(前記事「カオサンを離れたバックパッカーはどこへ」から続きます。3回連載の2回目です)
《ドミトリーよりも安くなるアパート》
「Gダイアリー」2009年5月号第1特集の論文「購買力平価から見た東京VSバンコク」 で、筆者の麗仁さんは
「一番安く済ませようと思うならカオサンに1泊100バーツ前後のエアコンつきドミトリーが」
と指摘しています。しかし、単に日本を飛び出したいだけの外こもりがカオサンに長期間住み続けようとなると、まったくお勧めできるものではありません。
(画像1:麗仁さんの論文が掲載されたGダイアリー2009年5月号)
ゲストハウスに居続ければ、確かに電気代も水道代も気にする必要はなくなります。しかし、1ヶ月間ドミトリーに住み続けたとして、100Bt.*30日=3,000Bt.。これだけあれば、カオサン通りをちょっと離れると個室のアパートに住むことが叶います。「バンコクカオサン食い倒し読本」で知られるジミー金村さん(タリンチャン区)がその最たる例。「もっと好きになっちゃったバンコク」(双葉社、2008年)で、ゲストハウス沈没の時代には1ヶ月4,500Bt.程だった家賃出費が、3,200Bt.(電気代別)になったと述べています。

(画像2:バンプラット区内の格安アパート。家賃は2,000Bt.だというから驚きだ)
《トンブリ中部、そしてさらに奥へ》

(画像3:タープラ交差点近くの格安アパート。家賃は3,000Bt.前後だ)

(画像4:タープラ交差点そばに完成した大型コンドミニアム)