コンソン(特急バス公社、チャトチャック区)は、[41]エカマイ(3号線経由)トラート行きを6月9日(木)の運行を最後に廃止しました。エカマイ(東バスターミナル)を早朝に出発するタイ東部方面への貴重な足だっただけにタイ人からも惜しむ声が上がっているといいます。今後、エカマイでは23時30分から5時まで出発バスがなくなり、外国人がどうしても深夜に移動するのであればタクシーを使う必要があります。
[41]は、スクンビット通りこと国道3号線を忠実にたどっていく路線でした。バンコク・エカマイからチョンブリ市、シラーチャ市、パタヤ市を経て海軍最大の軍港サタヒップ(チョンブリ県サタヒップ郡)で左折、重化学工業の拠点マプタプット(ラヨーン市)、ラヨーン中心部を経てチャンタブリ市を経由、東部のカンボジア国境に近いトラート市までを結ぶ総延長約300kmのルートで、国道344号線の開通に合わせて設定された[914]バイパス経由チャンタブリ線、[917]トラート線が主役となる前は、チャンタブリ県やトラート県とバンコク首都圏を結ぶ大動脈でした。さらに、国道34号線(バンナートラート通り)が開通する以前の1970年代はパークナム(サムットプラカン市)も経由しており、ウタパオ飛行場(ラヨーン県バンチャン郡)も含めたタイ軍の最重要基地同士を結ぶベトナム戦争出撃兵たちの足としても大切な存在でした。
2000年代前半には毎日5往復が運行されていましたが、2010年代に入ってロットゥー(特急ミニバン)による多頻度輸送がバンコクとタイ中部を結ぶ都市間輸送の主役となったことから徐々に本数が減っていきました。そして、2015年1月のダイヤ改正でエカマイを午前4時、トラートは正午に出発する毎日1往復の運行にまで縮小しました。しかし、[48]パタヤ線や[36]サタヒップ線の始発便よりも前に出発することから、前夜の最終バスを逃して一刻も早くシラーチャ・パタヤ・マプタプット方面へ帰りたいというワーカーや、サタヒップへ急ぐ必要のある海軍関係者などに利用されていました。
今後、エカマイ発でシラーチャ([37])、パタヤ、サタヒップ、ラヨーン([35])方面への始発バスは午前5時に統一され、4時台発車のバスはなくなります。
2000年代前半には毎日5往復が運行されていましたが、2010年代に入ってロットゥー(特急ミニバン)による多頻度輸送がバンコクとタイ中部を結ぶ都市間輸送の主役となったことから徐々に本数が減っていきました。そして、2015年1月のダイヤ改正でエカマイを午前4時、トラートは正午に出発する毎日1往復の運行にまで縮小しました。しかし、[48]パタヤ線や[36]サタヒップ線の始発便よりも前に出発することから、前夜の最終バスを逃して一刻も早くシラーチャ・パタヤ・マプタプット方面へ帰りたいというワーカーや、サタヒップへ急ぐ必要のある海軍関係者などに利用されていました。
今後、エカマイ発でシラーチャ([37])、パタヤ、サタヒップ、ラヨーン([35])方面への始発バスは午前5時に統一され、4時台発車のバスはなくなります。