2010年11月21日日曜日

ビザ取りツアーには最悪のカレンダー並び!!

 例年12月は、タイだけで祝日が3つ、ラオスとカンボジアもそれぞれ1つずつの祝日があります。特に今年はその曜日配列が悪く、バンコクから周辺諸国に向かうビザ取りツアー会社には最悪ともいえる状況です。特にビエンチャンへの陸路ツアーは3回連続でツアーが正常に催行できなくなる(そのうち1回は中止確実)ため、12月1日~10日の間に在留許可期限を迎える方は、今月中に次回の正規観光ビザ取得に動き、安心して新年を迎えられるようにすることが肝要です。


 2日(木)はラオスの革命記念日の祝日で、在ビエンチャンタイ大使館と在サワンナケットタイ総領事部が休館となります。バンコクを前日の1日夜に出発する予定だった往復または往路が陸路のツアーと、2日朝に出発予定の往復空路のツアーは後述の6日の祝日もあって出発日の変更ができず、中止されます。1日にビエンチャンで申請された方の受け取りは1日ずれて3日(金)となります。
 在プノンペン(カンボジア)、シンガポールとクアラルンプールの各タイ大使館、および在ジョージタウン(マレーシア・ペナン州)、コタバル総領事部(マレーシア・クランタン州)は通常通りの開館。

 5日(日)は国王陛下誕生日の祝日。クランタン州がイスラム暦に基づく生活サイクルを採用している関係で日曜日が開館となっているコタバル総領事部も、この日は休みます。つまり、コタバルのみ3日(金)から5日までの3連休ということ。2日に申請されたビザの受け取りは、週が明けた6日です。

 6日(月)は5日の振り替え休日となり、コタバル、プノンペンを除くすべてのタイ大使館、総領事部が休みます。在ビエンチャン大使館へのビザ取りツアーは、5日(日)出発予定の往復または往路が陸路のツアーと、6日朝に出発予定の往復空路ツアーが中止または1日ずれて6日夜の出発に変更されます。
 3日(金)に出され週末を挟んだ申請の受け取りは、7日(火)と大きくずれます。

 翌7日(火)はマレーシアがイスラム暦の元日にあたり祝日。このためクアラルンプールとジョージタウンは土曜日から4連休というソンクラーンも真っ青のスケジュールになってしまいます。コタバル総領事部は上述の通り6日に開館するのでまだマシですが。

 10日(金)はタイが憲法記念日の祝日。カンボジアも世界人権デーを祝日扱いしており重なりますが、基本的にはタイが優先。このためビエンチャン、サワンナケット、プノンペン、シンガポールは休館で12日(日)までの3連休コタバルは金曜日が休日となっているので通常通りに休みます。ただしコタバル以外のマレーシアはイスラム暦元日を優先するためこの日は平常通り、すなわちクアラルンプールとジョージタウンは開館です。この日が受取日となる予定だったビエンチャンへの陸路ツアーは8日夜に出発のところ、1日繰り上がって7日(火)夜出発か会社によっては中止もあります。

 もしツアー会社が1日、5日、8日出発分をすべて中止すれば出発日3回連続で陸路ツアーがなくなるという事態に。この間にお手元のビザの在留許可期限が来る方は、ビザなし15日延長で1回つなぐと今度は年末年始にかかる恐れがあります。できれば11月中のビザ再取得がおすすめ。しかし来週11月29日(月)と、翌30日(火)の在ビエンチャンタイ大使館は大変な混雑が見込まれますので、今週中に前倒し、ツアーに頼りきっていた方も自力でビエンチャンまで行くことを考慮すべきです。