2012年8月4日土曜日

Scoot台北へ就航前倒し決定

Scoot(TZ、シンガポール国籍)は、10月末の冬スケジュールから運航する予定だったシンガポール(チャンギ)~台北桃園~成田線のうち、チャンギ~桃園間を9月中に前倒しで運航開始することを決定、航空券の販売を開始しました。

《9月18日から有効》
TZ201 TPE1810~SIN2225 日・火・土運航
TZ202 SIN0105~TPE0540 日・火・土運航

(機材はB772ER ScootBiz=ビジネスクラス32席、エコノミークラス370席)

シンガポールを深夜に出て、台北朝着で、夕方まで13時間もの折り返し時間がありますが、これは当初の予定通り10月から運航する桃園~成田間を想定したものと見られています。Scootは大型機のB772を使用することから、エアバス320を使用している他のLCCと比べて2倍の輸送力を生かし切るため、日本までの直行便ではなく経由地を設け、経由地までのお客様に加えてそこからの乗客も受け入れるという、双方向営業で座席の使用効率と収益性を高める政策を取るといいます(前記事「Scoot対AirAsiaXの真剣勝負、日本でも」参照)。運航開始にあたっては、桃園到着後に乗員の習熟のため成田まで飛ぶ可能性も考えられ、そうなれば飛行機写真マニアにとって垂涎の的となりそうです。

一方、Peach(MM)が台北桃園~関空線を就航させる10月16日からは、ほぼ同一の時間に運航しているジェットスターアジアエアウェイズ(3K)のチャンギ発台北経由大阪行き便が満席になっても、TZ202便で桃園まで飛んでPeach便に乗り換えるという芸当を打てるようになります(前記事「Peach国際線3都市目は激戦区台北!!」参照)