2013年12月6日金曜日

「成田→東急沿線」年末の足に光明!?

東京急行電鉄(東京都渋谷区、東証1部上場)は、12月の毎週土曜日未明(金曜日深夜)に限って主力の東横線と田園都市線で深夜時間帯の輸送力を強化する社会実験に取り組みます。

12月7・14・21・28日に限り有効
渋谷0:47→横浜1:28
渋谷1:00→菊名1:32
渋谷1:20→元住吉1:43

渋谷0:37→長津田1:26
渋谷1:00→鷺沼1:29
渋谷1:15→鷺沼1:44

この電車は、京成電鉄やJR山手線の既存の列車と組み合わせることで、成田空港から東急沿線へ当日中に帰れる最終の足として大きな意味を持ちます。ジェットスタージャパン(GK)の夜9時以降に到着する各地からの最終便が安心して利用できる他、キャセイパシフィック(CX)500便やチャイナエアライン(CI)106便、中国東方航空(MU)271便といった、東南アジア方面からの乗り継ぎにも利用される国際線便が遅れた場合の保険としても有効です。

通常なら、成田空港から東急沿線へは22時34分に出るアクセス特急上野行きが現実的なタイムリミットです。日暮里23時32分着、23時45分の山手線内回りに乗り換えて、渋谷0時14分着。0時25分発の田園都市線各駅停車長津田行き、その後の37分発の最終各駅停車鷺沼行き、または0時31分発の東横線各駅停車菊名行きに乗り換えるのが定石となります。

22時39分に発車する最終の京成本線経由通勤特急上野行きでは、日暮里23時54分着。乗り換え10分と見て、0時4分発のJR山手線内回り大崎行きに乗れば、渋谷0時32分着。0時37分発の田園都市線最終鷺沼行きには乗り換え時間が5分しかありません。荷物が多いと地上2階のJRから地下の東急までダッシュできるわけなどなく、本来なら間に合わず、午前1時前後に出発する深夜急行バス『ミッドナイトアロー』を利用するしかなくなります。今年、地下に移った東横線も、0時47分発の最終元住吉行きに乗れるかどうか。

ですが、この実験では午前1時発で東横線菊名行き、田園都市線鷺沼行きが増発され、どちらも余裕で間に合います。

京成バス『東京シャトル』の最終1本前となる23時発便でも、東京駅で14分の乗り換え時間でJR山手線の外回り最終池袋行きに乗れます。この電車は渋谷0時53分着で、増発2本目となる1時20分発の東横線最終元住吉行き、1時15分の田園都市線最終鷺沼行きに楽勝。鷺沼駅では、その先の田園都市線各駅へ向かう東急バス「鷺沼→青葉台深夜線」「鷺沼→虹が丘深夜線」が待っています。