2013年9月15日日曜日

「新生」香港エクスプレス始動!羽田にも上陸へ

香港エクスプレス(UO=HKE、香港特別行政区国籍)は、今年6月に発表されていた格安航空会社(LCC)への事業転換を10月末からの冬スケジュールで実行に移すことにし、航空券の販売を開始しました。

香港エクスプレスは元々、香港航空(HX)や海南航空(HU、中国国籍)のグループで、B738クラスの小型ジェット機を運航する会社として立ち上げられ、一時は沖縄や関空など日本国内の都市にも就航していました。しかし、香港航空もエアバス320を保有していてビジネスが重複することに加え、ジェットスター(JQ、オーストラリア国籍)が香港で子会社の設立を目指しているため、その機先を制する意味合いを込め、LCCに転換することになりました。

転換に当たって、 東京・羽田空港の深夜発着枠を活用した夜行便の運航を計画した他、2012年冬スケジュールで一度は運休していた関空線も復活。2014年夏スケジュールでは、当初7都市でスタートするネットワークを2倍の15都市程度にまで増やすことを目指します。

ただし、羽田着は深夜0時30分と遅く、東京都心方面へ向かうモノレールや京浜急行の電車、バスには間に合いません中国などからの団体客は貸切バスが待っているケースが多いものの、日本人の個人客は帰宅の手段が事実上マイカーやタクシーに限られるため、羽田空港に路線を持っている京浜急行バスや東京空港交通といったバス会社は、先に就航したエミレーツ航空(EK)312便と合わせて対応を迫られます。

《11月7日から有効》
UO622 HKG1905~HND0030+1 DAILY
UO623 HND0130~HKG0545 DAILY

《11月21日から有効》
UO686 HKG0930~KIX1355 DAILY
UO687 KIX1450~HKG1815 DAILY

(機材はどちらもエアバス320 エコノミークラスのみ174席)

日本線以外では、10月27日からタイのプーケットとチェンマイに就航予定。プーケット→大阪は香港エクスプレスで同日乗継ができ、チェンマイ→大阪はPeach(MM)の香港発夜行と組み合わせて便利に帰国することができます。

《10月27日から有効》
UO757 HKG0135~HKT0415 DAILY
UO763 HKG2335~HKT0215+1 DAILY

UO764 HKT0315~HKG0725 DAILY
UO758 HKT0515~HKT0925 DAILY 

UO753 HKG1650~CNX1850 木曜運航
UO753 HKG1715~CNX1900 月・金・土・日曜運航
UO753 HKG1800~CNX2000 火・水曜運航

UO754 CNX1930~HKG2320 木曜運航
UO754 CNX2005~HKG2345 月・金・土・日曜運航
UO754 CNX2035~HKG0025+1 火・水曜運航

(機材はいずれもエアバス320 エコノミークラスのみ174席)

なお、以前香港エクスプレスが運航していた那覇~香港線は、香港航空に移管済みで機材も大型化されています。

HX658 HKG1100~OKA1430 DAILY
HX657 OKA1530~HKG1735 DAILY

 (機材はエアバス332 ビジネスクラス24席、エコノミークラス259席)

また、10月27日以降の香港エクスプレス運航便では、マイレージプログラムが一切提供されなくなります。従来は、海南航空グループの自社プログラム『フォーチュンウィングス(金鵬倶楽部)』 にマイルを加算することができましたが、これも不可能になってしまいます。