2019年9月16日月曜日

新世代車は水色!首都圏バスの世代交代が本格化

首都圏バス公団(BMTA:ホイクワン区)が10年来の懸案としていた大型バス車両の代替が本格的に動き出しています。1990年代前半に投入され新造後30年近くを経ていた旧世代の青色急行(エアコン)車は一掃され、1990年代後半から2000年代初めにかけて納車されたオレンジ色の急行車両も数を減らしています。それらに代わってBMTAの次代を担うのは、水色一色の中国製エアコン車です。

高速道路経由でトンブリ南部と中心街を結ぶ[138][140][141]を擁する5管区営業所(バンクンティエン区)は、BMTAの中でも新車がいち早く入ることで知られています。中国製ワンステップバスが実験的に投入された2011年には[76][140][141]が置き換えられましたが、今回はまず[138]が新車に置き換えられました。


1管区営業所(バンケン区)の最主力としてBMTAの収益改善に貢献する[A1](モーチット駅~ドンムアン空港)も新車に入れ替わりました。今回の新車は前中扉間ノンステップという日本でもすっかりお馴染みの内装で、荷物の多い空港利用客にも好評をもって受け入れられています。

一方で、すっかり前世代となったオレンジ色の急行車は、2000年代に青色が主力だったり、非冷房の赤バスしかなかったりした路線に転出しています。3管区営業所(サムットプラカン市)の[25]は、2010年前後に青色急行が全廃となり、以後10年近く赤バスだけが運行されてきましたが、今回オレンジ色急行車が他の路線から転入し、体質改善が図られました。