2018年9月26日水曜日

楽天カードにAMEX登場!一般カードは年会費無料

楽天カード(東京都世田谷区)は日本アメックス(東京都杉並区)と提携し、同社4番目の国際ブランドとなる『楽天アメリカン・エキスプレス・カード』を開発しました。9月25日(火)から会員募集を開始しています。

楽天アメリカンエキスプレスカードは、これまで発行されてきた楽天カードの国際ブランドをAMEXに変更したもので、年会費やサービスは他の楽天カードと基本的に同じ。一般カードは無料、プレミアムカードは10,800円、ブラックカードが32,400円となります。従来は、年会費永年無料のアメリカン・エキスプレス・カードは他社提携のカードも含めて日本にはなく、AMEXゴールドカードの日本上陸以来39年目で初めて、年会費無しで持てるAMEXカードが誕生することになりました。

ちなみに、楽天カードでは一般とプレミアムの中間に『楽天ゴールドカード』がありますが、AMEX側はゴールドカードに対して高いステータス性とブランドイメージを持っており、AMEX発行のゴールドカードよりもランクの低い、中間ランク・格安ゴールドという意味での『楽天アメックスゴールドカード』は用意されません。

楽天AMEXカードがAMEXプロパーカードと比べて優れている点としては、プレミアム・ブラックカードでのプライオリティパスオプションがあります。AMEXゴールドカードの場合、プライオリティパスの年会費は免除されますが利用料金も無料になるのは1年に2回までと制限されています。これに対し、楽天プレミアムカードではプライオリティパス社の最高ランクである『プレステージ会員』相当となり、本人利用であれば年会費はもちろん、毎回の利用料金もかかりません(前記事『楽天プレミアムカードで世界中のラウンジがタダになる』参照)。本格航空会社(FSC)、格安航空会社(LCC)を問わず、飛行機で世界を頻繁に飛び回る方であればAMEXプロパーゴールドから切り替える価値はあります。

なお、楽天AMEXカードの還元ポイントは楽天スーパーポイントとなり、AMEXの『メンバーシップリワード』は利用できません。AMEXプロパーカードを既に持っている方は、『AMEXオンライン・サービス』から楽天AMEXカードに紐付いている楽天スーパーポイント口座番号を登録すれば、メンバーシップリワードのポイントを移行できますが、メンバーシップリワードの100ポイントが楽天の30ポイント(30円相当)という悪いレートでしか移行できません。ポイントによるカード利用代金支払いは、AMEXの場合航空会社と他の旅行関連産業、それに一般の加盟店でレートが分かれていますが、楽天カードでは一律に1ポイント=1円相当となります(前記事『楽天カードの支払いを楽天スーパーポイントで』参照)

楽天アメリカン・エキスプレス・カードは、右の画像リンクから申し込みができます。既にお持ちの方ももう1枚いかがでしょうか。