2019年7月2日火曜日

ベトジェットエアが成田~ホーチミンシティに就航!着陸料優遇で構想変更

ベトジェットエア(VJ=VJC、ベトナム・ハノイ)は1日、東京でプレスカンファレンスを行い、成田~ホーチミンシティ(タンソニャット)と羽田~ダナンの2つの日本路線を順次就航させると発表しました。このうち、成田~ホーチミンシティ線は既に航空券の販売を開始しています。記者会見には、大阪で行われたG20サミットに招待され来日していたグエン・スアン・フック首相が同席しました。

《7月12日から有効》
VJ822 SGN0005~NRT0800 DAILY
VJ823 NRT0855~SGN1300 DAILY

(機材はエアバス321neo エコノミークラスのみ230席)

《ダナン発10月27日、羽田発10月28日から有効》
(便名未決定) DAD1810~HND0100+1 DAILY
(便名未決定) HND0230~DAD0640 DAILY

(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)

ベトジェットエアでは当初、深夜早朝枠を使った羽田空港(東京都大田区)~ホーチミンシティ線を検討していましたが、成田国際空港会社(千葉県成田市)が海外から朝に到着後、折り返し午前9時以前に出発する便の着陸料を割り引く『朝発ボーナス』制度を導入したため、この恩恵を受ける狙いで日本側の発着空港を成田に変更したとみられます。

成田空港会社の広報誌GREENPORT2018年12月号によると、朝発ボーナスは航空会社単位での新規路線でかつ午前9時以前に出発する場合、就航から3年間着陸料が通常と比べて50%安くなるとされます。VJ822・823便は、3年後にあたる2022年(令和4年)7月までこの制度が適用される予定で、その分攻撃的な運賃を提供できることになります。

しかし、羽田の深夜早朝枠も出来ることなら取りたいとして、国土交通省航空局国際航空課やパートナーの日本航空(JL=JAL 東京都品川区、東証1部上場)とも交渉した結果、既に成田線があるハノイではなく、LCCによる東京線がこれまでなかったダナンに就航することでネットワーク強化と新規路線優遇を同時に実現できると判断した模様。ダナンにはANAホールディングス(東京都港区、東証1部上場)が出資しているベトナム航空(VN=HVN)も乗り入れていますが、近い将来、ベトジェットとJALのコードシェアが実現すれば、既にVN便にコードシェアしているANA(NH)に続いて、JALもベトナム主要3都市への乗り入れを果たせます。

東京・大阪から首都ハノイと商都ホーチミンシティへ向かう4つの路線が出揃ったことで、今後は、日系の重化学メーカーが多数進出しているヴィン(ゲアン省)や、南部のリゾート地ニャチャン(カインホア省)といった地方都市と日本を結ぶ直行便の開設が焦点となってきます。