2019年10月30日水曜日

SIMロック解除をしたら必ず行うべき設定一覧

日本の携帯電話機に特有ともいえるようになったSIMロック。解除して海外で使おうと思っている方も多いはずですが、解除手続きを取っただけでは海外キャリアや国内他社で信号をうまくつかんでくれません。完全に動くようにするには、あと数ステップの作業が必要。そのステップをまとめます。

《大手各社のiPhone》
各社のマイページからSIMロック解除手続きを完了したら、次に使う予定のSIMカードに入れ替えて、端末を再起動します。この動作をすることでSIMロック解除手続きが名実ともに完了します。

《大手各社のAndroid》
SIMロック解除手続き完了後に、APNの再設定が必要です。各社のマイページからSIMロック解除を完了したら、次に使う予定のSIMカードに入れ替えて、端末を再起動します。再起動できたら、次に利用するキャリアのサイトにアクセスして設定を確認し、その通りに新規APNを作成して保存、選択します。なおIIJmioなど一部のMVNOでは、SIMにAPN設定が書き込まれており、それを選択すればOKなところもあります。

《MVNO→au・Android機》
MVNO(格安SIM)から購入した端末を他社で利用する場合は、APNの再設定が必要です。この際、購入したのがAndroid端末で、次に利用するキャリアがauの場合は通常と設定内容が異なりますので、気を付けなければなりません。

端末の設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」とたどり、次の項目を入力した新規APNを作成し保存、選択します。

APN名  :uno.au-net.ne.jp
ユーザー名:685840734641020@uno.au-net.ne.jp
パスワード:KpyrR6BP
認証タイプ:CHAP 

《MVNO→他社・iPhone》
MVNOから購入したiPhoneの場合は、デフォルトでインストールされたMVNO専用のAPN設定プロファイルを削除します。設定アプリから「一般」→「プロファイル」とたどり、出てくるプロファイルを削除。SIMを入れ替え、次の利用先が国内の他のMVNOなら、その会社の公式Webサイトからプロファイルをダウンロードしてインストールします。国内大手や海外キャリアの場合は、プロファイルをインストールする必要はありません。

なおUQモバイルやBIGLOBEといったKDDIグループのMVNOが販売した端末には、auと同じSIMロックがかかっており、プロファイルをインストールする前に解除手続きをする必要があります。UQモバイルはマイページから可能ですが、BIGLOBEはカスタマーサービスに電話連絡しないと手続きできません(0120-550962)

《他社→docomo》
スマホからデータ伝送をするのに最低必要な「SPモード」の契約をしないと、データ伝送そのものができません。利用希望の回線でSPモードの契約がされていない場合は、最寄りのドコモショップに行って契約変更を済ませておいてください。