2015年11月11日水曜日

早朝4時着!タイガーエア台湾深夜便で羽田へ

タイガーエア台湾(IT=TTW、台湾・桃園市)は12月19日から、台北桃園~東京羽田線の運航を開始すると発表、航空券の販売を開始しました。羽田空港の深夜早朝枠を使い、台北深夜発で羽田朝4時着の夜行便。折り返しは朝5時発という、前代未聞のスケジュールを組みます。

《桃園発12月18日、羽田発12月19日から有効》
IT216 TPE2350~HND0400+1 月・水・土・日曜運航
IT217 HND0500~TPE0750 月・火・木・日曜運航

(機材はエアバス320 エコノミークラスのみ180席)

タイガーエア台湾の日本線は、日本よりも台湾からの流動の方が多い傾向があります。そこで、羽田空港の深夜早朝発着枠を生かすために考えた結果、生まれたのが今回のダイヤです。羽田の深夜早朝枠は朝6時までなので、余程の遅れが出ない限りはそこまでに折り返しを終えて出発しなければなりません。つまり、羽田の出発時間から逆算して到着時間が組まれたと言えます。

日本側のバニラエア(JW=VNL)やジェットスタージャパン(GK=JJP)であれば、成田の離着陸可能時間帯(6時~22時)に合わせるため、台北をもっと遅い時間に出るダイヤを既に実践しています。

羽田朝4時着では、入国審査で時間がかかったとしても京浜急行空港線(5時26分)や東京モノレール(5時17分)の始発電車に間に合い、京急を使えば品川駅で始発の東海道新幹線へ乗り継ぐこともできますが、逆に羽田発は都心や横浜を午前3時台に出る深夜早朝アクセスバスでは間に合いません。間に合うのは川崎駅午前3時、蒲田駅3時20分発の便だけで、あとは前日の最終電車で羽田国際線ターミナルに入るか、国内線ターミナルにあるファーストキャビン、エクセルホテル東急に前泊するしかありません。