2018年6月1日金曜日

バスターミナルは宿場!?ラオス北部の都市に泊まる

21世紀になった今も鉄道がほとんどなく、自動車が入れない川岸の村落も数多くみられるラオス。都市間交通には時間がかかり、ビエンチャンやルアンパバンといった大都市まで途中泊を要する長丁場も珍しくありません。夜間走行に不安が残る地域もあり、多くの都市のバスターミナルにはホテルやゲストハウス級の施設が営業しています。

ムアンサイ(ウドムサイ県サイ郡)の北バスターミナルでは、全室エアコンを完備したタイでいうところの高級ゲストハウスと、扇風機しかないゲストハウスの2軒が営業していました。エアコン完備の方が1泊10万キープ(1,300円)、扇風機しかないほうは5万キープ(650円)だといい、小生は当然、エアコンのある方に投宿しました。



ムアンサイ北バスターミナルは、ムアンサイよりも先の都市であるルアンナムターやフェイサイ(ボーケオ県フェイサイ郡)とビエンチャン・ルアンパバンなどを結ぶ都市間バスの経由だけでなく、ベトナムや中国(雲南省)への国際バスも発着するラオス北部有数の交通の要衝ですが、特に国際バスの出発は午前中、到着は午後に集中し、乗り換えのために1泊を要求されるバックパッカーもいます。

例えばベトナムのディエンビエンフーとウドムサイをつなぐルートでは、ウドムサイでルアンナムター方面とルアンパバン方面という、正反対の方向に分かれていきます。ルアンパバン方面へはバスが毎日運行していますが、ルアンナムター方面は隔日の運行で、バスがない日はウドムサイ乗り換えを強いられ、到着が午後発のルアンナムター行きに間に合わなければ1泊しないといけません。そういう時に使い道があるのです。