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2023年7月7日金曜日

インドネシアのITガジェット持ち込み事情が改善

インドネシア税関総局は、2021年10月からすべての外国人入国者にオンラインでの税関申告『E-CD』の実施を義務付けました。コロナ禍前の2020年以前は、税関ですべての荷物をX線検査し、一人で多数のITガジェットを持参しようとすると、2台を残して没収された例や、空港でデポジットを払って預かりとなることもあったりしましたが、多くの方が3台以上のスマホやタブレットを持って入国しても、お咎めなく入国できるケースが増えてきています。

E-CDは、入国予定日の3日前以降に、以下のWebサイトにアクセスして登録します。

https://ecd.beacukai.go.id/

専用サイトの1ページ目は、パスポート番号や氏名などの個人情報を入力します。続けて2ページ目は荷物の個数、3ページ目で申告が必要な物品の有無をチェックします。

そして4ページ目が、入国後90日以上経過した後も使い続ける予定のITガジェットに関する申告です。長期ビザ・KITASを保有している外国人が、今回の入国後90日以上経過した後も使い続けるガジェットがあるのであれば、ここでIMEI番号・色・ストレージ容量などの端末特定情報を入力します。ただし、価格がUS$500(約7万円)を上回る場合、関税がかかります。
なお、90日以内に持って帰るのであれば申告は不要で、そのまま次のページに進みます。

最後に、入力内容に虚偽がないことの宣誓にチェックを入れれば、情報入力は完了。税関職員に見せるQRコードが生成されますので、スマホならスクリーンショットを撮り、パソコンから入力した方はコードを印刷します。

後は、当日の入国審査通過後、荷物を受け取ったら税関職員に生成されたQRコードをスキャンしてもらえば、税関検査は終了。多くの方は、これまで難関とされていた荷物のX線検査もなされることなく、出口へ案内されてインドネシア入国となります。



2023年4月13日木曜日

Googleアカウントの乗っ取りは最大のリスク!!

Traveler's Supportasiaは17年目で、最大の危機を迎えました。

サイトの立ち上げ以来、更新に使用していたGoogleアカウントが、ロシアのクラッカー(ハッカー)に乗っ取られ、使用不能となってしまいました。これにより、前のアカウントに連携していた2000本余りの記事を載せたブログが全面的に更新不可能となりました。

これを機に全面リニューアルも検討しましたが、この度アカウントが復旧いたしましたので、更新を再開することに致します。

Androidの登場で、Googleアカウントはインターネットユーザーにとって切っても切れない関係になりました。Androidスマホのすべての機能を使うにはGoogleアカウントが絶対必須です。そのため、万が一に備え、Googleアカウントは最低でも3つ持つ必要があります。メインで使うGMail、スマホアプリの課金に使うGoogle Pay、そしてBloggerにブログをホストしている方はBloggerも、すべて別のアカウントにするのが理想です。

中でも、Google Payを連携するアカウントに、メインのクレジットカードを紐づけてはなりません。iPhoneとAndroidの両方をお持ちの方であれば、普段使いのスマホはiPhoneとし、Androidはサブに。iPhoneには2ファクタ認証を必ず設定してください。こうすれば万が一Apple IDのパスワードを乗っ取られても「許可しない」一発でハッカーの侵入は不可能です。当然その後にパスワードを変更すれば完璧に防衛できます。

メインカードはApple Payのみに紐づけ、QR決済アプリやモバイルSuica・PASMOもiPhoneのみで使用するようにしないといけません。さらにどうしてもの時に備えて、Apple PayにもGoogle Payにも紐づけないデビットカードないしはブランドプリペイドカードをメインのiPhoneで作っておき、そこに十分な残高を入れておくなどすれば、万が一生命線のApple IDが乗っ取られた場合でもカードが再発行できるまでの期間食べつなぐことができ、この上ない安心が得られます。

そして、Bloggerを設置したアカウントは、スマホから更新するとか、余程の事情がない限り、スマホには連携してはいけません。Google Payを別にはできないという方も、GmailとBloggerだけは別にしておかないと、Gmailを乗っ取られたときにBloggerも管理できなくなってしまいます。

ちなみに、ハッカーはGoogleアカウント以外に、Facebook、Instagram、TwitterといったSNS、またAmazonやAliexpressなどの国際通信販売サイト、そしてWISE・Paypalなど国際送金のアカウントを真っ先に狙ってきます。WISEはデフォルトでスマホを利用した2段階認証が行われますので、万が一パスワードを盗まれてもお手元のスマホでログインを拒否した後に、パスワードを変更すれば防衛できます。WISE以外の国際送金をお使いの方も、必ず2段階認証にしてください。

特にPaypalとGoogle Payの連携は不正があったときのリスクが極めて高くなります。PaypalアカウントをGoogle Payに連携すると「事前承認」システムが効いてしまい、その後に不正使用を主張したとしても一切返金されません。さらにPaypalアカウントを解約する際に残高が残っていると、全額Paypalが指定する慈善団体に寄付され、ユーザーには1円も返ってきません。

なお、主要なSNSのアカウントは防衛することができましたので、董事長ふくちゃんの連絡先をご存じの方は今後も他のSNSのメッセージ機能でご連絡くださいませ。

それでは、引き続き皆様にはご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2021年6月17日木曜日

中波民放ラジオ『終わりの始まり』(2)10年後、3局だけになるとは限らない

日本民間放送連盟ラジオ委員会(東京都港区)加盟のAM事業者47社で構成する『ワイドFM対応端末普及を目指す連絡会』は、この度参加事業者の大半が2028年(令和10年)までにFM波へ事業の軸足を移し、AM(中波)放送を将来的に終了する方向で一致したと発表しました。 

具体的には、2023年(令和5年)11月に予定されている次回の無線局免許更新の際に、一部の局がAMを「長期停波」とする実証実験を行います。その後、2028年(令和10年)の次々回の無線局免許更新で、次のいずれかの選択をすることになります。

①AMとワイドFMの主従関係を入れ替える
現在は、AM(中波)が親局で、ワイドFMはあくまでも補完中継局という位置付けです。これを逆にします。即ち、ワイドFMを親局に振り替え、AMが補完局として存続する訳です。この際、AMの中継局がある事業者では、中継局をFMに切り替えるか廃局して親局だけを残すことになります。
②すべてのAM無線局免許を返納し、FMに一本化する
最も多くの局が採るとみられる対応がこれです。首都圏近郊の茨城放送、栃木放送はもちろんのこと、積極的な技術開発とともにFM補完中継局を整備してきた山口放送(KRYラジオ:山口県周南市)はAM全面撤退に乗り気。東名阪の3大都市圏でも元来ラジオ専業の文化放送、RFラジオ日本、ラジオ大阪(OBC:大阪市港区)に加えて、TBSラジオも事実上の「旗振り役」として積極的に検討しているとみられています。
③AM中継局のみ無線局免許を返納する
なお、中継局のみAM放送を廃止し、親局は存続とする選択も十分考えられます。福井放送は、小電力の中継局2カ所を実証実験で停波する意向です。
④AM放送とワイドFMを現状のまま併存する
親局はあくまでAMで、ワイドFMは親局のある大都市周辺のみとし、中継局も含め現状通りAMを中心に事業を継続するもので、HBCラジオ、STVラジオ、ABSラジオの3局がこの形態を取ります。

日本経済新聞(電子版)によりますと、今回、AM長期停波の実証試験では、福井放送と同様に小電力の中継局のみ停波する局が全部で14社、親局もないしは親局しかないのを止めるのが7社あるといいます(具体的な社名は未公表)。このうち、中国放送(RCCラジオ:広島市中区)は

「AM停波の前提となる第1次実証実験(2023年)には参加しない。よって(第2次実証実験が行われるであろう)2025年まではAMが停波するエリアはない」

とプレスリリースで明言しました。ラジオ沖縄(ROK:那覇市)も6月28日午前0時から放送されたBCL向け番組『ROK技術倶楽部』の中で

「第1次実証試験は参加しないが28年にはFM局へ転換する」

と社長が表明したと伝えました。

一方、北日本放送は自社ニュース番組の中で

「KNBラジオはFM局となっても当面はAM放送を補完的に維持していく予定です」

とアナウンスし、①の主従入れ替えを選択する方針を明らかにしました。

態度を明らかにしていない局のうち、茨城放送とラジオ大阪は親局・中継局共に止める可能性が高く、一方、朝日放送ラジオ(ABC radio:大阪市福島区)やMBSラジオ(大阪市北区)はAMを補完局とする「AM併用」に移行する可能性が高いとTraveler's Supportasiaは予想します。

朝日放送ラジオの場合、『基幹放送局の開設の根本的基準』(1950=昭和25年旧電波監理委員会規則第21号)の『低雑音区域』とされる電界強度0.25mVのエリアが、近畿2府4県のほぼ全域に加え、静岡県浜松市から広島市まで東西600Kmもの広範囲に及んでおり、これを大事にしない訳にはいかないのです。

関東のニッポン放送も、電界強度0.25mVのエリアでは静岡県全域をほぼ網羅し、「良好な受信が可能」となる1mVのエリアにも静岡市が含まれるのに対し、ワイドFMでは東部でギリギリ聴けるかどうか。静岡県東部・中部の国道トンネルではニッポン放送のAMの電波が再送信されており、AMを停波するなら再送信を止めるか、ワイドFM対応の機器に更新する必要があります。

また、ニッポン放送とラジオ大阪、和歌山放送(WBS:和歌山市)は現在もAMステレオ放送を実施しており、ステレオ対応の送信機をこのまま使い続けて2023年に親局停波というのも出来ないことはありませんが、今回の実証試験では少なくとも2028年までは非常災害などの際に、何時でもAM放送を再開できる状況を整えておかなければならないといい、 これらの局では1992年以前と同じモノフォニック(モノラル)対応で送信機を更新しなければなりません。

趣味として海外中波局の受信に取り組んでいるBCLの間でも、これまで長年にわたって邪魔をしてきた大電力民放局がFMに移行すれば、更なる成果が見込めるとの喜びの声が上がる一方で、「NHK R1は残るんだからそんなに変わらないのでは」との声もあるなど、意見が真っ二つに割れています。

実証試験の開始までもうそんなに時間はありません。どこの局が停波し、どこが存続を決めるのか。リスナーにとって、今後2年半は期待と不安の両面が募る時間となりそうです。

2021年6月16日水曜日

ニッポン放送も方針転換!!中波民放ラジオ『終わりの始まり』

日本民間放送連盟ラジオ委員会(東京都港区)加盟のAM事業者47社で構成する『ワイド>FM対応端末普及を目指す連絡会』は、この度参加事業者の大半が2028年(令和10年)までにFM波へ事業の軸足を移し、AM(中波)放送を将来的に終了する方向で一致したと発表しました。

連絡会幹事局のTBSラジオ(東京都港区)、文化放送(JOQR:東京都港区)とニッポン放送(JOLF=HappyFM93:東京都千代田区)によりますと、日本国内のAM民放47局中、2028年以降もAM波を中心に事業を展開する方針なのは北海道放送(HBCラジオ:札幌市中央区、札幌証取上場)、STVラジオ(札幌市中央区)、秋田放送(ABS:秋田市)の北日本に位置する3局だけで、他の44局はAM放送を縮小、ないしは終了させる方針です。

1951年(昭和26年)の中部日本放送(現・CBCラジオ、名古屋市中区)の開局以来、10年余りで民放AMラジオ48局(連絡会参加47局+日本短波放送)が出来ました。1970年(昭和45年)からはFMの県域民放局が次々と開局。しかし、1970年代以降の国内AMラジオは局によって韓国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)・中国といった近隣諸国の放送との混信が酷くなってきました。1990年代に混信対策事業として一部でFM波による中継局建設が認められたのを契機に、2011年(平成23年)の地上アナログテレビ終了によって本格的にAMラジオのFM移行が議論されるようになりました。

こうして、2014年12月1日の北日本放送(KNB:富山市)と南海放送(RNB=Fnam:愛媛県松山市)を皮切りにアナログテレビの第1チャンネルとして使われていた90MHz帯がAM放送局の補完波、通称『ワイドFM』として順次開局。2020年3月16日開局のRFラジオ日本(JORF:横浜市中区)を最後に連絡会参加47局のワイドFMがすべて出揃いました。

しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに伴う緊急事態宣言と、それに伴う経済の落ち込みでラジオ局の営業収入が大幅に減少。設備の維持コストや老朽化に伴う更新の問題に加えて、インターネットの進化に伴う”通信と放送の融合”によって圧倒的に低コストなネット配信『radiko』が代替の役割を果たしきれる可能性が出てきたなど技術的な要因もあり、2019年以降、AM放送撤退を真剣に検討する局が出始めます。

茨城放送(IBS=LuckyFM:茨城県水戸市)は、ワイドFM化を契機にやはり関東近郊にある後発局FM富士(JOCV:山梨県甲府市)の歩みを研究して、東京など南関東1都3県へ向けたプレゼンスの強化を図っており、都内では受信状態が安定しないAM放送を一刻でも早く止めたい意向とされます。栃木放送(CRT-FM:栃木県宇都宮市)も同様。また中波での厳しい外国波混信対策が不要になる北日本放送や福井放送(FBC:福井市)といった日本海側の放送局は早々と賛同を決定しました。キー局中最後までAM波堅持を主張し、AM送信所(千葉県木更津市)の電気設備更新工事を進めていたニッポン放送や、送信機の更新を行ったばかりだったCBCラジオもここへ来て、長期的なAM維持を断念せざるを得ない状況に追い込まれました。

2021年2月19日金曜日

Android史上有数の優秀製品は出張者必携!!

弊誌Traveler's Supportasiaが創刊して15年。創刊当初はスマートフォンも無く、携帯電話は2G全盛でブログは街のネットカフェからパソコンで見るのが当たり前でしたが、今やスマホで情報収集から航空券の購入、ホテル予約、さらには決済まで何でもできてしまう時代になりました。

日本はiPhoneシリーズ(Apple)の国内シェアが70%に達する「Apple天国」ですが、海外では逆にAndroid(Google)および互換OSのシェアが80%に達しています。そんな中、海外で利用する専用の端末を持つ人も増えています。弊誌では2017年にヤマダデンキ(群馬県高崎市)が発売したスマホをご紹介しましたが、それから3年半が経過し、格安エントリースマホの決定版とも言える機種が登場。中古価格もこなれ、今こそ買いのチャンスと言える状況になりました。

ファーウェイ(華為技術:中国広東省深圳市)が2018年から19年にかけて発売した『P20Lite』『P30Lite』と、現行の『P40LiteE』がそれです。中古販売大手のイオシス秋葉原中央通り店(東京都千代田区)では、P20Liteが8,980円、P30Liteが15,800円(どちらもBランク)で売られています。

P20LiteはAndroid8.0(Oreo)を搭載し、1つ上の9.0(Pie)にアップデートが可能です。P30Liteは、9.0をベースに開発された『EMUI9』を搭載し、10(Q)までアップデートできます。2021年2月現在、現行のAndroidは11(R)ですので、ほとんどの最新アプリが使えます。古いバージョンのAndroidを搭載するマシンをジャンクで購入して、LINEやWhatsappが使えなくなるという「安物買いの銭失い」には少なくとも2020年代後半まではなりません。ただし、P40LiteEはGoogle Playストアからのアプリ取得に対応しておらず、自社の『Appgallery』を利用するのが基本線です。

カメラはP20Liteが2眼(最大1600万画素級)、P30Lite・40LiteEは3眼レンズ(40LiteEは最大4800万画素級、30Liteは2400万画素級)を搭載します。これだけでも数年前のコンパクトデジタルカメラの性能を上回っており、ミラーレス一眼のサブとしても使いたいという評価が上がるほどの高性能に仕上がっています。外部ストレージもMicroSDカードで、万が一いっぱいになってもほぼ世界中で簡単に調達できます。なお、PLiteシリーズでも40LiteEと併売されている『P40Lite 5G』は、ファーウェイが独自に開発した『NM(Nano Memory)カード』を採用しており、MicroSDカードは使えません。P40Liteが希望機種で、MicroSDが絶対必要という方は、40LiteE一択となってしまいます。

対応周波数帯も幅広く、P20Lite、30Lite、40LiteEともに日本とアジアの多くの国で主流となっているバンドをほぼ網羅。GalaxyS10(サムスン電子)のように日本向けとグローバル向けで対応周波数が異なるということはなく、1台でアジアのどこにいても連絡を取れます。

サムスンGalaxyシリーズの日本向けモデルと違い、おサイフケータイ(楽天Edy、モバイルSuicaなど)は搭載されていませんが、QRペイ(楽天ペイ、alipay、OVOなど)には対応しており、キャッシュレス決済が可能です。もし、モバイルSuica・PASMOが必要なら、Galaxy SシリーズであればS7edge以降、AシリーズはA20以降、またはOPPO(欧珀移動:中国広東省東莞市)の『Renoシリーズ』がお勧めとなります。

3機種の中でも特にP20Liteのコストパフォーマンスの高さは絶賛されています。IT分野の市場調査を手掛けるBCN(東京都千代田区)の調べで19年の日本国内SIMフリー端末販売台数1位を獲得したといい、中古市場に出てくる球数の多さも魅力ある価格を形成する一因となっています。

コロナ後のアジアへ飛び出そうというビジネスマンからバックパッカーまで、絶対手元に置いておきたい1台です。

2021年1月18日月曜日

RadikoPC版アプリの代替を探せ!


日本民間放送連盟(東京都千代田区)加盟県域ラジオ局と広告代理業大手3社が共同で設立した放送ネット配信事業者『radiko』(東京都港区)は、これまでパソコン用の受信ソフト(『radiko.jpガジェット』)を提供してきましたが、昨年11月で配布を終了、1月13日からは既にインストールされているアプリでも放送を聴くことができなくなりました。

これは、radiko.jpガジェットの技術的基礎だったAdobe(アメリカ・サンノゼ、NASDAQ上場)の『Flash』『AIR』が2020年一杯でサポートを終了したための措置です。Adobeでは北米西岸時間の1月12日、まだアンインストールされていないFlash PlayerとAdobe AIRについてコンテンツも含めた動作そのものを許さないとする改変を行う一方、Google(アメリカ・マウンテンビュー)に対してはブラウザ『Google Chrome』に内蔵されているFlash Playerの機能を削除するよう要請していました。これを受けてGoogleは、1月19日のバージョンアップでChromeからFlash機能を削除、全てのユーザーに自動配信を行ってFlash機能を完全一掃する措置を取りました。

radiko.jpガジェットとVPNGateを組み合わせて、radikoプレミアムに加入することなく国内他地域のラジオを聴いたり海外からもアクセスすることが可能だったのですが、今後はいつもお使いのブラウザから開くか、新しい代替アプリを探すかという選択を迫られます。

スマホ版では『radikker』(iOS)、『ラジカッター』『ネットラジオレコーダー』(Android)といった優秀な互換アプリがありますが、PC版はWindows、MacOSともにサービス終了となっているため現状、なかなか難しいところです。とりあえずVPNGateで他地域へ接続した状態でradikoの公式サイトをブラウザから開いてみたところ、地域判定は切り替わってくれたので当面の問題は無さそうですが、メモリの少ないノートや2in1PCでガジェットを使っていた方は、メモリ増設や買い替えなどの手を考えなければならないかもしれません。

しかし、ここへ来てWindowsPC用の優秀な互換アプリを見つけることができました。大阪のノリキスタジオさんが開発されたRadiko Playerがそれです。radikoだけでなく、NHKネットラジオ『らじる★らじる』も1つのアプリで受信できる統合版で、その地域の放送局と今やっている番組のタイトルを一覧して直感的に選局できます。フリーウェアというのも大きな魅力です。
radiko公式サイトはこちらからアクセスできます。万が一の災害時などにご活用ください。

2020年12月29日火曜日

ニッポン放送「AM1242」あと20年は存続へ!

フジサンケイグループのラジオ専業放送局、ニッポン放送(JOLF:東京都千代田区)はこのたび中波(AM)放送の拠点である木更津送信所(千葉県木更津市)に大規模な設備投資を行いました。これにより、木更津送信所から発信されているAM1242kHzの電波は2028年以降も存続することが確定しました。

同局関係者が業界向け専門雑誌『放送技術』(兼六館出版:東京都千代田区)に投稿した論文「ニッポン放送木更津送信所電源設備更新」が28日発売の2021年1月号に掲載され、判明したものです。

ニッポン放送木更津送信所は、1971年(昭和46年)に完成した終段出力100kWという国内民放最強の電波を出す送信所です。1993年のAMステレオ放送開始の際に送信機と電源設備を入れ替え、それが耐用年数を迎える2020年代前半に開設以来2回目となる送信機の入れ替えを予定しているため、その前段階として電源の更新を行ったと記述されています。

早ければ2023年にも一部の地方民放局が「長期停波試験」と称してワイドFMへの一本化を実行に移すことを予定していると伝えられていますが、ニッポン放送は大電力の広域放送局ですので、ワイドFM(93.0MHz)よりも可聴エリアの広いAM放送を無くす訳にはいかないのです(前記事「2030年、民放AMラジオ閉局の嵐が!? (2)実際に閉局できるのは少数!?」参照)。今回の設備更新で、ニッポン放送はワイドFMへの電波一本化を行わないことも事実上決まりました。

2020年10月30日金曜日

古いスマホでLINEが使えなくなる!!

LINE(東京都渋谷区、東証1部・NYSE上場)は、主力のコミュニケーションアプリ『LINE』のサポート対象を見直し、主に2014年以前に製造された古いスマートフォンを切り捨てました。

iOS(Apple:アメリカ・クパチーノ、NASDAQ上場)では9以前、Android(Google:アメリカ・マウンテンビュー、NASDAQ上場)は4.3以前の古いOSを使っているスマートフォンでは、9月30日をもって公式サポートが終了しました。これに伴い、LINEアプリの古いバージョンを提供しているWebサイト『UPTODOWN』でも、バージョン9以前のLINEアプリは10月以降、掲載終了となり削除されました。

iPhoneシリーズの場合、3GSはiOS6まで、4では7まで、4Sは9.2までしかアップデートできませんので、iPhone4S以前の機種を予備機として持っている方は、インストールしているLINEアプリを消さないようにしてください。既にインストールされているアプリは使用できるものの、アンインストールしてしまうと、再度インストールすることはもちろん、別のアカウントでのログインや、別の電話番号で新規登録することも出来ません。

Androidでは、Galaxy(サムスン電子:韓国京畿道水原市、韓国証取上場)は2014年モデルのS4ですと、4.4へのアップデートが用意されています。この二つ前にあたる2012年モデルのS3は、初期OSが4.0.4、アップデートしても4.1までで、4.4には遠く及びません。ひとつ前、2013年モデルのS3αも、初期OSが4.1、アップデートしても4.3までで、4.4へのアップデートはできません。
 

東京・秋葉原のジャンクスマホ専門店『ワールドモバイル』では、日本国内向けのGalaxyS3が2,000円で売られていますが、最早S3以前のGalaxyはカメラや音声通話用として使う以外に道がありません。特に2011年冬モデルとしてKDDI(UQ:東京都千代田区、東証1部上場)から販売された『SII WiMAX』はモバイルネットワークが3G専用のため、2022年3月に予定されているauの3Gサービス終了後は、WiFi・WiMAXでしか使えなくなります。
   
一方、2013年11月にY!Mobile(ソフトバンク:東京都港区、東証1部上場)から発売されたNEXUS5(Google/LGエレクトロニクス)は初期状態が4.4で、6.0までのアップデートが提供されていますので、当分LINEを使い続けることができます。

しかし中古スマホ販売最大手のイオシス(大阪市中央区)では、6.0の後のバージョンであるAndroid7.0を搭載した国産スマホが3,980円で売られているので、できることなら7.0の入ったスマホを購入しておけば、少なくとも4~5年先まではLINEを使い続けることが出来るはずです。

なお、Facebook公式アプリとMessenger、および『Messenger Lite』はまだ当分の間、iOS9・Android4.3以前のOSを積んだスマホでも使用できます。

2020年2月18日火曜日

「0SIM」8月で終了!在外邦人は必ずサービス移行せよ

ソニーネットワークコミュニケーションズ(So-net:東京都港区)は、格安SIM『nuroモバイル』のプランの一つとして2016年1月から提供してきた『0SIM(ゼロシム)』を8月31日限りで終了すると発表するとともに、新規契約の受付を締め切りました。

0SIMは、同じソニーグループのエムオンエンタテインメント(旧ソニーマガジンズ、東京都港区)が発行する月刊『デジモノ×ステーション』2016年2月号の特別付録として2015年12月に初お目見えしました。1か月のデータ伝送量が500MB以下であれば無料、それ以上も5GBまで1,600円(消費税別)というキャップ付き従量制の料金体系でヘビーモバイラーに大きな衝撃を持って迎えられ、一時は新規で受付可能な枠を制限するほどの人気になりました。

しかし、LINEモバイル(東京都渋谷区)がグループのSNS『LINE』で使ったデータ伝送量は無制限でカウントしない方針を打ち出すと、KDDIグループのビッグローブ(BIGLOBE:東京都品川区)はYoutubeやApple Musicなど大容量を伝送する動画や音楽配信サイトのデータを定額料金とする『エンタメフリーオプション』を開発するなどし、次第に0SIMの魅力は薄れていきます。

弊誌Traveler's Supportasiaでは前記事「在外邦人の一時帰国に!0SIMなら500MBまで無料」で、日本に一時帰国する在外邦人がプリペイドサービスや海外でのルーターレンタルに代えて0SIMを使えばお得と書きました。こちらはまだ魅力が残っていましたが、こちらにも競合他社が出てきます。また、外国人向けには日本以外の複数の国でのローミングが可能なプリペイド料金プランが海外キャリアによって開発されていきました。

つなぎ放題を求めるユーザーに対しても、IoTコンサルティング(ロケットモバイル:東京都港区)が伝送速度200kbpsとISDN並みの遅さながらも伝送量無制限を実現した『神プラン』を開発すると、UQモバイル(UQコミュニケーションズ:東京都港区)が速度500kbpsの『データ無制限プラン』、楽天モバイル(東京都世田谷区)は常時最低でも1Mbps出せる『スーパーホーダイ』と対抗馬が相次ぎます。一方でnuroモバイルの通常のプランでも、『Mプラン』の高速データ伝送量は1か月に7GBまで引き上げられ、0SIMよりも多くなりました。こうしてSo-netは格安SIM業界に選択肢を与えるという役割を終えたと判断、0SIMのサービスを終了して既存顧客にはnuroモバイルの通常のプランへ移行してもらうことにしました。

nuroモバイルの通常のプランは、高速データ転送量200MBの『お試しプラン』が1か月300円(音声通話付き1,000円)から、高速転送量2GBの『Sプラン』は1か月700円(音声通話あり1,400円)からとなっており、0SIMユーザーで1か月の転送量が1GB台であれば、Sプランに切り替えたほうがお得になる計算。音声通話付きの番号を維持できればいいという在外邦人は、お試しプランでも十分です。

既存の0SIMユーザーには、6月から8月までの予定でサービス変更を受け付けるとしています。この期間中にnuroモバイルの通常のプランに移行すれば、お手持ちの電話番号は維持できるほか、音声通話付きプランの1年縛り期間中であっても、違約金は一切かかりません。なお8月31日までに移行手続きをしないと、9月1日付で自動解約になってしまいます(この場合も違約金は請求しないとのことですが)。

2019年12月7日土曜日

「日本から3Gケータイがなくなる」時期確定

携帯電話3位のソフトバンク(旧社名:ソフトバンクモバイル 東京都港区、東証1部上場)は、旧日本ボーダフォン時代から受け継いできた第3世代携帯電話『Softbank3G』『Y!Mobile3G』のサービスを、2024年(令和6年)1月下旬に終了すると発表しました。先に発表されたau(KDDI:東京都千代田区、東証1部上場)は2022年(令和4年)3月、NTT docomo(東京都千代田区、東証1部上場)は2026年(令和8年)3月で終了するため、ソフトバンクはその間を取った形。これにより、docomoのサービスが終了する2026年をもって、日本から3G携帯電話サービスが完全に無くなることが確定しました。

ソフトバンクの3Gは、旧日本ボーダフォン時代の2002年(平成14年)12月、『Vodafone Global Standard(ボーダフォングローバルスタンダード)』の名前で正式サービスインしました。世界初の本格的な3GサービスだったdocomoのFOMAに遅れること1年余りの時間が過ぎてのことでした。しかし当初は旧デジタルホングループ以来の2G(社内通称「6-2」:PDC1.5GHz)がまだ全盛だったこともあり普及が進まず、2Gユーザー向けの海外ローミング専用機としてGSMケータイ(V66:モトローラ)が売られたりもしました。

本格的に普及が始まるのは、日本ボーダフォンがソフトバンク(現・ソフトバンクグループ:東京都港区、東証1部上場)に買収された2006年以降で、ソフトバンクは2Gでの新規契約やMNP転入をいち早く締め切ったり、2008年には日本初となるiPhone3G(アップル)の取り扱いを始めるなどしてユーザーの移行を進め、2010年(平成22年)3月31日、国内大手3社の中で最初に2Gの電波を停波しました。

その後、ソフトバンクはiPhone5が発売された2012年(平成24年)に現在主流の4G LTEをサービスインさせますが、3Gも既存のガラケーやパケットデータ伝送、海外端末のローミングインなど一定の需要が残りました。さらに同じソフトバンクの格安サービスであるY!Mobileのインフラとしても使われ、Y!Mobileに引き継がれたPHSのウイルコムからユーザーを移行させるため、3GとPHSの両方が使える端末も販売されました(前記事「Y!Mobileの『3年縛りにやられた!1年残して解約」参照)

ソフトバンクはPDCに続き、3Gでもいち早く終息への道筋を付けたかったようですが、PDC終了後ゾンビの如くグループ内に「復活」した2G、PHSの個人向けサービス完全終息が2020年(令和2年)にずれ込み、その分Softbank 3Gの終息も遅れることになりました。3Gまで他の2社と方式が異なっていたauがいち早く終了を決め、docomoも2026年の終息を発表しますが、ソフトバンクは両社の発表が揃った後も決断を下すことができませんでした。今回ようやく、auとdocomoの間を取った2024年の終了を決定。これにより個人向けPHSの終了から4年、テレメトリング向けも含めたPHSの完全終息後1年の猶予期間で3Gを終了させることが確定し、ソフトバンクはauに遅れること2年で、PHSも含めた旧方式の呪縛からようやく解放され、4G LTEや5Gに資源を集中できることになります。

《お手元の端末は?》
2012年以前に発売された3Gのみに対応するガラケーについては、12月1日に会社側でサーバ証明書の切り替えが行われた際に音声通話とSMS以外のサービスが利用できなくなっていますので、インターネット接続を利用したいユーザーは、至急買い替えが必要です。

iPhoneシリーズは4G LTEをデフォルト通信としながら3Gにも対応してきましたが、auでは『iPhone8』『iPhoneX』から、日本国内の音声通信にはVoLTEのみを使用するように、au ICカード(SIMカード)の技術仕様を変更しました(前記事「au版iPhone8以降は日本国内4G専用」参照)。ソフトバンクもauと同様、音声通話のVoLTEへの完全移行は3G終了後となるため、音声通話に3G網を使用するiPhone5S以前の機種は2024年の3G終了まで携帯網で使えますが、なるべく早期の機種変更をお勧めします。

2019年10月30日水曜日

SIMロック解除をしたら必ず行うべき設定一覧

日本の携帯電話機に特有ともいえるようになったSIMロック。解除して海外で使おうと思っている方も多いはずですが、解除手続きを取っただけでは海外キャリアや国内他社で信号をうまくつかんでくれません。完全に動くようにするには、あと数ステップの作業が必要。そのステップをまとめます。

《大手各社のiPhone》
各社のマイページからSIMロック解除手続きを完了したら、次に使う予定のSIMカードに入れ替えて、端末を再起動します。この動作をすることでSIMロック解除手続きが名実ともに完了します。

《大手各社のAndroid》
SIMロック解除手続き完了後に、APNの再設定が必要です。各社のマイページからSIMロック解除を完了したら、次に使う予定のSIMカードに入れ替えて、端末を再起動します。再起動できたら、次に利用するキャリアのサイトにアクセスして設定を確認し、その通りに新規APNを作成して保存、選択します。なおIIJmioなど一部のMVNOでは、SIMにAPN設定が書き込まれており、それを選択すればOKなところもあります。

《MVNO→au・Android機》
MVNO(格安SIM)から購入した端末を他社で利用する場合は、APNの再設定が必要です。この際、購入したのがAndroid端末で、次に利用するキャリアがauの場合は通常と設定内容が異なりますので、気を付けなければなりません。

端末の設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」とたどり、次の項目を入力した新規APNを作成し保存、選択します。

APN名  :uno.au-net.ne.jp
ユーザー名:685840734641020@uno.au-net.ne.jp
パスワード:KpyrR6BP
認証タイプ:CHAP 

《MVNO→他社・iPhone》
MVNOから購入したiPhoneの場合は、デフォルトでインストールされたMVNO専用のAPN設定プロファイルを削除します。設定アプリから「一般」→「プロファイル」とたどり、出てくるプロファイルを削除。SIMを入れ替え、次の利用先が国内の他のMVNOなら、その会社の公式Webサイトからプロファイルをダウンロードしてインストールします。国内大手や海外キャリアの場合は、プロファイルをインストールする必要はありません。

なおUQモバイルやBIGLOBEといったKDDIグループのMVNOが販売した端末には、auと同じSIMロックがかかっており、プロファイルをインストールする前に解除手続きをする必要があります。UQモバイルはマイページから可能ですが、BIGLOBEはカスタマーサービスに電話連絡しないと手続きできません(0120-550962)

《他社→docomo》
スマホからデータ伝送をするのに最低必要な「SPモード」の契約をしないと、データ伝送そのものができません。利用希望の回線でSPモードの契約がされていない場合は、最寄りのドコモショップに行って契約変更を済ませておいてください。

2019年10月2日水曜日

『BCLマニュアル』39年ぶり復刊!!初版完売で増刷へ

インターネットが普及する前の1970年代から80年代前半にかけて、日本では短波帯の周波数に出ている国際放送を中心としたラジオ聴取が一大ブームになりました。当時、ラジオを聴くリスナーの情報手段は商業雑誌やミニコミ誌、あるいはそれらラジオで放送される専門番組が主。中でも雑誌『ラジオの製作』(現・『電子工作マガジン』、電波新聞社:東京都品川区)の増刊として販売された『BCLマニュアル』は、3回の発行で合計20万部を売るベストセラーを記録しました。

その『BCLマニュアル』の最新版が、なんと39年ぶりに同じ電波新聞社から発行されました。若い頃にBCLを楽しんでいた中高年層を中心に売れており、初版を完売したとのことでこの度、増刷が決定しました。

第1版(1974年)から第3版(1980年)までの著者である山田耕嗣さん(享年68歳、東京都出身)と、董事長ふくちゃんは2000年代前半、小生がタイで外こもり活動を始める直前に何度かメールのやり取りをさせてもらっていました。小生がタイでホームレスに追い込まれていた2008年に亡くなられ、来年、2020年には十三回忌を迎えます。折から電波新聞社も創業70周年を迎えるといい、その記念の意味合い、また一貫して編集を担当された大橋太郎相談役の古希の祝いも兼ねて、今回第4版となる『令和版BCLマニュアル』の発刊が決定しました。

第1版から第3版までで山田さんが書かれたコンセプトを最大限に生かし、第1版発行から半世紀近くを経た21世紀前半の放送事情や技術の進歩に応じた改訂や追加記事などを、山田さんの「後輩」とも言うべき現役BCLerがまとめて、『令和版BCLマニュアル』は出来上がりました。初版は8月31日の『ハムフェア2019(アマチュア無線フェスティバル)』で先行発売されわずか1時間で完売。9月5日に正式発売されると、ネット通販では予約で完売。全国の大規模書店やアマチュア無線機販売店でも飛ぶように売れ、2週間程で版元在庫が払底する好評を得て、大橋相談役は会社に増刷を打診。10月15日開幕の『CEATEC2019』(旧エレクトロニクスショー:幕張メッセ)に間に合わせるスケジュールで増刷が正式決定したと、Facebookに書き込みました。

楽天ブックスでは10月2日現在『ご注文できない商品』、Amazonでは『出品者から購入できる』状態になっていますが、近く解除されて予約ができるようになります。まだお手に取られていない方は、是非この機会に注文ください。



2019年9月2日月曜日

国内中古スマホのSIMロック解除が完全解禁

KDDI(au:東京都千代田区、東証1部上場)と沖縄セルラー(那覇市、東証JASDAQ上場)は、中古市場に流れた端末(スマートフォン・タブレット・WiFiルータなど)のSIMロック解除受け付けを1年9か月ぶりに再開することにしました。

auでは、2015年4月発売の『Galaxy S6』『S6edge』(サムスン電子)からSIMロック解除に応じるようになり、最主力のiPhoneファミリー(アップル)でも2015年9月発売の『6S』『6SPlus』以降はSIMロック解除ができるようになりました。

しかし、2017年12月に解除可能になるまでの最短期間を100日とした際に

「SIMロック解除は契約者(機械の購入者)本人がauオンラインショップ、auショップ、Pipit(トヨタ自動車販売店併設のショップ)またはau取扱店で購入した履歴がある場合のみ受け付ける、対象機種を既に購入済みの顧客も変更実施後は同様とする

という規制を導入します。この結果、中古市場に流れた端末は事前に購入者がSIMロック解除の手続きをしていない限り、SIMフリーに出来なくなってしまいました。

2019年8月に総務省総合通信基盤局電気通信事業政策課から規制緩和の要請があり、KDDIでは対策を検討した結果、中古市場に流れた端末のSIMロック解除に再び応じることになりました。ただし、同業のNTT docomo(東京都千代田区、東証1部上場)が顧客の利便を考えてオンラインでの受付としているのに対し、auは

「本人確認の点でまだ不安が拭い切れない」

として、全国のauショップに端末を持参してもらい、本人確認書類の提示を受けた上でスタッフが手続きすることにしました。このため、手続き費用として3,000円(消費税抜き)がかかり、au契約者は翌月の請求に上乗せ、解約済みや契約をしたことがない人はその場で現金で支払うという運用をすることになりました。

なお、持参した端末に故障が発覚した場合は修理完了後でないとSIMロック解除ができません。また、au携帯電話料金を滞納あるいは割賦代金の未納がある契約を持っている方は、滞納が解消されるまで手続きができません。かつ、1人が1日に持ち込める端末の数は最大2台までとなります。

また、ソフトバンク(東京都港区、東証1部上場)もauと同様の措置を取ります。これにより、日本の携帯大手3社が販売した端末はすべてSIMロック解除できることになります。

2019年3月25日月曜日

2030年、民放AMラジオ閉局の嵐が!? (2)実際に閉局できるのは少数!?

日本民間放送連盟(東京都千代田区)は、既存中波(AM)ラジオ局によるFM補完放送のネットワークが完成目前となったのを受け、将来的にAMの電波を廃止してFMとインターネット(radiko)に集約することを選択できるよう政府に求める方針を固めました。最速で10年先の2029年から移行を始められるようにしたいといい、ラジオNIKKEI(日経ラジオ社:東京都港区)を含めて現在48あるAMの民放ラジオが、2040年には半分以下に減る可能性が出てきました。

(前記事「2030年、民放AMラジオ閉局の嵐が吹き荒れる!? (1)背景を探る」の続きです)

ただし、このプランが実行されたとしても、実際にAM放送をやめることができる局は限られるのではないかという声もあります。

TwitterやFacebookでは、

「AM、FM、radikoのどれかが聴けなくても他の手段に切り替えられるのでAM廃止は困る」
「災害時に役に立つのはAMラジオ。それを廃止するとは…」
「radikoで聴けるといっても電気が使えなくなる(または使い切った)可能性が高い災害時こそAMラジオの本領発揮という所なのだが」

というリスナーの声が上がっています。

北海道の2局、北海道放送(HBC:札幌市中央区、札幌証取上場)とSTVラジオ(札幌市中央区)は本州の局と比べてサービスエリアが広く、FMに完全移行する場合は非常に多くの中継局を設けなければなりません。これがネックとなり同じ道内のFM局であるAIR-G'(FM北海道:札幌市中央区)とFMノースウェーブ(札幌市中央区)も電波による全道サービスを完成できず、radikoでようやく全道での聴取が可能になったほどです。もしHBCとSTVはAM放送を維持すれば本局(北海道江別市)と16箇所の中継局で全道をカバーできます。

大隅・奄美・トカラ諸島など離島を多く抱えている南日本放送(MBC:鹿児島市)の場合、本土からの距離が比較的近い種子島にはワイドFM局がありますが、奄美大島よりも先には名瀬中継局(鹿児島県奄美市)しかなく、強い指向性を持たせた大電力での放送ということもあって鹿児島本局(鹿児島県霧島市)の電波を受信している住民も多く、今後もAM放送を維持せざるを得ません。壱岐・対馬・五島列島を抱える長崎放送(NBC:長崎市)も同様です。

東京や大阪といった大都市に拠点を置いて広域放送をしている大電力局では、中波の方が昼間の電波到達エリアが広いので、ワイドFMに一本化するとサービスエリアが狭くなります。例えばニッポン放送では静岡市まで「良好に受信できるエリア」と公式に認めており、静岡県東部・中部の国道のトンネルでは地元の静岡放送(SBS:静岡市駿河区)と共にニッポン放送の電波が再送信されていますがこれはAMの電波を受信してのものです。ワイドFMでは箱根山を越えてすぐの三島市あたりで安定した受信が難しくなり出します。

巨大災害の時のラジオの有用性は、既存AM局のスタッフなら身に染みてわかっています。阪神大震災の時のラジオ関西(CRK:神戸市中央区)、毎日放送、ABCラジオや、東日本大震災の時のラジオ福島(RFC:福島市)、東北放送(TBC:仙台市青葉区)はその特性を最大限に生かし切り、被災地の生命線であり続けました。そのような経験のある局は、今後もAM放送の存続に全力を挙げるはずです。

一方、茨城放送(i-fm:茨城県水戸市)や栃木放送(CRT:栃木県宇都宮市)のようにワイドFM化で存在感を高めた局や、中波での厳しい混信対策が不要になる北日本放送や福井放送(FBC:福井市)といった日本海側の放送局は制度が本決まりになれば早い時期にAM放送廃止に動く可能性があります。

(4月5日追加)
NHK(日本放送協会:東京都渋谷区)の上田良一会長は定例記者会見でこの問題に触れ、

「NHKは放送法(1950=昭和25年法律132号)15条で日本国の存する領土全てにおいて遍く受信できることを義務付けられており、R1(AM放送)を継続する」

と表明しました。前記事で松本正之元会長が触れていたアナログ方式の堅持と合わせ、『安心ラジオ』R1の電波による放送を、AM方式で絶対堅持する方針を固めたといえます。

2030年、民放AMラジオ閉局の嵐が吹き荒れる!? (1) 背景を探る

日本民間放送連盟(東京都千代田区)は、既存中波(AM)ラジオ局によるFM補完放送のネットワークが完成目前となったのを受け、将来的にAMの電波を廃止してFMとインターネット(radiko)に集約することを選択できるよう求める方針を固めました。最速で10年先の2029年から移行を始められるようにしたいといい、ラジオNIKKEI(日経ラジオ社:東京都港区)を含めて現在48あるAM(中波と短波)の民放ラジオが、2040年には最悪半分以下に減る可能性が出てきました。

1951年(昭和26年)の中部日本放送(現・CBCラジオ、名古屋市中区)の開局以来、10年余りで民放AMラジオ48局が出揃いました。1970年(昭和45年)からはFMの県域民放局が次々と開局。しかし、1970年代以降の国内AMラジオは局によって韓国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)・中国といった近隣諸国の放送との混信が酷くなってきました。

北朝鮮による電波妨害が深刻な韓国では早くからAMと同じ放送をFMでも流す標準FMが実用化されており、日本でもこれに倣って『FM補完放送』を導入することが検討されましたが、当時はFM放送に隣接する90MHz帯の周波数が地上波テレビに使われており、影響を避けるためFM帯の比較的高い周波数が地域によっては利用できなかった(専門用語で『ガードバンド』という)ため全国的な普及は見送られました。このため1990年代にはCBCラジオが岐阜県、毎日放送(MBS:大阪市北区)、ラジオ大阪(OBC:大阪市港区)、朝日放送ラジオ(ABC:大阪市福島区)は京都市に、「外国混信対策」と銘打った中波の中継局を開局せざるを得ない状況になりました。

FM補完放送の検討が本格的に始まったのは、2011年(平成23年)の地デジ移行完了後のことです。地上アナログテレビ全廃によりガードバンドの制約がなくなったため、FM放送に使う周波数帯域を広げられることになりましたが、一時期試験放送が行われていたデジタルラジオ放送(DAB)を導入しないことが決まり、代わりに『特定基幹放送と位置付けられる既存AM局にAMとFMの2波同時放送を認めるように求める声が、在京キー局のニッポン放送(JOLF:東京都千代田区)を中心に沸き起こりました(前記事「NHKの中波ラジオ、アナログ方式で存続決まる」参照)

そこで総務省は90MHz台前半の帯域に既存AM局向けの新たな電波を割り当てて補完放送(『ワイドFM』)を行うことにしました。2014年(平成26年)、北日本放送(KNB:富山市)と南海放送(RNB:愛媛県松山市)を皮切りに放送が始まり、東京の大手3局は2015年12月7日、大阪の3局も2016年3月19日から放送を始めていて、ラジオNIKKEIを除く全47局中43局がワイドFMとの2波体制に移行しています。最後まで残ったRFラジオ日本(横浜市中区)と西日本放送(RNC:香川県高松市)、高知放送(RKC:高知市)も送信所建設費に係る国庫補助の交付決定を受けており、2019年度中に開局して、47局全てがワイドFMの放送を始める予定です。

ところが、電波の特性上山間部などではFMよりも中波の電波の方が届きやすいため、韓国では標準FMのネットワークが完成した後もAM放送を廃止するところはありませんでした。これに対し、日本ではFM補完放送と同時期に普及が進んだradiko(インターネット放送)の存在と、ラジオメディア全体の広告収入の落ち込み、さらにAMの放送設備の更新コストといった経営負担を理由に、一部の地方局でAM放送をやめてワイドFMへ、またラジオNIKKEIでは短波放送を全廃してradikoへの完全移行を目指そうという動きが出てくるようになりました。ラジオNIKKEIは短波放送廃止を結局断念したものの、関東地方で地上波FM放送を行っていた放送大学(千葉市美浜区)は、radikoに移行することで全国満遍なく聴取できるようになるとして、2018年9月30日限りで電波によるラジオ放送を終了しました(前記事「ラジオNIKKEIの使用周波数削減!電波による放送は継続」参照)

2019年1月20日日曜日

バックパッカー必携!『SIM2FLY』を駆使する(3)チャージ編

SIM2Flyは、アジア&オーストラリア標準プランの有効期間が8日間、グローバルプランでも15日間しかありませんので、これを過ぎる場合や、4G転送量を使い切ってしまった場合は、チャージを行います。

SIMカードとセットで購入した場合、SIMカードはあくまでも1-2-Callベースですので、開通後にチャージした残高からの引き落としになります。既にある1-2-CallのSIMにプランを追加購入した場合もチャージ済みの残高から引き落とされます。このため、追加チャージをする可能性があるならそれに見合う金額をチャージしておかなければなりません。

ポストペイドのSIMにSIM2Flyのプランのみを追加購入された方は、追加購入を繰り返せばOKで、その分の料金は翌月の請求に加算されます。

追加チャージは購入編にも書いた通り、4G転送量4GB、8日間有効のアジア&オーストラリア標準プランが349Bt.です。4G転送量1GB、2日間有効の激安プランもありこちらは119Bt.です。なお、タイと国境を接する4か国のみが対象の『ボーダーカントリーズプラン』もあり、こちらは4G転送量2GB、7日間有効で99Bt.となります。

《手元のスマートフォンからコール》
アジア&オーストラリア標準プランを購入する場合は、電話アプリのキーパッドから「*111*354#」と入力して発信するだけです。なお激安プランは、354のところが「356」に、ボーダーカントリーズプランは、「407」にそれぞれ変わります。

《LINE Payで海外からでもチャージ》
1-2-Callの電話番号を使って、LINE(東京都渋谷区、東証1部・NYSE上場)のアカウントを作ると、タイ版のLINE Payである『Rabbit LINE Pay』を利用することができます。

Rabbit LINE Payには、1-2-Callとdtac(パトゥムワン区、SET上場)の『Happy』に対応したプリペイド携帯へのチャージ機能があり、10Bt.からチャージをすることが可能。また、Rabbit LINE Payの決済には、日本で発行されたクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB)を登録して使うことができるので、タイ国外でもチャージを簡単に行うことができます。

試しにRabbit LINE Payで10Bt.のチャージを行うと、料金の有効期限が30日間延長されます。これを利用すると、同じ電話番号を1年間維持するだけなら最安120Bt.でOKということになり、番号を使い捨てにすることがなくなります。もちろん、再度使う時にはUSSDコールでプランのみを注文できます。

2019年1月19日土曜日

バックパッカー必携!!『SIM2FLY』を駆使する(2)実稼働編

SIM2Fly『アジア&オーストラリア標準』プランが有効になったSIMカードを手元のSIMフリー端末に差して、電源を入れると、アクティベーション作業が始まります。日数とデータ消費量の計算は、アクティベーションないしはプランを購入した時点から始まりますので、どんなに早くても入国前日、出来ることなら当日、タイ入国後に作業を行うのがベストです。

ただし、カードとセットになったパッケージは、アクティベーションした直後にはタイ国内で使えるプリペイド残高が入っていないため、もしタイでも使う可能性がある方は、アクティベーション直後に残高をチャージしないといけません。到着後、AISのサービスカウンターに駆け込み、スタッフに作業してもらうか、ファミリーマートでリフィルカードを購入して自分でUSSDチャージする必要があります。今回の取材は、チェンマイ到着の翌日にはタイを出国するプランでしたので、長い日数のデータプランは要らない訳で、3日間有効、高速転送量1GBあればOK。ということで、100Bt.だけチャージし、USSD「*777*7036#(発信)」を叩いて、プラン購入完了です。

そして翌日、ラオス国境へ向かいます。タイ側検問所で審査を完了し、シャトルバスに乗ってラオス側へ。ラオス側の検問所ではまだ、タイからの携帯電話の電波が届いていますが、検問所を離れて暫く行くと、タイの電波が弱くなってスマートフォンはラオス側の信号を取るようになります。この瞬間に、SIM2Flyのデータローミングがスタートします。

SIM2Flyは、ローミング形式なのでデータはタイにあるAISの交換局を通じてやりとりされます。このため、日本で使用していてもデータの発信国はあくまでタイですから、日本国内でしか使えないWebサイトのデータを表示するには、VPNを通じて日本着信であることを偽装しなければなりません。

逆に、日本以外のローミング対象国からでもVPNをかまして日本着信にすることができれば、『世界データ定額』(au)などよりも安い料金で日本と同じデータ環境を維持することもできるのです。iOSであれば、『OPENVPN』『VPNGate Viewer』の2つのアプリをインストールし、VPNGateボランティアサーバの接続情報をOPENVPNにコピーすることで手軽に日本着信可能なVPNが組めます。

ただし、高速転送量4GBというのは、1日あたりに換算すると500MB。YoutubeやTikTokなど、大容量を食ってしまう動画の閲覧や、Facebook・Instagramへのライブ動画のアップロードといった目的には向きません。

2019年1月18日金曜日

ASEAN域内周遊旅行者必携!『SIM2FLY』を駆使する(1)購入編

今や世界中どこの国を旅するにも、スマートフォンは絶対必須のアイテムになりました。しかし、国境を跨ぐバックパッカー旅行では国ごとにSIMカードを変える手間があり、国によってはプリペイドSIMの購入が面倒臭かったり、下手に大きなデータ量を購入してしまい最後は無駄にするといったリスクがありました。だからと言って日本の大手3社の国際ローミングは料金がべらぼうに高い。それら弱点を一気に解消する商品が現れました。


タイの携帯最大手、AIS(パヤタイ区、SET上場)が発売した『SIM2Fly(シムトゥーフライ)』がそれです。データ専用ではあるものの、ASEAN域内や東北アジアを中心に17の国と地域で、1つの料金体系でローミングできるというものです。「アジア&オーストラリア標準プラン」で使える国は次の通り。

・カンボジア
・ラオス
・マレーシア
・ミャンマー
・シンガポール
・インドネシア
・フィリピン
・中国(香港・マカオ両特別行政区含む)
・台湾(中華民国:大哥大=台湾モバイルの回線網利用)
・日本(ソフトバンクの回線網利用)
・韓国(SKテレコムの回線網利用)
・ネパール
・インド
・カタール
・オーストラリア

購入後8日間、4Gデータ転送量4GBまで(超えた場合も3G384Kbpsで期限まで使える)有効のパッケージになっており、SIMカードと合わせて購入する場合は399Bt.。既にAIS(1-2-Call、ポストペイド=旧GSMアドバンス)のSIMを持っている方は、349Bt.でチャージのみの購入ができます。欧米とベトナム、ブルネイでも使える15日間のパッケージ(『グローバルプラン』)は、SIMカード付きが899Bt.、プランのみが849Bt.です。

バンコクでは、スワンナプーム空港2階とドンムアン空港1階のサービスカウンターの他、AISショップ(本社=BTSアーリー駅下車AISタワー1階、他にサイアムパラゴン、エムクオーティア、セントラルワールド、セントラルプラザ各店など)、Telewiz(日本のauショップに相当する専属代理店、タイ77県すべての都市にある)でSIMカードとセットで購入できます。ただし、SIMカードとセットになったパッケージは、アクティベーションした直後にはタイ国内で使えるプリペイド残高が入っていないため、もしタイでも使う可能性がある方は、アクティベーション直後に残高をチャージしないといけません。アクティベーションはタイ国外でもできますが、今回小生は事前に日本の代理店を通じて購入し、チェンマイ国際空港(チェンマイ市)に到着したところでアクティベーションして、空港内のサービスカウンターでチャージとタイ国内データプランの購入を済ませて、ラオス国境へと向かいました。

なお、アジア&オーストラリアプランではベトナムが使用対象国に含まれていません。グローバルプランを購入する手もありますが、もし旅の計画がインドシナ半島周遊のみであれば、ベトナムだけ現地キャリアのSIMを用意した方が安くなります。

2019年1月13日日曜日

ベトナム携帯SIMは事前入手がベスト!

董事長ふくちゃんは、今年最初の取材旅行のため、ハノイ・ノイバイ空港に降り立ちました。到着後すぐにやらなければならないのが、スマートフォンのSIM交換と開通ですが、ベトナムは外国人が購入する場合、表向きにはちょっとした手間がかかりますので、今回は事前にSIMカードを入手して臨みました。

ベトナムのSIMカードは、日本でも並行輸入業者がネット通販世界最大手のAmazonを通じて販売しています。事前に現地での電話番号がわかること、到着後すぐにアクティベーションして使い始められることが大きな利点です。

ハノイ・ノイバイ空港やホーチミンシティ・タンソニャット空港の到着ロビーにも大手3社のSIM販売ブースが設けられていますが、品物が出てくるまで番号がわかりません。事前に番号がわかるなら、現地での連絡先にも伝えられますし、新規駐在員さんの出迎えもスムーズに進むはずです。

2019年1月11日金曜日

ベトナムの携帯電話番号が変更!11桁が10桁に

ベトナム情報通信省(ハノイ市ハイバートゥン区)は、18年9月から携帯電話番号の桁数をこれまでの11桁から1つ削って10桁にする変更を指示しました。11桁のうち、頭の4桁でキャリアの識別をしてきましたが、これを3桁にするものです。

ハノイで編集されている日本語ニュースサイト『VIETJO』によりますと、旧番号と新番号の対照表は右の通り。これまでは頭2桁が全社「01」で、次の2桁がキャリアを示すものでしたが、2桁目の1がなくなり、その次の2桁でキャリアを識別します。

最大手Viettelは、「016X」「03X」に、2位のMobifoneと3位のVinaphoneは「012X」がそれぞれ「07X」「08X」に変わります。ただ、MobifoneとVinaphoneでは、旧番号の下1桁によってはそのまま置き換わらない場合もあり、注意が必要です。

ベトナムの携帯電話会社は、2002年にはビナフォンとモビフォンしかありませんでしたが、2003年にViettelが参入して大競争時代に入りました。最盛期には8社が乱立していましたが現在はViettelを最大手とする5社に整理されたため、キャリア識別に4桁も使う必要性、および携帯電話と固定電話を区別するため携帯電話側に1桁余計に使う必要がなくなったことが、今回の変更の理由と見られます。

なお、19年6月30日までは11桁の従来番号で発信した場合、変更後の頭3桁が自動音声で案内されますが、7月1日以降はそれも流れず通信できなくなります。このため、利用者は6月30日までに新番号体系を完全に頭に叩き込んでおかなければなりません。