2016年5月15日日曜日

ジンエアー成田参戦決定!KAL成田線を補完

大韓航空(KE=KAL ソウル特別市江西区、韓国取引所上場)の完全子会社でLCC(格安航空)部門を担当するジンエアー(LJ=JNA)は、7月から成田国際空港への路線に新規参入すると発表、航空券の販売を開始しました。

《7月1日から有効》
LJ202 NRT1050~ICN1320 DAILY
LJ204 NRT1755~ICN2025 DAILY

LJ201 ICN0725~NRT0950 DAILY
LJ203 ICN1425~NRT1655 DAILY

(機材はB738 エコノミークラスのみ189席)

成田~仁川線は既に7社が毎日16往復を飛ばす激戦区ですが、ジンエアーは大韓航空が運航する便の前後に設定することで旅客を分散させる、補完的な役割を期待します。

LJ201便は、朝9時発のKE701便よりも1時間半前に設定。LJ203便は、KE703便と001便の間が7時間も開き、その間にライバルのアシアナ航空(OZ=AAR)が2便も運航していることに目を付けたダイヤを組みました。

成田発も、KE706便と702便の間が3時間20分あり、その真中の時間にLJ202便を入れてKE両便の旅客を分散。204便は、最終のKE002便がホノルル(アメリカ・ハワイ州)発の経由便で成田からの乗客が座席を取りにくいこともあるため、002便よりも後に設定して日本発の乗客はこちらに回ってもらおうという狙いです。

同じくジンエアーが運航する仁川~バンコク(スワンナプーム)間のLJ001・002便へは往復とも同日乗り継ぎが可能ですが、仁川で6時間前後の待ち時間が発生します。仁川~ビエンチャン線も往復同日で乗り継げ、特にビエンチャン発LJ52便から201便へは1時間40分でスムーズに行きますが、202便から51便へは5時間余りの待ちが必要です。