2019年7月1日月曜日

バンコク~シアヌークビル間初の直行航空便就航

タイエアアジア(FD=AIQ)は、カンボジア3都市目となるシアヌークビル(コンポンソム州)への定期便を開設することにし、運航を開始しました。バンコクとシアヌークビルを結ぶ便は、LCC・FSCを通じても史上初。これまでバス乗り継ぎで最短12時間か、飛行機ならプノンペン経由を要したカンボジア最大の港町への足が改善されます。

FD660 DMK1425~KOS1550 月・水・金・日曜運航
FD661 KOS1625~DMK1745 月・水・金・日曜運航

カンボジア最大の商港とビーチリゾートの街シアヌークビルは、首都プノンペンから約200km離れており、これまではプノンペンやタイ国境の町クロンコッコンと結ぶオープンツアーバスが旅行者の足でした。ベトナム戦争期に作られた空港はつい最近まで国際線がなく、国内線も旧ソ連製のプロペラ機で週に数便飛ばしていたロイヤルプノンペン航空(RL=PPW)が倒産した後、10年近く見向きもされていませんでした。

17年5月にAirAsia本体(AK=AXM)がKLIA~シアヌークビル線を開設し(前記事「シアヌークビルへ初のLCC国際便就航」参照)、LCCで世界とつながると、その後は中国など他の国からも国際線が乗り入れるようになりました。そして、AirAsiaグループのもう1つのハブであるバンコク(ドンムアン空港)と結ぶ便を求める声も高まりを見せ、今回の開設に至りました。シアヌークビルへ乗り入れるAirAsiaグループの路線としては、2路線目となります。

ドンムアン空港では、日本からの同日乗り継ぎも可能です。福岡朝発のタイエアアジアX637便をはじめ、中部セントレアを朝9時に出るタイエアアジアX639便と、関空発のノックスクート111便なら1時間半から3時間程度の待ち合わせでスムーズに乗り継げます。東京からのお客様も羽田発深夜便では空港間移動を要しますが同日乗り継ぎ可能。成田発は前夜8時40分のタイエアアジアX607便で日付が変わった後の深夜に到着し、その日の午後まで過ごすことになります。