アルバイト・就職志望先に出す履歴書や、パスポート・ビザの申請に使うなど、証明写真は世界で活動しようとする人には欠かすことができないものです。海外では写真屋で撮ってもらうのが当たり前ですが、日本ではスマートフォンの内蔵カメラで撮った写真を出力するのが主流になりつつあります。
全国津々浦々にあるコンビニエンスストアのマルチコピー機を使えば、スマートフォンで自撮りした顔写真を、証明写真の仕様に編集して、出力することができます。料金も証明写真機の半分以下となる4枚1シート200円。スマホを持っているなら、使わなければ絶対に損します。
最大手のセブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区)は、コピー機国内3位の富士ゼロックス(東京都港区)と共同で展開。ローソン(東京都品川区、東証1部上場)とユニーファミリーマートホールディングス(東京都豊島区、東証1部上場)は電機大手のシャープ(堺市堺区、東証2部上場)と提携してマルチコピー機を全店に配備しました。iPhoneであれば、専用アプリを使ってカメラロールにある写真をWiFi経由で機械に流し込みます。Androidの場合、iPhoneと同様にWiFiで転送できる他、MicroSDカードに保存してあればカードを抜いて、コピー機のメモリカードスロットに差し込むこともできます。
出来上がりは、普通の写真のL版に納まる範囲内であれば、日本の運転免許証の申請に必要な30mm*24mm(6枚)、履歴書に貼れる40mm*30mm(4枚)、パスポート・ビザ申請用の45mm*35mm(4枚)といったサイズを選ぶことができます。1回の旅行中に複数の国のビザを申請するケースでも、数枚を一度に刷っておけばOK。3枚(パスポートサイズ12枚分)刷っても600円なので、出発前に何シートか準備しておけば安心です。