2018年3月13日火曜日

タイ国際航空の成田線が毎日4便に増える!

タイ国際航空(TG=THA チャトチャック区、SET上場)は、現在毎日3往復を運航している成田~バンコク(スワンナプーム)線を、3月25日からの夏スケジュールで1便追加して4往復とします。日本が梅雨時で観光のオフシーズンとなる5月後半から7月上旬までは1往復減便されるものの、この期間中も昨年までの毎日2往復が3往復に増えます。

《スワンナプーム発3月25日~5月15日および7月10日から、成田発3月26日~5月16日と7月11日から有効》
TG626 BKK2335~NRT0745+1 DAILY
TG627 NRT0945~BKK1415 DAILY

(機材はエアバス333 ロイヤルシルククラス=ビジネスクラス36席、エコノミークラス263席)

TG626/627という便名は、2014年(平成26年)3月まで関空線で使われていましたが、羽田線への輸送力シフトに伴い運休となり、使われなくなっていました。今回、成田線の増便に使われることになり、4年ぶりに復活します。

この便の狙いは、既にあるTG641/642便の混雑を緩和するというただ1点。TG626便は、現在運航しているTG640便と642便の間に挟み込む形でダイヤを組みました。また、TG627便は冬ダイヤでのTG641便と同じ時刻で、641便は夏ダイヤでは1時間程後倒しされ、成田発午前中にTG便が2便続けて出発する形となります。折しも、TG627便と似た時間に出発するタイエアアジアX(XJ=TAX)601便とScoot(TR=TGW)869便が好調である(前記事「タイエアアジアX成田線増便!毎日3便化で朝昼晩揃う」参照)ことから、これにぶつけてLCCからタイ人観光客を奪うことも想定されているのではないかと弊誌は分析します。