2018年12月6日木曜日

AirAsiaX待望の福岡就航を発表!

AirAsiaX(D7=XAX クアラルンプール、マレーシア証取上場)は、日本国内4都市目となる福岡~KLIA線の就航を決め発表、航空券の販売を開始しました。この路線は2016年以来何度も認可獲得と延期を繰り返していましたが、今回ようやく実現するものです。

《KLIA発2019年2月28日、福岡発3月1日から有効》
D7538 KUL2350~FUK0700+1 土・日曜運航
D7539 FUK0800~KUL1300 月・日曜運航

《KLIA発2019年3月1日、福岡発3月2日から有効》
D7538 KUL2350~FUK0710+1 火・木曜運航
D7539 FUK0825~KUL1325 水・金曜運航

(機材はエアバス333 プレミアムフラットベッド=ビジネスクラス12席、レギュラーシート=エコノミークラス365席)
弊誌Traveler's Supportasiaでは、航空路線の新規開設の記事を扱うにあたって、政府認可が発行されただけの段階では掲載をせず、会社側からプレスリリースがあるか、航空券の販売が始まるのを確認した上で初めて掲載する、「確定至上主義」の手法を取っています。2015年3月のタイ運輸省航空運輸局に対するICAOのSSCをめぐる記事で、他のサイトが誤報や飛ばし報道を連発し厳しく非難されたのを受けた措置です。

AirAsiaXの福岡~KLIA線では、マレーシア政府の監督機関である航空委員会(MAVCOM、クアラルンプール)が認可をした段階で複数の日本国内専門サイトが報じながら、会社側からの発表がないままいつの間にか認可が失効し、結果的に記事を取り上げたサイトが飛ばしと非難される事例が繰り返されました。

AirAsiaXは2016年に福岡~KLIA線の開設認可を初めて取得したものの、熊本地震の直後で九州への訪日外国人観光客が減少したことから延期。その後再度認可を得ながらもその都度、機材繰りや客室乗務員の不足、福岡空港でのスロット(発着枠)確保遅れなどといった理由で延期していました。東京で編集されている専門情報サイト『スカイバジェット』によると、最近では2017年11月と2018年5月に認可が発行されていたといい、3年越しでの実現ということになります。

KLIA発深夜で福岡発は朝というスケジュールは、AirAsiaXグループの他の日本線でも行われている常套手段で、KLIAでジャカルタやバンコク、シンガポールといったASEAN域内の主要都市への便に乗り継ぐことができます。