UDD(赤シャツ)軍は、1日に途中で中止されたサラデーン交差点のバリケード撤去を2日朝、再開しました。チュラロンコン大学医学部付属赤十字病院から
「救命救急センターへ車が入れるようにしてくれ」
と要求されたため、受け入れたとのことです。
(画像1:サラデーン交差点では掃除が進められている)
しかし、ラマ4通りをはさんで対峙している陸軍と首都圏警察の合同部隊に付け入る隙を与える可能性があるとして、サラデーン交差点からラチャダムリ交差点までのルンピニ公園西側区間を全面開放するには至りませんでした。チュラ大病院救急入口までの100mの区間のみが開放され、そこから先にはコンクリートブロックまで動員してバリケードを強化する戦術に出ました。
(画像2:2日午後、コンクリートブロックを設営するUDD軍)
開放された区間も車道部分が整頓されただけで、ルンピニ公園と歩道部分の境には古タイヤが改めて積まれただけでなく、万が一の陸軍突入に備え、応戦する際の兵器になる小石も用意されました。
(画像3:バリケードの裏には小石が)