2014年12月31日水曜日

デフォルト日本語対応の激安Androidスマホ!

ASUS(中国名:華碩電脳 台湾台北市北投区、ロンドン・台湾証取上場)は、最新のAndroid4.xを搭載したスマートフォン『Zenfone』シリーズを世界発売しました。日本市場への投入を想定しグローバルモデルでも初期状態で完全日本語対応が可能としており、iPhone一辺倒だった在外邦人のスマホ事情が大きく変わりそうです。

『GALAXY(ギャラクシー)』ブランドで知られるAndroid系スマホ最大手、サムスン電子(韓国京畿道水原市、KOSPI上場)の場合、フラッグシップ格のSシリーズや手書き入力可能なNOTEシリーズのうち、日本向けローカライズモデルでは日本語に対応しているものの、海外で販売されているグローバルモデルはそのままでは日本語が扱えません。購入後にGoogle Playストアで『MoreLocale2(モアロケール2)』という言語対応アプリを落とし、インストールしなければなりません。特に、GALAXY S4以降では一度パソコンにつないでコマンド処理をしなければMoreLocale2を入れてもエラーが出てしまい使えません。

Zenfoneシリーズはこの点を改善。日本市場での本格的な販売を想定して、3種類あるファミリーすべてが初めから完全な日本語ロケールを搭載しています。英語ロケールからであれば、「Setting」→「Language & Input」→「Language」で、簡単に日本語への切り替えが可能。MoreLocale2をインストールするなどの面倒な作業は一切ありません。

在外邦人の間では、グローバルモデルでも日本語が入っているからという理由でiPhoneを使い続ける人が多数を占めています。AndroidやWindows Phoneなど他のOSのユーザーは最悪日本から取り寄せたり一時帰国の時に買ってくることもありましたが、Zenfoneの登場でそういうことも減っていき、逆に言えば在外邦人にも本格的にAndroidスマホが普及する可能性があると期待されています。

3種類のファミリーのうち、最も小さい『Zenfone 4』は、iPhone5とほぼ同じ大きさ。タイでの販売価格が3,990Bt.(約14,500円)と格安に設定されています。『Zenfone 5』は、iPhone6よりも一回り大きいサイズで、6,990Bt.(約25,000円)。最も大きい『Zenfone 6』は、GALAXY NOTE4に近い大きさで7,990Bt.(約29,000円)です。ちなみに、日本ではZenfone 5のみが正規販売されており、直販の場合で26,800円という価格が出ています。