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2021年3月5日金曜日

[132]民間事業者が撤退、公団へ全面移譲

首都圏バス公団3管区営業所メガバンナー車庫(サムットプラカン県バンプリ郡)は5日から、それまで運行していた民間委託事業者に代わって[132](プラカノン警察署~ケーハバンプリ)の運行を開始しました。

[132]はBTSスクンビット線とバンナートラート通りの西半分を結ぶ路線で、バンコク首都圏バンナー区、サムットプラカン県バンプリ郡・バンサオトン郡からウドムスック駅やオンヌット駅で乗り換えてバンコク首都圏中心部へ向かう通勤者に欠かせない重要な生活路線です。しかし、長く白やピンク色に塗られた民間委託事業者の非冷房(普通)バスや、黄色の塗装を纏った公団払い下げの初期エアコンバスが運行しており、2000年代までは赤とクリームのツートンに黄色の帯を巻いた民間委託の赤バスも存在していました。

今回、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに伴うセミロックダウンでこれまでの民間事業者の経営が立ち行かなくなったものと推測されますが、民間委託最大手のスマートバス(チャトチャック区)ではなく、公団に引き継がれたのは、沿線にメガバンナー車庫が存在することが最大の理由とみられています。2013年のメガバンナー車庫開設以来、[2][23][206]などのメガバンナー発着便が次々と設定され、バンナートラート通り西半分は公団バスの牙城となっています。ここに今回[132]が加わることで、メガバンナーよりも東のバンサオトン郡内と首都圏中心部を結ぶ路線バスは大きく体質改善します。

2020年12月17日木曜日

BTSパホンヨーティン線全線開業!新交通「ゴールドライン」も

BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、BTSパホンヨーティン線の最後の延長区間となるワットパシーマハタート(バンケン区)とクコット(パトゥムタニ県ラムルッカ郡)の間と、シーロム線クルントンブリ駅(クロンサン区)から分かれる中量軌道系輸送(APM)『ゴールドライン』の2路線を同時に営業開始しました。これにより、1999年の1期開業から22年目でBTSスクンビット線・パホンヨーティン線の全線が完成。同時にBTSはバンコク首都圏の北隣のパトゥムタニ県にも進出しました。

BTSパホンヨーティン線は、都市鉄道公団(MRTA、ホイクワン区)との共同事業で建設が進められ、今回はワットパシー駅から北に9.9Km延長。新たに7つの駅が開業しました。ワットパシーから順にパホンヨーティン59、サーイユット(バンケン区)、サパンマイ、プミポン病院、空軍博物館(ここまでサーイマイ区)、コーポーオー交差点(ドンムアン区)の6つの途中駅を経て、終点のクコット駅に達します。

サパンマイ駅は、ラムルッカやサーイマイ区、クロンサムワ区方面へのバスに乗り換えが可能で、バンコク首都圏最北部の新たな交通の要衝が誕生します。

プミポン病院駅はその名の通り、ラマ9世プミポン先代国王の本名を冠した空軍所管総合病院の最寄り駅。その次の空軍博物館駅で降りると、大東亜戦争期に日本から供与された「立川九九式高等練習機」など往年の名軍用機が展示されている博物館へアクセスできます。

バンコク首都圏最後の駅となるコーポーオー交差点駅も、BTSとバスの乗り継ぎで欠かせない地位を築くことになりそうです。ランシットやナワナコン、アユタヤ県方面、またランシット乗り継ぎでオンカラック、ナコンナヨク県方面へ向かうお客様は、ここで[34][39][503][522]に乗り換える必要があります。クコット駅でもランシット行きのバスはありますが、乗り換えできるバス路線自体わずか3路線しかなく、そのうち首都圏バス公団(BMTA)のバスは[543]1路線だけです。

コーポーオー交差点駅の先で線路はパホンヨーティン通りを離れ、ラムルッカ通りを一路東へ。BTS全線の中でもっとも長い駅間距離2.6Kmを走って、終点のクコット駅に到着します。

一方、ゴールドラインは首都圏政庁(BMA:プラナコン区)の外郭団体『クルンテープタナコム』との共同事業。シーロム線のクルントンブリ駅(クロンサン区)から分かれて、トンブリ中部のチャオプラヤ川沿いに作られたショッピングセンター『The Icon Siam(アイコンサイアム)』との間を結ぶわずか1.7Kmの路線です。1.7Kmというのは、日本の私鉄で最も短い芝山鉄道(千葉県芝山町)の2.2Kmよりさらに500mも短く、JR鶴見線の『大川支線』こと、安善~大川間(横浜市鶴見区)とほぼ変わらない距離です。当然、BTSスクンビット線(パホンヨーティン線含む)・シーロム線で使っている電車では輸送力過剰になるとみて、シンガポールのLRTや日本の新交通システムに相当する無軌条ゴムタイヤ駆動の小型車両を導入しました。

ゴールドラインの駅はクルントンブリ以外に2つ。1つ目のチャルンナコン駅(クロンサン区)がこの路線の最大の目的である、アイコンサイアムの最寄りです。チャルンナコン駅を出ると、すぐに終点のクロンサン駅。トンブリ地区有数の大規模公立病院、タクシン病院の最寄り駅となります。BTSCは当初、チャルンナコン駅での打ち切りも検討したといいますが、首都圏政庁の意向を受けたタナコム社がタクシン病院まで建設することを事業承認の条件とした模様です。

2020年10月22日木曜日

[29]も公団撤退!ドンムアン⇔ファランポーン直行赤バスが無くなる

首都圏バス公団1管区営業所(バンケン区)は、ランシット支所(パトゥムタニ県タンヤブリ郡)の主力路線[29](ランシット2車庫~ドンムアン空港~ファランポーン駅)の運行を10月31日(土)限りで終了すると発表しました。
公団の監督官庁である運輸省は、バンコク首都圏バスの民間委託体制を見直す過程で1路線ごとの運行事業者を1社に絞る方針としており、公団と民間委託の両方がある路線では公団1本にするか、民間委託のみとするかの選択を迫られています。既に、5管区営業所の[75]と7管区の[203]の2路線で公団が撤退しており、逆に3管区営業所の[2]はオレンジ色のミニバスが撤退させられて公団1本になりました。

[29]はBTSラップラオ5差路駅(チャトチャック区)とZEERランシット(パトゥムタニ県ラムルッカ郡)の間を、ウイパワディランシット通り経由で走る路線です。ドンムアン空港すぐ前のバス停からBTSモーチット駅や遠くMBKセンター、ファランポーン駅(パトゥムワン区)まで乗り通す外国人旅行者も多く見られ、古くはジミー金村さんが『バンコクカオサンプー太郎読本』(双葉社)の中で取り上げた路線の一つでした。また公団赤バス以外に、民間委託の白バスも走っており、チャトチャック区やラクシー区、ドンムアン区といった首都圏北部と中心街を結ぶ重要幹線として多くの市民に利用されてきました。

2010年に民間バスの新規事業者『プレミアムマネジメント』が参入したことで公団の運行は縮小し、2013年には[A1](モーチット駅~ドンムアン空港)の登場で空港直行の利用者がそちらへ流れ出します。ウイパワディランシット通り周辺には公団のみが運行する他路線として[59][510]があり、また空港東側のパホンヨーティン通り経由でモーチットとランシットを結ぶ[34][39][503]などの路線も充実。2021年にはMRTレッドラインの開業も控えているため、[29]を民間に任せても影響は少ないと判断した模様です。11月1日以降は、民間委託バス最大手のスマートバス(チャトチャック区)が全便を担当します。

公団が[29]から撤退した後、ドンムアン空港前を通る赤バスは[59](ランシット~バンケン車庫~王宮前広場)[95ก](ランシット車庫~ソイハッピーランド)の2路線だけとなります。どうしても赤バスでモーチット駅や戦勝記念塔(ラチャテーウィ区)まで行きたい場合は[59]の一択となり、戦勝記念塔から先のMBKやファランポーン駅へはバンケン車庫やBTS第11軍管区前駅で[34]に乗り換えが必要です。

なお[59]は第11軍管区前駅で、[95ก]ワットパシー駅でBTSパホンヨーティン線に乗り換えができます。

2018年11月29日木曜日

[2]にエアコンバス導入!老朽赤バス一掃か

首都圏バス公団3管区営業所(サムットプラカン市)は、旧市街中部とスクンビット通りを結んでいる主力路線[2](サムロン車庫~パーククロン市場)に史上初となるエアコンバスを投入しました。

従来は、路線のほぼ全区間で並行する[511](パークナム1車庫~新南バスターミナル)が急行(エアコン付き)専用であることに配慮して、非冷房の赤バスだけが運行されてきました。2007年から2016年まで続いた赤バスの無料運行でも、多くの庶民が日々の通勤通学に利用してきました。

公団は2015年頃から新車を導入して、エアコンバスの世代交代を図る計画でしたが調達を委託した会社が本来の製造国である中国ではなく、マレーシアからの輸入と偽って関税を免れる不正を起こしたとして通関が延期されていました。この度ようやく通関が整い、3管区営業所では[23][142][511]に新車が配備されました。そして、従来この3路線で使っていた黄色急行車両が[2]に転出、新造から30年を経て老朽化が進んだ赤バスを一掃することになったものです。

赤バスは6.5Bt.均一の運賃体系ですが、エアコンバスは6Kmまでの初乗りが11Bt.と2倍近くになり、これまで赤バスを利用してきた層には負担が増すことになります。どうしても非冷房バスを待つという客もおり、[25]など赤バスが当分存続する並行他路線で混雑が激しくなることも予想されます。

またこれに先立って、[2]では2010年の一斉代替以来使われてきた民間委託のミニバスが完全一掃され、公団バスのみの運行となりました。BTSスクンビット線延長2期部分がサムロン駅まで開業したことにより、民間委託便は役割を終える方向と判断された模様です。

2017年8月10日木曜日

竹亭シーロム店が閉店!カオサン以来17年でバンコク撤退

カオサン通りで2000年に創業し、移転も含め都合17年間に渡って日本人旅行者に親しまれてきた日本レストラン『竹亭』(バンラック区)が、8月25日(金)でシーロム通りの店を閉め、歴史に一旦終止符を打つことになりました。オーナーの橋本修一さんがFacebookで明らかにしたものです。

ドゥシタニホテル(バンラック区)1階の高級日本料理店『将軍』に勤務したことのある橋本さんが、同店時代の料理人らを誘って独立した竹亭は、2000年6月にカオサン通りの『ナナプラザイン』(プラナコン区)1階にオープン。当初は日本人バックパッカーの全盛期で、バンコク旧市街地区でまともな日本食が食べられる数少ないレストランとして、連日人が絶えませんでした。
現在の竹亭は2005年8月、シーロム通りソイ10入口の現在地に2号店として開業しました。カオサンの本店にはなかった日本食ビュッフェ(食べ放題)を行うなどの努力で、中心街に勤めるタイ人ビジネスマンにも支持が広がり店としての全盛期を迎えます。

ところが、2009年3月。ナナプラザインの閉鎖に伴いカオサン本店は移転を強いられ、ランブトリ通りへ(前記事「ナナプラザイン、閉鎖」参照)。13年には賃貸契約更新に当たって家賃の大幅引き上げを狙った大家の策略により、13年間続いたカオサンでの営業を止めざるを得なくなってしまいます(前記事「カオサンで13年、竹亭本店が閉店」参照)。橋本さんはバンラック区のBTSサパンタクシン駅近くに後継店舗を確保しようとしたものの、結局オープンできずにシーロム店1店舗で事業を継続します。そして今年7月、3年間の賃貸契約を更新しようとした際に再び大家の家賃値上げ陰謀に巻き込まれ、事実上追い出されることが決まってしまいました。

橋本さんはFacebookのタイムラインに

「17年間店を営んできたバンコクの地を離れ、女将の実家がある中南部のプラチュアプキリカン市へ行く。向こうでの出店をマジで目論んでいる」

と書き込みました。バンコクから国鉄南本線で320km下ったタイ南部の入口ともいえる小さな県都で、橋本さんの新たなる戦いが始まります。

2017年7月22日土曜日

MRTブルーライン1区間延長、パープルラインと接続

MRTA(都市鉄道公団、ホイクワン区)とバンコクエクスプレスウェイ&メトロ(BEM:チャトチャック区、SET上場)は、MRTブルーライン延長区間のうちパープルラインとの接続にかかるバンスー操車場(チャトチャック区)~タオプン(バンスー区)の1駅間について、8月5日(土)から営業を開始すると発表しました。

MRTパープルラインは昨年8月6日に営業を開始していて以来、ブルーラインとの接続を鉄道庁(SRT、パトゥムワン区)の臨時列車と首都圏バス公団(BMTA、ホイクワン区)のシャトルバスに依存してきました。これは、バンスー駅が地下構造なのに対しタオプン駅は高架構造のため、電車が地下を走り終えて地上に出てくる部分の建設に手間取ったのが理由です。この度ようやく工事が終了し、パープルラインの開業1周年となる8月第1土曜日の営業開始が決まりました。

タオプン駅では2階に改札が設けられ、3階にブルーライン、4階にパープルラインの電車が発着します。両線の電車を乗り継ぐ場合、ノーラッチ(連絡改札無し)で乗り換えができます。

なお、この区間の正式開業に伴い現在行われている国鉄列車とバスによるシャトル輸送は前日の8月4日(金)で終了となります。

2017年4月21日金曜日

BTSがついにバンコク首都圏外へ!

MRTA(都市鉄道公団)とBTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、2012年から建設を進めてきたBTSスクンビット線延長2期部分のうち、最初の区間となるベーリン(バンナー区)~サムロン(サムットプラカン市)の1駅間について、4月2日(日)にテスト営業を開始しました。最初の区間の開通から18年目で、BTSはバンコク首都圏外への進出を果たしました。

BTSグループが運営するBTS路線のうち、最初に開業したスクンビット線のモーチット~オンヌット間と、シーロム線の国立競技場~サパンタクシン間は首都圏政庁(BMA)から与えられた事業権に基づいてBTSグループが自社で工事を発注。後から延長された区間はBMAが発注しBTSグループに運営を委託しています。しかし、運輸省は今回開通する延長2期部分についてはバンコク首都圏を出て隣のサムットプラカン県に入るため、国費を投じる必要があるとしてMRTAの管理下で建設するように政策を変更しました。

MRTAは2011年5月にベーリン駅から先、バンプー工業団地までの約18km区間について入札を行いました。既存区間すべての工事を請け負ったゼネコン最大手のイタリアンタイデベロップメント(ホイクワン区、SET上場)から出された随意契約を求めるとも取られかねない陳情を却下。入札の結果、ライバル社のチョーカンチャン(ディンデン区、SET上場)が落札して12年9月に着工。その後も予定していた延長区間の一挙開通ができなくなるなど曲折があったものの、既存路線との接続が容易かったベーリンとサムロンの間の1駅間だけでも部分開通させたいというプラユット軍政当局の意向で、今回の営業開始が決まったものです。

BTSスクンビット線サムロン駅は、スクンビット通りとテパラック通りが交差する3つ角の所に設けられました。地区最大の商業施設であるBigCサムロン店こと、インペリアルサムロンへは歩いて3分程で行けますが、テパラック通りやプーチャオサミンプライ通りといった、スクンビットから分かれていく大通りのソンテウに乗り換える地元民にとって、非常に便利な立地です。

2016年12月28日水曜日

戦勝記念塔からロットゥーが消えた!!

運輸省陸上交通局とコンソン(特急バス公社、どちらもチャトチャック区)は、戦勝記念塔ロータリー(ラチャテーウィ区)を発着していたロットゥー(特急ミニバン)に対し、バンコク首都圏内3ヶ所の長距離バスターミナルへ移転するように命じました。10月25日(火)から、首都圏バス公団(BMTA)管理下の首都圏内完結路線を除いてロットゥーは戦勝記念塔を発着することができなくなっています。

バンコク首都圏と地方を結ぶ特急バスは、方面別に3ヶ所設けられたバスターミナルから発着するのが基本です。しかし、1台15人乗りのトヨタハイエースを主に使うロットゥーは大型バスと比べて機動的に動けるため、市内中心部まで運行されていました。最大のターミナルが戦勝記念塔ロータリーで、BTSや公団バスへの接続が非常に便利なうえ大規模商業施設へのアクセスにも優れているとして発着する事業者が増える一方で、日本のバスタ新宿(東京都新宿区)も真っ青の1日に1,000便以上の発着で、ロータリーにつながるパヤタイ通りとパホンヨーティン通りは激しい渋滞を引き起こしていました。

今回、運輸省ではそれら事業者の管理徹底と戦勝記念塔ロータリーの渋滞緩和、ラマ9世プミポン前国王の崩御に伴う王宮前広場行きシャトルバスの安全確保を目的に、ロットゥー事業者に対して3ヶ所のバスターミナルへ移動するよう求め、従わない事業者は路線免許を取り消すとの強硬な姿勢で移転を迫りました。

中部各県と、北部南方、イサーン南部の各県へはモーチット2出発線ホームの一番端っこに設けられたロットゥー専用の乗り場から発着。チャチュンサオ・チョンブリ・ラヨーン・チャンタブリ・トラート・プラチンブリ・サケオの各県へは東バスターミナル(クロントイ区)、南部北方とサムットサコン・サムットソンクラーム・ナコンパトム・カンチャナブリ・ラチャブリ・ペッブリの各県へは新南バスターミナル(タリンチャン区)を発着するのが基本です。ただし、東部・南部路線の一部はモーチット2からも発着します。

なお、北部及び中部各県行きの路線のうちフューチャーパークランシット(パトゥムタニ県タンヤブリ郡)発着の便と、東部方面行きのバンナー交差点(バンナー区)発着便はこれまで通り、それぞれの場所発着で運行されます。

運輸省では、激変緩和措置として戦勝記念塔とこれら3ヶ所のバスターミナルを結ぶ無料シャトルバスの設定をBMTAに要請。当初6ヶ月間の予定で、シャトルバスが運行されます。

このうち、戦勝記念塔とモーチット2を結ぶ路線は朝5時30分から夜8時30分まで、20分ないし30分間隔で運転。高速道路を経由し約15分で結びます。

2016年7月8日金曜日

MRTパープルライン、8月6日正式開業へ

都市鉄道公団(MRTA)とバンコクエクスプレスウェイ&メトロ(BEM ディンデン区、SET上場)は、日本の資金援助で建設を進めていたMRTチャルンラチャダム線こと、パープルライン(タオプン~クロンバンパイ間21.0Km)を8月6日(土)から正式に営業開始します。

MRTパープルラインは、クロンバンパイ駅(ノンタブリ県バーンヤイ郡)とプラパデーン(サムットプラカン県プラパデーン郡)を結ぶ路線として計画され、今回はそのうちの北半分が先行開通するものです。
先行開通する区間には、途中14箇所の駅が設けられ、ノンタブリ県初の軌道系大量輸送機関として地域の輸送改善が一気に進められます。

外国人が実務的に使えそうなのは、公衆保健省、商業省、財務省宝くじ局(いずれもノンタブリ市)を訪れるときです。公衆保健省は、その名の通り「保健省前駅」下車。商業省、宝くじ局はプラナンクラオ橋駅で降りてサナムビンナーム通り(別名ノンタブリ1通り)を歩き、10分程で着きます。

このうち、商業省庁舎にある商業開発局(DBD)は会社の登記簿に関する案件を取り扱う、日本の地方法務局に相当する組織です。会社の設立や閉鎖(解散)の手続き、外国人のワークパーミット・NON-Bビザ申請に必要な登記関係の書類(日本の登記簿謄本などに相当)を取得する際に、弁護士さん同伴で訪れることもあるはずで、これまでは弁護士さんのマイカーを利用し渋滞に巻き込まれることもしばしばだったのが、ある程度時間が読めるようになります。また、知的財産局(DIP)は日本の特許庁に相当する組織で、製造業関係であれば特許、商標登録、意匠登録などでお世話になる可能性があります。

ただし、バンコク首都圏側の終点であるタオプン駅(バンスー区)とMRTブルーラインの終点バンスー駅の間は約1km離れており、ブルーラインを1駅間だけ延長開業することも検討されましたが結局断念となり、2019年に予定されているブルーライン全線開業までは、首都圏バス公団(BMTA)と鉄道庁(SRT)に依頼して両駅間をつなぐ暫定的なシャトル運行を行います。このため運賃もブルーラインとパープルラインは別建てとなり、通し購入はできません(ICカードは両路線で利用可能)。

2016年6月18日土曜日

エカマイ4時発トラート行き特急バスが廃止

コンソン(特急バス公社、チャトチャック区)は、[41]エカマイ(3号線経由)トラート行きを6月9日(木)の運行を最後に廃止しました。エカマイ(東バスターミナル)を早朝に出発するタイ東部方面への貴重な足だっただけにタイ人からも惜しむ声が上がっているといいます。今後、エカマイでは23時30分から5時まで出発バスがなくなり、外国人がどうしても深夜に移動するのであればタクシーを使う必要があります。

[41]は、スクンビット通りこと国道3号線を忠実にたどっていく路線でした。バンコク・エカマイからチョンブリ市、シラーチャ市、パタヤ市を経て海軍最大の軍港サタヒップ(チョンブリ県サタヒップ郡)で左折、重化学工業の拠点マプタプット(ラヨーン市)、ラヨーン中心部を経てチャンタブリ市を経由、東部のカンボジア国境に近いトラート市までを結ぶ総延長約300kmのルートで、国道344号線の開通に合わせて設定された[914]バイパス経由チャンタブリ線、[917]トラート線が主役となる前は、チャンタブリ県やトラート県とバンコク首都圏を結ぶ大動脈でした。さらに、国道34号線(バンナートラート通り)が開通する以前の1970年代はパークナム(サムットプラカン市)も経由しており、ウタパオ飛行場(ラヨーン県バンチャン郡)も含めたタイ軍の最重要基地同士を結ぶベトナム戦争出撃兵たちの足としても大切な存在でした。

2000年代前半には毎日5往復が運行されていましたが、2010年代に入ってロットゥー(特急ミニバン)による多頻度輸送がバンコクとタイ中部を結ぶ都市間輸送の主役となったことから徐々に本数が減っていきました。そして、2015年1月のダイヤ改正でエカマイを午前4時、トラートは正午に出発する毎日1往復の運行にまで縮小しました。しかし、[48]パタヤ線や[36]サタヒップ線の始発便よりも前に出発することから、前夜の最終バスを逃して一刻も早くシラーチャ・パタヤ・マプタプット方面へ帰りたいというワーカーや、サタヒップへ急ぐ必要のある海軍関係者などに利用されていました。

今後、エカマイ発でシラーチャ([37])、パタヤ、サタヒップ、ラヨーン([35])方面への始発バスは午前5時に統一され、4時台発車のバスはなくなります。

2015年9月21日月曜日

ビザランナーはラオスを目指す!?

移民庁3管区総合事務所(ラクシー区)は、8月17日にバンコク・ラチャプラソンで起こった爆弾テロ事件を受けて、陸路国境検問所の取り締まりを強化しています。

建前上は、外国人がタイに陸路で出入国するにはビザが必要です。今回は、犯人グループのうちの中国人メンバーがロンクルア国境検問所(サケオ県アランヤプラテート郡)から入国する際、審査官に賄賂を渡すという不正な方法でビザなし入国していたことが判明したとして、陸路国境を通過するすべての外国人を徹底的に審査することにしたものです。

バンコクから最も近いミャンマー国境の一つ、サイヨーク国境検問所(カンチャナブリ県サイヨーク郡)では、9月12日(土)からビザなしおよび正規観光ビザを所持する外国人の出入国手続きを一時停止しているとの報告がありました。現在はタイ・ミャンマー両国の国民か、外国人はタイのノンイミグラントビザとリエントリーパーミットを持っている人のみ、国境通過ができる状況です。

カンボジア国境のバンレム検問所(チャンタブリ県ポーンナムロン郡)とバンパッカード検問所(チャンタブリ県ソイダオ郡)でもビザなしでの出入国が厳しくなっており、両検問所への日帰りツアーを行っているツアー会社は14日(月)からビザなしでの再入国を希望する人について、新規の申し込みを停止しました。さらに18日(金)からは正規観光ビザでの出入国もできなくなっているといい、ビザランを希望する外国人は、管区の異なるタイ北東部のラオス国境に向かわざるを得なくなっています。

4管区総合事務所(ナコンラチャシマ市)は9月20日現在、管下の国境検問所に対して通常通りの業務を行うよう指示しており、在ビエンチャンタイ大使館領事部やサワンナケット総領事部も平常通り業務しています。

ノンカイ国境に最も近いウドンタニ空港へは、ドンムアン空港からノックエア(DD=NOK チャトチャック区、SET上場)が毎日8往復、タイライオンエア(SL=TLM、ドンムアン区)は毎日5往復、タイエアアジア(FD=AIQ)も毎日2往復を運航しており、どの会社でも前日までに予約すれば2,000Bt.前後で往復できます。

ウドンタニ空港と泰寮第1友好橋検問所(ノンカイ市)の間には直行のロットゥー(片道200Bt.)があることから、バンコク首都圏内発でバンレム検問所を往復する日帰りのビザランツアーとそんなに変わらない料金で移動ができ、特にノックエアとタイライオンエアのドンムアン発早朝便はビエンチャンでの正規ビザ取得にも便利なスケジュールが組まれています。

DD9200 DMK0550~UTH0655 DAILY
(機材はB738 エコノミークラスのみ189席)

SL8600 DMK0555~UTH0655 DAILY
(機材はB739ER エコノミークラスのみ215席

2015年8月20日木曜日

ウドムスック駅行きエアポートバス[A3]新設!

首都圏バス公団3管区営業所メガバンナー支所(サムットプラカン県バンプリ郡)は、9月1日(火)からスワンナプーム空港とBTSスクンビット線ウドムスック駅(バンナー区)を結ぶ新路線[A3]を運行すると発表しました。

バンコク首都圏南東部のバンナー区やプラカノン区は、エアポートリンクの恩恵を受けにくい位置関係にあります。2006年のスワンナプーム空港開港時には[552](スワンナプーム空港公共バスセンター~クロントイ車庫)とエアポートエクスプレスこと[AE3]が設けられたものの、[552]はすぐにオンヌット駅までに短縮の上小型のロットゥーに切り替えられ(前記事「空港バス路線の多くがロットゥーに代替」参照)[AE3]は2011年5月31日限りで廃止されています。

今回は、1管区営業所(バンケン区)が昨年から担当している[A1](ドンムアン空港~モーチット駅)[A2](ドンムアン空港~戦勝記念塔)が好評のため、空港から比較的近いにもかかわらずアクセスが不便なバンナー区との間でも同様のサービスを行うことにしたもので、[AE3]を公団の手で事実上復活させるとも言えるものです。

運賃は片道30Bt.で、[552]のロットゥーと同等に設定されました。始発は午前6時、終発は20時30分としています。

(8月28日追加)
3管区営業所本所(サムットプラカン市)は車内告知で、運行開始を延期すると発表しました。[552]を運行している民間事業者から抗議があったものと見られています。

(9月24日追加)
3管区営業所本所から再度発表があり、10月1日(木)から運行を開始することになりました。

2015年6月8日月曜日

「ビザなし1年90日ルール」抜き打ち決行か!?

プラユット軍政当局に代わった後の昨年8月に導入された厳格な出入国規制で、割を食うのはビザなしでの在留が長いASEAN域外からの外こもりすとです。実際に、空港でビザなしでの在留日数をチェックされ、入国拒否や次回からのビザ取得を求められる外国人が相次いでいます。

董事長ふくちゃんは、5月末にドンムアン空港から入国したある日本人の方に話を聞くことができました。この方は昨年、日本の会社に籍を置いてタイ以外の国での活動を長くするようにはしたものの、拠点は今まで通りタイに置いているのである程度のビザなし在留が必要だといいます。ところが、今回タイに戻る際の入国審査で担当官に

「ビザなしでの在留は1年間に90日以内だ。貴殿はこの日数を超えているので次回からはビザが要る」

と言い渡されたとのことです。

これが本当だとすれば、10年前の2006年に行われた「6か月90日ルール」前記事「タイのビザ制度に大きな変更」参照)よりもさらに厳しい規制が実行に移されたということになります。

在タイの日本人フリーライター、高田胤臣さんは昨年9月、日刊SPA!(扶桑社) に寄稿した記事の中で

「年間を通して4回まではビザなしでの出入国が認められる」

という移民庁パークナム現地事務所(サムットプラカン市)担当官の声を伝えています。これだけでも大変厳しいのですが、高田さんが取材した事務所はバンコク近郊県などタイ中部を管轄する3管区(総合事務所はガバメントコンプレックスB棟3階=ラクシー区)に属しており、飛行機での出入国を取り仕切る2管区(ドンムアン区)や、マレーシアとの国境を所管する6管区(ソンクラー市)などとは別の基準があるといいます。空港での出入国がほとんどを占める日本人は、空港から出入国するのであれば、あくまでも2管区総合事務所の裁量基準に従わなければなりません。

高田さんによりますと、年間を通して4回の出入国というのは、片道ごとに1回として計算されるとのこと。つまり、ビザなしで1回入国した人が、空港や陸路国境検問所からそのまま出国すると、2回出入国したことになり、あともう1往復しかできないという計算になってしまいます。

ところが、バンコクで発行されている日本語フリーペーパー『タイ自由ランド』に広告を掲載しているビザ取りツアー業者は、

「空港からのビザなし入国であれば当社の国境日帰りビザランツアーを2回まで利用可能になった」

と記述しています。この通りに利用すれば、

 空港からビザなしで入国(1回)
→ビザランツアーに参加し出入り(往復2回)
→2度目のビザランツアーに参加(往復2回)
→正規ビザ取得のため出国(1回)

の合計6片道まで出入国できることになり、高田さんが取材した担当官の言う年間4回を上回ります。

この業者はバンレム検問所(チャンタブリ県ポーンナムロン郡)を経由して客の出入国をさせていますが、検問所のあるチャンタブリ県はパークナム事務所と同じ3管区に属しています。ツアー業者が現地事務所から便宜の供与を受けた可能性があり、個人で行っても同様の基準で出入国できるかは不透明です。

また、4管区総合事務所(ナコンラチャシマ市)は、メコン川に沿って長い国境線を有するラオスからの不法入国者に対応するため、パスポートを所持するラオス国籍者の入国には特に神経を使っているといい、一部では18歳未満のラオス人が1人でタイに入国しようとした場合、拒否されるという報道もあります。

6管区総合事務所の基準では、陸路入国が多いマレーシアとシンガポールの国籍者のみ、1回につき2泊3日までの在留であれば何回でも出入国ができる模様。ラオスやミャンマーと違い、国境周辺の県のみ移動が可能なボーダーパスではなくパスポートを取る人がほとんどを占めるのが理由です。特にシンガポールは、日常的にマレーシアとの国境通過が行われるので、パスポートがないと話になりません。

担当官と管区によりころころ基準が変わるのでは、自衛するべき我々在タイ外国人も大変です。この男性は、近日中に在ビエンチャンタイ大使館領事部へ初めての正規観光ビザ取得に向かうとのことでした。

2015年4月10日金曜日

スワンナプーム駅に市中レートの両替屋が2軒登場

スワンナプーム空港(サムットプラカン県バンプリ郡)内の外貨両替業務は、開港以来タイ国内の2つの商業銀行による寡占制度が採用されてきました。しかも、この2つの銀行共に市中の両替所や支店のレートに比べ、10%も悪いレートが設定されており、例えば市内が10,000円=3,000Bt.だったと仮定すれば、空港では10,000円=2,700Bt.になってしまいます。

そこで、エアポートリンクを運営するSRTET(ホイクワン区)はAOT(空港公社)の管轄を離れる自社エリアに民間の外貨両替専門会社を導入することにしました。エアポートリンクの駅構内であれば、市中と同一のレートで交換させることができ客に有利と判断したのです。

事業者公募の結果、民間外貨両替最大手の『スーパーリッチ1965』(パトゥムワン区)と、地元のバリュープラスの2社が選ばれ、営業を開始しました。このうちスーパーリッチ1965は、支店用レートと呼ばれる市内の小さなブースと同じレートを採用しており、ラチャダムリの本店と比べると10,000円につき10Bt.から20Bt.前後悪くなっています。しかし、エアポートリンクのラチャプラロップ駅で降りて本店まで歩いて行く手間を考えたら、全然有利なことに変わりはありません。

O-Aビザの取得費用(80万Bt.相当)を持ってきていたり、遊びでそれなりの金額が必要などどうしても気になるなら、電車の運賃とホテルのチェックインに必要な1~2万円程度を駅で両替し、残りはタイバーツ満員御礼両替所さんなどをチェックして最も有利なところに行くのがベストな選択です。2万円両替しただけでも、500Bt.も受け取りが違ってきます

2015年3月31日火曜日

エアポートリンク午前0時台に2本増発!エクスプレスの代替

エアポートリンクを運営するSRTET(ホイクワン区)は、今年1月からエクスプレスライン(急行電車)の日中の運転を取りやめました。これに伴う措置かは不明ですが、スワンナプーム駅発午前0時台に2本の電車を増発、シティライン(各駅停車)の運賃で途中ノンストップという特殊な運転をしています。

シティラインの最終電車はこれまで午前0時となっていました。以前は、その後に0時9分発のマッカサンエクスプレスが設定されていた時代もありましたが、マッカサンエクスプレス自体が今年1月から運行されていないため、代わりにBTSと接続する終点のパヤタイ駅(ラチャテーウィ区)まで行く電車を増発したものです。

増発の電車は、スワンナプーム駅を午前0時15分と0時30分に出発。一時期設定されたパヤタイエクスプレスと同様、途中ノンストップで終点のパヤタイ駅まで運転しますが、運賃はシティラインと同じ45Bt.しか徴収しません。

ただし、両電車ともに最終時刻の関係で、パヤタイ駅でBTSスクンビット線の電車に接続できません(前記事「エアポートリンクからBTSへの最終接続は?」参照)。このため、パヤタイ駅から先への交通手段はほぼタクシーに限られます。公団バス[29][34][59]はありますが、深夜はいずれも60分間隔でしか運転していません。しかし、カオサン(プラナコン区)やシーロム(バンラック区)へはこの最終電車とタクシーを乗り継いでも、全区間タクシーで行った場合の約半額で行けます。逆に、スクンビットのエカマイ以東、特にオンヌットやバンナーでは、最終電車に乗ってパヤタイ駅からタクシーというのは全く意味がありません。

2015年2月18日水曜日

エカマイ~トラート間の公社バス壊滅!民間便で代替

コンソン(特急バス公社、チャトチャック区)は1月28日付で中東部方面の路線のダイヤ改正を行いました。ロットゥー(ミニバン)への代替が進んでいることもあって大幅に減便されており、特にエカマイ発の路線は事実上壊滅となりました。

エカマイとトラートを結んでいた[41](パタヤ経由)はエカマイ早朝発とトラート昼発の合わせて1往復が残るだけとなり、[917](バイパス経由)はチャン島へのフェリーが発着するタマチャート桟橋に直行する1往復だけが存続しています。また、モーチット2発の[9908]も午前中2本と夜の1本だけに縮小されています。パタヤ・サタヒップ経由でチャンタブリ打ち切りだった[42]は運行がなくなりました。

(画像1:エカマイ~トラート線に就役していた公社のバス。減便と共に他路線へ転用された)

[917]には、エカマイを24時に出発する深夜便があり、朝一番でカンボジア国境を抜けようとする外国人バックパッカーも多数利用してきましたが、これも廃止になりました。しかし、民間委託大手のチャチャイツアー(チャトチャック区)は[917]の運行を続けており、エカマイ23時30分発の夜行便も健在(片道254Bt.)。今後、クロンコッコンやシアヌークビルといったカンボジアの沿岸部へ夜行で行こうというバックパッカーは、エカマイを従来より30分早く出る必要があります。

(画像2:チャチャイツアーのトラート行き1等バス。バックパッカーの利用も多い)

2015年2月4日水曜日

国鉄メークロン線減便、観光スケジュールに支障か

鉄道庁(SRT)は、マハチャイ・メークロン線西側のバンレム(サムットサコン市)~メークロン(サムットソンクラーム市)間の運行ダイヤを改正し、1日3往復としました。メークロン駅手前の市場に進入する際に売り物や日除けを片付ける光景が観光名所と化していますが、列車の到着シーンを見て、折返しの列車でバンレムまで乗っていくには、昼過ぎまでにメークロンに到着することが必要になりました。

(画像1:メークロン駅に掲示されたマハチャイメークロン線全列車の時刻表)

バンレム駅発
メークロン駅着
8:05
9:45
12:05
13:45
16:40
18:22


メークロン駅発
バンレム駅着
6:20
8:00
10:20
12:00
14:30
16:12


バンコク・戦勝記念塔そばのロットゥー(都市間ミニバン)乗り場から行く場合、[996]メークロン経由ダムヌンサドゥアック水上マーケット行きに乗るのがベスト。このロットゥーはメークロン市場入口に止まり、歩いて線路に出ることができます。

朝8時のロットゥーに乗って、9時半にメークロンに着けば、9時45分に到着する列車の進入を見ることができます。折り返しの列車は10時20分発。

また、午前11時30分のロットゥーなら13時着で、13時45分着の列車の市場進入を見て、折返し最終の14時30分発の列車に乗って今度は列車の中から市場の様子を眺めるという観光プランができます。

(画像2:メークロン駅に列車が到着した。平日にも関わらず観光客は多い)

あるいは、13時45分着と14時30分発の最終列車の出発を見て、[481]マハチャイ桟橋行きのロットゥーに乗り(30Bt.)、サムットサコン市に移動してウォンウィエンヤイ行きの列車へ乗り継ぐという手もあります。

(画像3:14時30分発の列車がメークロン駅を出発した。これが今日の最終列車だ)

2014年12月14日日曜日

バンコクのタクシー運賃、6年ぶりに値上げ

運輸省は、バンコク首都圏と近県を走るメータータクシーについて値上げを認可し、昨日12月13日(土)付で実施しました。値上げは2008年7月以来で6年ぶりとなります。

《従来の運賃》
乗車距離料金
0~1km35Bt.
1~12km400mごとに2Bt.追加
13~20km362mごとに2Bt.追加
21~40km333mごとに2Bt.追加
41~60km306mごとに2Bt.追加
61~80km266mごとに2Bt.追加
81km以上235mごとに2Bt.追加

《改正後の運賃》
乗車距離料金
0~1km35Bt.
1~10km362mごとに2Bt.追加
10~20km306mごとに2Bt.追加
21~40km266mごとに2Bt.追加
41~60km250mごとに2Bt.追加
61~80km222mごとに2Bt.追加
81km以上190mごとに2Bt.追加

初乗り区間は変更ありませんが、そこから先は平均8%の値上げになるように設定されました。この結果、カオサンからスワンナプーム空港まですべて一般道路と高速道路の無料区間のみを走行した場合、渋滞が全くない状況で230Bt.前後だったのが、250Bt.前後へと上がります。

また、時間距離併用制についても改定されており、時速7km以下での走行が続いた場合これまでは1分につき1.5Bt.だったのが、メーターの上がり方と同じ2Bt.になります。

2014年7月26日土曜日

不法残留者への再入国禁止制度導入へ

移民庁はHPで、オーバーステイ(不法残留)を行った外国人に対してタイへの再入国を一定期間禁じる制度を徹底すると発表しました。8月13日(水)から本格実施となるビザラン全面禁止に関連があるものとみられ、制度本格化を機に正規観光ビザの取得や更新を諦める外こもりすとが出ると見て、その追放に強い態度で臨む姿勢を示しています。

法律自体は、1979年(仏暦2522年=昭和54年)の移民法改正で導入されていましたが、これまでは適用が非常に甘く、長期オーバーステイでも陸路国境で罰金20,000Bt.を納めてしまえば簡単に再入国ができました。摘発されてしまった人も、本国送還になった後パスポートを更新することなく再入国して再び長期オーバーステイに入るケースすらありました。マレーシア航空(MH=MAS)370便消息不明事件で「犯罪者天国」という汚名を着せられたタイにとって、今回のルール徹底は汚名返上に向けた最後のチャンスだといえます。

対象は、90日以上のオーバーステイを行った外国人全員。2004年(平成16年)の入管難民法改正で類似の制度を導入した日本と同様に、現地事務所・国境検問所ないしは収容センター(サトーン区)へ自主申告した場合と、摘発された場合で期間が異なり、摘発された方はより厳しい制裁を科されます。

《自首した場合》

自首までの期間
再入国禁止期間
90日以上1年未満
1年
1年以上3年未満
3年
3年以上5年未満
5年
5年以上
10年

《摘発された場合》

摘発までの期間再入国禁止期間
1年未満
5年
1年以上
10年


《受刑者は最低10年以上》
タイ国内での一般的犯罪により刑務所に収監され、出国できなくなった外国人受刑者は、刑期満了後に移民庁へ引き渡され、強制送還手続きに入りますが、その際移民庁では1年以上のオーバーステイで摘発された者と同等に取り扱うとしており、最低でも強制送還日から10年間の再入国禁止が科されます。罪状によっては、無期限(永久)に延長されることもあります

日本人で無期限の再入国禁止を受けた例としては、1970年代の「玉本ハーレム事件」で話題となった玉本敏雄(たまもととしお)さんがいます。時事通信の報道によると無期限再入国禁止処分は1988年(昭和63年)に解除されていたものの、2003年、カンボジアのビザを更新するためロンクルア国境検問所を訪れた際に偽名(「ぎょくもとまさお」)のパスポートを使ったとして逮捕、強制送還されています。

2014年6月13日金曜日

【速報】夜間外出禁止命令をすべて解除

プラユット・チャンオチャ平和秩序評議会議長(陸軍司令長)は13日午後8時25分から国営ThaiPBSテレビなどで放送された特別番組で、残っていたバンコク首都圏など55県の夜間外出禁止命令をすべて解除すると発表しました。

(画像:特別番組で発表を行うプラユット議長)
13日未明に開幕したサッカーの世界国別選手権、FIFAワールドカップ2014ブラジル大会をテレビ観戦する視聴者を当て込んだ飲食業界などの要望に応えたとみられます。開催国ブラジルとタイの間には10~12時間の時差があり、外出禁止命令の適用時間帯に行われる試合も多いことから解除しなければ多くのレストランやバーが収益機会を失うだけでなく、試合を見られなかった視聴者から平和秩序評議会(クーデター当局)に対する批判が殺到すると判断した模様です。これについてプラユット議長は、

「国民の和解と幸福を取り戻さないといけない」

と理由を述べました。

なお前日の12日には、FIFAワールドカップ2014ブラジル大会のテレビ放送権を掌握していた娯楽大手のRS(チャトチャック区、SET上場)に対し、通信放送政策委員会(NBTC、パヤタイ区)を通じてNCPOが権利料を交付する代わりに全試合地上波テレビで放送するように命令。軍営チャンネル5テレビと傘下の民放局チャンネル7(チャトチャック区)で放送されることになり、視聴者は今日13日午前1時からの開会式と直後に行われたブラジルvsクロアチア戦からテレビ観戦することができました。

また、RSはワールドカップ全試合を見られるという触れ込みで販売した衛星回線用チューナー『SUN BOX』を既に購入済みの視聴者に対して、返金に応じるとも表明しています。