2013年10月5日土曜日

セブパシ関空線「5年耐えて」毎日運航へ

セプパシフィック航空(5J=CEB マニラ首都圏パサイ市、フィリピン証取上場)は、現在週3便で運航している関空~マニラ(ニノイアキノ)線を、12月20日(金)から毎日1便に増便することを決め、航空券の販売を開始しました。

《12月20日から有効》
5J828 MNL1520~KIX1955 DAILY
5J827 KIX2040~MNL2350 DAILY

(機材はエアバス320 エコノミークラスのみ179席)

今回の増便決定は、先に行われた政府間航空協議で日本とフィリピンの間の航空便が一部例外を除き全面自由化されたことによるもの(前記事「日本~フィリピン間の航空路、ようやく自由化」参照)

セブパシでは2008年11月から関空線を運航していますが、2010年にEU(欧州連合)が航空行政の甘さを理由に乗り入れを禁止されるブラックリストに入れたため、日本やアメリカも既存の航空協定の範囲を超える増便ができなくなってしまいました。この直後にタイ国際航空(TG)が関空~マニラ~バンコク線を廃止したこともあり、セブパシはひたすら「耐え」の戦略で路線を維持してきました(前記事「TGのマニラ~関空がなくなると…」参照)。会社側は、プレスリリースの中で

「日本就航から5年間待った甲斐があっての嬉しいニュースだ。当社は日本と韓国への路線を今後重点的に強化していく」

と述べました。

航空券の販売開始にあたり、フィリピン側からは片道賞味運賃1ペソ、関空からは100円(実質支払総額6,550円) という記念運賃が用意され、即日完売しました。現在は、大阪発の片道が最安8,999円(実質支払総額15,549円)で販売されています。