2018年7月28日土曜日

AirAsiaXが名古屋~バンコク線に新規参入へ

タイエアアジアX(XJ=TAX、ドンムアン区)は10月30日の冬ダイヤから、中部セントレア~バンコク(ドンムアン)線に就航すると発表、航空券の販売を開始しました。

《10月30日から有効》
XJ638 DMK0655~NGO1420 DAILY
XJ639 NGO1630~DMK2110 DAILY

(機材はエアバス333 プレミアムシート=ビジネスクラス30席、レギュラーシート=エコノミークラス255席)

中部セントレアへはAirAsiaX(D7=XAX)がクアラルンプールから就航していましたが、2016年2月に運休。2017年10月に2代目エアアジア・ジャパン(DJ=WAJ、愛知県常滑市)が運航を開始した後、同日乗り継ぎ可能なAirAsiaグループの国際線が就航するのは初めてとなります。

DJ009 NGO1730~CTS1910 DAILY
DJ002 CTS0950~NGO1140 DAILY

(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)

ただし、本来AirAsiaグループが使用している377席仕様(プレミアムフラットベッド=ビジネスクラス12席、レギュラーシート365席)のエアバス333は当面、この路線には使用されません。就航直後の3カ月間はプレミアムシート30席、レギュラーシート255席の計285席仕様で運航。これは、シンガポール航空(SQ=SIA)が使用しているものと同一のレギュレーションで、SIAへのB78X納機に伴い、メーカーのエアバス(フランス・トゥールーズ)にリース満了返却される予定だった機体を活用するものとみられます(前記事「エアバス333の後継機!SIAがB78Xへ世代交代」参照)。2019年2月以降は、367席仕様の機材を投入すると会社側では発表。この367席仕様の機体について、東京で編集されている業界専門サイト『Traicy』は、エコノミークラスのみでプレミアムシートはないと報じました。もし、プレミアムクラスのないエアバス333が運航されれば、AirAsiaグループ全体を通じても初めてのことです。

この絡みもあってか、AirAsiaのスマートフォン用アプリでは当分の間、中部セントレア~ドンムアン線は販売されないとのこと。搭乗希望者はパソコン用Webサイトで予約・購入することになります。