ジェットスター・ジャパン(GK=JJP、千葉県成田市)は、初の中国大陸路線となる成田~上海浦東線を2017年1月から運航開始すると発表、航空券の販売を開始しました。ジェットスターアジアエアウェイズ(3K=JSA、シンガポール)、ジェットスターパシフィック(BL=PIC、ベトナム・ホーチミンシティ)を含めたジェットスターグループ全体を通じても浦東空港への乗り入れは初めてとなります。
《成田発2017年1月23日、上海浦東発1月24日から有効》
GK035 NRT2215~PVG0110 月・水・金・日曜運航
GK036 PVG0215~NRT0605 月・火・木・土曜運航
(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)
ジェットスター・ジャパンの本拠地、成田国際空港には発着時間の制限があり、原則として6時から23時まで(遅延などやむを得ない場合は24時まで)の1日17時間運用となっています。多くの場合、LCCでは深夜早朝になるとハブ空港や拠点空港に機材を戻して駐機させますが、成田の発着時間制限を逆手に取り、海外の24時間運用可能な空港へ向けて成田夜発の便を運航する例としては、バニラエア(JW=VNL、千葉県成田市)が2014年1月から台北桃園線で行っているほか、ジェットスターも15年11月就航の台北桃園線、16年就航のマニラ(ニノイアキノ)線を運航しています。
今回の成田~上海浦東線も同様とし、成田を深夜に出発して翌朝に成田へ戻ってくるスケジュールを組みました。日本人にとってはすべての航空会社を通じて、成田発上海行きのその日の最終便となりますが、Peach(MM=APJ、大阪府田尻町)の羽田~上海線と比べた場合どうしても出発時間が早くならざるを得ません。3月まではPeachが運航していない火曜日と木曜日(チェックインは月曜日と水曜日の夜)便に日系LCCで飛べるという魅力がありますが、Peachが毎日1便になる4月以降は中国人客に対し、同じジェットスターの新千歳線との乗り継ぎで、北海道方面への移動が便利になることを売りにしていくのが良いのではないかと弊誌では分析します。
GK112 CTS1820~NRT2005 DAILY
GK105 NRT0740~CTS0920 DAILY
(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)