1泊450~550Bt.という料金で古くからのバンコクを知るコアな旅行者に支持されてきました。台北大旅社時代にも何度か客室内は改装されていて、末期には全室にエアコンや衛星テレビも置かれるなどカオサンのゲストハウスと比べたら全然高いレベルを維持していたのですが、今回のリノベーションでスクンビットやシーロムの中級ホテルにも引けを取らないレベルまで引き上げられました。ただ、バスタブはこれまで同様設置されていないので、バスタブがないとダメという方には無理です。

料金は、AgodaやBooking.comなどの予約サイトを経由すると1泊4,000円程度です。

2019年8月28日水曜日

「電子タバコ違法」のタイで罰金を取られた!

紙巻きたばこに代わって、西側先進国で普及が進んでいる電子タバコ。しかし、東南アジアの一部の国では禁止されているといい、持ち込んだだけで罰金を請求されたり、下手に吸うと投獄されたりするケースもあるとか。

(この項、世界のタズヤン®さん/バンラック区 からの投稿です)
バンコクで風俗店を経営しておりますが、常連のお客様から僕宛に報告がありました。8月にタイを訪れた時に、店から近いスクンビット24パクソイの路上でglo(グロー:ブリティッシュアメリカンタバコ)を吸っていたところ警察官に呼び止められたといいます。

「加熱式タバコはタイでは違法だ。逮捕して2日間拘束、巨額の罰金も払ってもらわないと永久にタイに来れなくするぞ」

交渉の末に5,000Bt.と1万円を支払ってその場での処分は免れたとのことですが、この金額で収まるのは大変珍しいそうです。皆さんもお気を付けください!

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バンコク首都圏内やチョンブリ県、プーケット県など外国人が多い場所では担当警察官の賄賂欲しさもあり、厳しい取り締まりが行われています。中でもパタヤビーチを所轄するパタヤ警察署(チョンブリ県バンラムン郡)は特に厳しい模様で、バービアでIQOSを使っているのを見つかり罰金10万Bt.(約33万円)を請求され、減額交渉したものの担当官が一歩も引かず結局満額支払わされた人を見たという書き込みがFacebookに寄せられています。

税関局(クロントイ区)によりますと、IQOS(アイコス:フィリップモリスジャパン)やプルームテック(JT)、gloといった加熱式タバコや、Vape(ベープ:但しフマキラー(東京都千代田区)の電気蚊取り製品とは異なる)などと通称される液体式電子タバコの類は、関税法(2017=仏暦2560年5月17日官報告示)に基づく手続きを経ずに持ち込まれたものとみなされ、使用はもちろん所持しているだけで刑事処罰の対象になります。

罰則は、密輸とみなされた場合が10年以下の懲役または購入価格の4倍を上限とする罰金(併科も可能)、禁制品輸入と判断された場合がやはり10年以下の懲役または50万Bt.以下の罰金(併科も可能)となっています。

また、税関局とは別に商業省(ノンタブリ市)からも2014年12月の時点で電子タバコ類を禁止とする通達(日本の省令に相当)が出ており、こちらの罰則も関税法の禁制品輸入と同じく、10年以下の懲役または50万Bt.以下の罰金(併科も可能)となっています。

2019年8月16日金曜日

「台北旅社の怪人」岡本朋久さんが自決していた

2018年9月、茨城県取手市東のマンション『ドミール東』8階の踊り場から、男性が飛び降り自殺を図りました。男性は病院に運ばれたものの、死亡が確認されました。男性は持っていた運転免許証から、近くに住む岡本朋久さん(58)と判明。

…何、岡本? どこかで聞いた名前だと思って調べたところ、弊誌永遠名誉董事長・クーロン黒沢のDVD『やさぐれ旅行人DJ北林』8章に登場した、元外こもりすとの「岡本先生」であることがわかりました。

岡本さんは1960年(昭和35年)、取手市生まれ。日大卒業後、80年代後半に結婚し子供をもうけたものの、1990年代以降日本での居場所を失い、株式投資で日々の生活費を得ながら、バンコク・ヤワラーの台北大旅社(ポンプラップ区)に長期滞在していました。この時の思い出は『DJ北林』8章で90分にわたって語られ、また滞在中にとりとめもなく書いたメモがクーロンの手により発掘され『真夜中のバンコク 買春親父の記録ノート』として公開されています。

その後、タイのビザ情勢の変化や資金面の問題などで本帰国し、当時カオサンにいた董事長ふくちゃんと会うことは一度もありませんでした。帰国後は取手市の自宅で一人暮らしをしていましたが、厭世観に苛まれて何度も自殺を試み、その度に死にきれないということを繰り返していたと言います。そして、2018年9月、ついに死に切るために岡本さんは自宅のすぐ隣にある8階建てマンションの最上階から身を投げてしまったという訳です。しかしどういう訳か所轄の茨城県警察取手署は事件を公表せず、茨城新聞など地元のマスコミでも報道されませんでした。このため、過去に自殺や孤独死が起こった住宅、いわゆる「事故物件」の存在を公開し不動産業界関係者から恐れられているWebサイト大島てるでも確認が出来ない事態に。岡本さんはこのまま社会から葬り去られてしまう可能性すらありました。

それから暫くして、クーロンが連絡を取ろうとしても電話に出なかったため、ご親族に連絡したところ既に亡くなっていたと知らされました。

岡本さんの死については、5月18日に東京で行われた『大浮遊会2019』の席上、クーロンより発表されました。また、クーロンが主宰している電子雑誌『SIX SAMANA』では、8月15日発売の第34号を追悼号としました。

2019年8月10日土曜日

BTSパホンヨーティン線最初の区間が開業!モーチットは途中駅に

BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、MRTA(都市鉄道公団:ホイクワン区)と共同でスクンビット線モーチット駅から先の『パホンヨーティン線』と通称される北側延長区間の建設を進めてきましたが、その1期部分となるモーチット~ラップラオ五差路(チャトチャック区)間が先行して営業を開始することになり、8月9日(金)にプラユット・チャンオチャ首相を迎えて記念式典が行われました。これにより、BTS開業以来北側の終点であり続けたモーチット駅は21年目にして一途中駅になりました。

ラップラオ五差路駅は、モーチット駅から北に1Km程行った、パホンヨーティン通りとウイパワディランシット通り、それにラップラオ通りが交差する『ラップラオ交差点』の北側、セントラルプラザ・ラップラオ前にあります。MRTブルーラインのパホンヨーティン駅とも近く、乗り換えできるとの案内もなされています。

今回の開業に伴い、南側延長2期部分のケーハ駅(サムットプラカン市)までスクンビット線・パホンヨーティン線全線を直通する電車の運転もスタートしますが、当分の間は直通電車の運転時間が限定されます。

特に電車の運転間隔が短くなる平日のラッシュ時間帯は、ラップラオ五差路~サムロン(サムットプラカン市)間をコア区間として最小2分40秒間隔で運転しますが、サムロン~ケーハ間は運転間隔が長くなるため、この区間のみの折り返し運転とします。従って、サムロンから先のパークナム・ケーハ方面に行かれる方はサムロン駅で乗り換えとなります。

運転間隔に余裕のある平日の昼間と、週末には全線直通電車が運転されます。また同時に、これまで臨時電車とされていた各始発駅5:15発の電車が定期化され、BTSスクンビット・パホンヨーティン線の営業時間は始発駅発車ベースで5:15~24:00となりました。