2012年2月8日水曜日

オンヌット駅を境に別運賃!?

 BTSグループホールディングス(チャトチャック区、SET上場)は、スクンビット線延長1期部分(オンヌット~ベーリン)を5月1日から正式の営業運転に移行すると発表しました。しかし、この区間は首都圏政庁が事実上の直轄事業として建設した区間であることから、運賃体系がこれまでの区間とは変わってきます。

(画像:直轄事業区間の駅には首都圏政庁のマークも掲げられている。バンナー駅にて撮影)

首都圏政庁では延長区間について、外郭団体の「クルンテープタナコム」(プラナコン区)を通じて、BTSグループに運営を委託する形を採りました。即ち、BTSCの収入になる部分と、クルンテープタナコムの取り分となる金額が発生するのです。
オンヌットとベーリンの間の各駅相互間は、一律15Bt.(既存区間の1区相当)とします。延長部分の駅から既存区間の駅へ直通する場合、現金またはスカイスマートパスではオンヌット駅を境に別運賃となり、(オンヌット駅発着の料金区に合わせた運賃+15Bt.)という計算になります。例えば、バンナーからアソークまでは(バンナー~オンヌット15Bt.+オンヌット~アソーク25Bt.)で、片道40Bt.ということになります。また、オンヌットから先の料金区に合わせて、45Bt.、50Bt.、55Bt.の運賃が初登場します。

 アダルトスマートパスは従来通り、延長区間か既存区間かに関係なく一律で1回分を差し引きます。このため、既存区間と延長区間を乗り通すお客様は、アダルトスマートパスを購入しなければ間違いなく損するということになります。

そのアダルトスマートパスは、3月1日から料金の改定を行っています。

回数料金1回あたり
15回375Bt.25Bt.
25回575Bt.23Bt.
40回840Bt.21Bt.
50回1,000Bt.20Bt.

例えばバンナーとアソークの間では、この区間を走行するバス[511]が16Bt.。BTSをスカイスマートパスで利用すると2.5倍ですが、アダルトスマートパスの40回券では1.25倍で済みます。