2020年10月30日金曜日

古いスマホでLINEが使えなくなる!!

LINE(東京都渋谷区、東証1部・NYSE上場)は、主力のコミュニケーションアプリ『LINE』のサポート対象を見直し、主に2014年以前に製造された古いスマートフォンを切り捨てました。

iOS(Apple:アメリカ・クパチーノ、NASDAQ上場)では9以前、Android(Google:アメリカ・マウンテンビュー、NASDAQ上場)は4.3以前の古いOSを使っているスマートフォンでは、9月30日をもって公式サポートが終了しました。これに伴い、LINEアプリの古いバージョンを提供しているWebサイト『UPTODOWN』でも、バージョン9以前のLINEアプリは10月以降、掲載終了となり削除されました。

iPhoneシリーズの場合、3GSはiOS6まで、4では7まで、4Sは9.2までしかアップデートできませんので、iPhone4S以前の機種を予備機として持っている方は、インストールしているLINEアプリを消さないようにしてください。既にインストールされているアプリは使用できるものの、アンインストールしてしまうと、再度インストールすることはもちろん、別のアカウントでのログインや、別の電話番号で新規登録することも出来ません。

Androidでは、Galaxy(サムスン電子:韓国京畿道水原市、韓国証取上場)は2014年モデルのS4ですと、4.4へのアップデートが用意されています。この二つ前にあたる2012年モデルのS3は、初期OSが4.0.4、アップデートしても4.1までで、4.4には遠く及びません。ひとつ前、2013年モデルのS3αも、初期OSが4.1、アップデートしても4.3までで、4.4へのアップデートはできません。
 

東京・秋葉原のジャンクスマホ専門店『ワールドモバイル』では、日本国内向けのGalaxyS3が2,000円で売られていますが、最早S3以前のGalaxyはカメラや音声通話用として使う以外に道がありません。特に2011年冬モデルとしてKDDI(UQ:東京都千代田区、東証1部上場)から販売された『SII WiMAX』はモバイルネットワークが3G専用のため、2022年3月に予定されているauの3Gサービス終了後は、WiFi・WiMAXでしか使えなくなります。
   
一方、2013年11月にY!Mobile(ソフトバンク:東京都港区、東証1部上場)から発売されたNEXUS5(Google/LGエレクトロニクス)は初期状態が4.4で、6.0までのアップデートが提供されていますので、当分LINEを使い続けることができます。

しかし中古スマホ販売最大手のイオシス(大阪市中央区)では、6.0の後のバージョンであるAndroid7.0を搭載した国産スマホが3,980円で売られているので、できることなら7.0の入ったスマホを購入しておけば、少なくとも4~5年先まではLINEを使い続けることが出来るはずです。

なお、Facebook公式アプリとMessenger、および『Messenger Lite』はまだ当分の間、iOS9・Android4.3以前のOSを積んだスマホでも使用できます。