2012年3月6日火曜日

ジェットスター、関空~マニラ線就航

ジェットスターアジアエアウェイズ(3K)は、先に増便を発表していた関空~台北~シンガポール線に加え、マニラ~シンガポール線も関空まで延長すると発表、航空券の販売を開始しました。現在週4便運航しているものをそのまま関空までの運航とし、関空~シンガポール間は2ルート、週18便が運航されます。

《3月25日から有効》
3K763 SIN0200~0540MNL0655~KIX1155 月・金・土・日運航
3K764 KIX1725~2015MNL2125~SIN0055+1 月・金・土・日運航

(機材はエアバス320 エコノミークラスのみ182席)

関空~マニラ間には既にセブパシフィック(5J)が運航しており、タイ国際航空(TG)が長年運航してきたマニラ経由便を撤退に追い込みました。今回はTGの撤退で空いていた枠に以遠権として入り込む形を取ります。

会社側の狙いとしては、新規区間の獲得よりも、ジェットスタージャパン(GK)の開業を見越したネットワークの動脈作りに力点を置いているのではないかと分析します。同時期に開業するエアアジアジャパンが成田をハブにしようとしているのに対し、ジェットスタージャパンはPeach(MM)も意識して関空をハブに準じる扱いと位置付ける意向です。そこで成田からグローバルネットワークへの動脈は既に乗り入れているジェットスターエアウェイズ(JQ)のオーストラリア線をフル活用。一方で関空からはアジアに向けた動脈を張ろうという戦略が見て取れます。