2012年2月8日水曜日

AirAsiaX羽田線デイリー運航決定

 AirAsiaX(D7)は、羽田~KLIA線を現行の週3便から増便することを決定して発表、増便分の航空券販売を開始しました。

《3月23日から有効》
D7522 KUL1440~HND2230 木・金曜を除く週5便運航
D7525 HND0130~KUL0755 金・土曜を除く週5便運航

《6月22日から有効》
D7522 KUL1440~HND2230 DAILY
D7525 HND0130~KUL0755 DAILY

(機材はエアバス333 プレミアムシート=ビジネスクラス12席、レギュラーシート=エコノミークラス365席)

AirAsiaXは北東アジアと東南アジアを結ぶ幹線輸送の強化に見合う増便を進める意思を表明していますが(前記事「AirAsiaX、欧州から撤退へ」参照)、その第1弾としてマレーシア航空(MH)の羽田~コタキナバル線が廃止になったことで空いた東京・羽田空港の早朝深夜発着枠を追加獲得しようと動きました(前記事「AirAsiaX羽田線、デイリー運航へ可能性」参照)
この動きに対しマレーシア航空はLAX路線の経由地変更の兼ね合いもあって引き続き成田国際空港をベースに東京路線を運営していく方針を固め(前記事「マレーシア航空の成田経由LAX便が復活」参照)、羽田深夜枠をAirAsiaXに譲り渡す形となりました。この結果、AirAsiaXにとって悲願だった羽田線の毎日運航が来年の発着回数増加を待たず、前倒しで実現しました。

AirAsiaXでは成田国際空港をハブとする予定のエアアジアジャパン(JW)との兼ね合いを見つつも、AirAsia本体(AK)、ジャパン両社の域内ネットワークを結ぶパイプとしての役割を期待すると見ています。HPでは、ASEAN域内各就航都市への乗り継ぎプロモーション運賃も発表されており、シンガポールで最安11,900円、バンコク、ジャカルタで片道最安14,900円。最も遠いインドのチェンナイまで18,900円という値段が出ています。