2009年10月4日日曜日

チョンチョムからカンボジアへ(2)

 イサーン西部とカンボジアを最速で結ぶ国境、チョンチョム。前記事で最寄りの町、プラサート(スリン県)までの行き方を紹介しました。後半では、国境への行き方と通過方法を紹介します。いざ、国境へ!

《国境へのミニバン》
 チョンチョム国境検問所へは、ミニバン[1485]が頻繁に運転しています。朝7時からの開門に合わせて、始発はスリンの特急バスターミナルを6時10分に出ます。そこから17時50分の最終まで、20~30分間隔で人が集まり次第発車します。所要1時間、60Bt.。プラサートからは30分、40Bt.。
 一方、チョンチョム検問所からスリンへの折り返しは、始発が7時20分。最終が20時丁度と、ボーダー閉門ぎりぎりにクリアしても大丈夫。プラサートでバンコク行きとコラート行きの特急バスにも接続します。

 バスは検問所の目の前に着きます。カンボジア国境に慣れた人には、ハトレック検問所(前記事「トラートからカンボジアへ2009」参照)の雰囲気に似てるなと思われることがありますが正にその通り。ハトレック検問所から、周辺の店を取り払ったような感じです。本当に何もありません。


《資金の確保は》
 検問所のタイ側に銀行ATMは2台(カシコン銀行、クルンタイ銀行)ありますが、店らしい店は3km手前の国境市場まで行かないといけません。銀行の支店は15km手前のカプチョン市にあるバンコク銀行カプチョン支店が最後。バンコクから来るならバンコクで、そうでないならスリンやプラサートで、それなりの金額を確保してからミニバンに乗るべきです。

《そして出国》
 開門時間は朝7時から夜8時まで。日中なら、出入国希望者が行列をなすことはまずありません。パスポートを提示して1分で国境を抜けられます。審査を終え、ゲートの先はカンボジア。ビザを用意してきた人はそのまま入国審査場、そうでない人にもビザ発給所があるのは、他の国境と同じです。
 ビザ代はUS$20、または1,000Bt.。チャヤム(ハトレックのカンボジア側)に比べたら、全然公正な金額です。
 国境から、オスマックの市街地まで500mほど。歩いていけますがモトバイなら1,000リエル払えばよし。

 オスマックからシェムリアプまでは、2009年時点ではソンテウでの移動。乗り合いのソンテウが毎日朝に1便出ています。

《チョンチョム発の時刻に注意しなければいけない都市》
 チョンチョム検問所からのバスは頻繁に運転していますが、気をつけなければならないのがスリンからイサーン諸都市への特急バスに乗り継がれる方です。次に上げる都市へは、一定の時刻までに乗らないと当日中にスリンでの乗継ができなくなります。

コンケン:スリン発最終15:00。直行したいなら13:20までにチョンチョム発を推奨。それ以降になるとプラサートでコラート行きに乗り換え、さらにコラートマイでモーチット2から来る[20]に乗り換えないといけなくなる。
ウドンタニ:スリン発15:00のコンケン行き最終に乗れば、コンケン2等ターミナルでコラートマイから来る[211]に乗り継げるが、乗り逃すと一旦コラートマイまで出て[22]に乗ることになり、遠回り。
ロイエット:スリン発最終17:00。15:20までに出ておきたい。
ムクダハン:パタヤから来る[817]がスリンを通るが、夕方1本と夜2本のみ。夕方発は16:40なのでチョンチョムから行くなら15:00に出発を。