2009年10月3日土曜日

チョンチョムからカンボジアへ(1)

イサーン(タイ東北部)からカンボジアへ抜けられる国境のうち、外国人が抜けられるのは全部で3箇所。チョンガム(シーサケット県)、カオプラヴィハーン遺跡、そして今回ご紹介するチョンチョム検問所です。スリン県カプチョン郡にある検問所の先は、これから道路の舗装整備が始まる予定(前記事「オスマック国境も道路舗装整備へ」参照)。完成すれば、シェムリアプまで3時間で到達できるようになります。

《バンコク~プラサート》
 バンコク首都圏から国境まで、直行するバスはありません。国道24号線と、チョンチョムへ向かう国道214号線が分かれるプラサート市(スリン県)で乗り換えるのがもっとも便利。カプチョン市まで直行するバスもありますが1日1本しかなく、しかも国境の15km手前のバスターミナルで終点となってしまいます。

モーチット2(北バスターミナル)3階北東線切符売り場で、[31]プラサート経由スリン行きか[98]プラサート経由ウボンラチャタニ行きの切符を買います。プラサートまで6時間半、2等234Bt.、1等298Bt.。

[31]プラサート経由スリン行きは公社バスが1日12本も設定されている幹線のひとつです。もちろん、民間バスも数社が活動しています。

(画像:モーチット2で発車を待つ[31]スリン行き。24時まで設定がある)


《バンコク~スリン》
列車を利用するなら、スリン駅で降ります。ファランポーン駅から快速、急行、特急が合わせて1日10本あるほか、1日1本あるファランポーン駅とイサーンを結ぶ普通列車の終点でもあります。

《コラート~プラサート》
コラートマイ(第2バスターミナル)から[274]スリン行きに乗ります。コラート~スリン線は24時間、終日30~40分間隔でバスが運行するイサーン最大の幹線で、バンコクを深夜に出なければならない場合でも、[21]モーチット~コラートマイ線に乗れば何時でも接続があります。2等110Bt.、1等140Bt.、所要4時間(1等は3時間半)。


1等2等
0時
00 40
1時
20
2時
00 40
3時
20
4時
10
5時
00 30
6時
00 30
7時0030
8時
00 30
9時
00 30
10時
00 30
11時0030
12時
00 30
13時0030
14時
00 30
15時0030
16時
00 30
17時0040
18時
10 40
19時20
20時
00 40
21時
20
22時
00 40
23時
20

この他、[563]ブリラム経由スリン行きもあり、こちらには今時珍しくなった急行の設定もあります。所要3時間半、急行90Bt.、2等120Bt.。

《コンケン~スリン》
イサーン北部からは、[281]コンケン~スリン線の利用がお勧め。所要5時間でスリンに到着、160Bt.。ウドンタニやノンカイからの乗り換えもスムーズにできます。