2009年10月1日木曜日

「無料」ビザを取り続けられないリスク

 タイの正規観光ビザが期間限定で申請料無料になって、半年が過ぎました。近隣諸国の大使館や総領事部では、殺到する申請に対し料金を獲得できないことに職員の苛立ちが募っており、ここへ来て次々と対抗策を打ち出してきました。

 在ビエンチャンタイ大使館領事部(ラオス)では、申請受理後にパスポートに貼られている過去のタイビザを1枚1枚確認します。ダブルエントリーで4枚(60日*8回)以上あると、次回ビザを申請しても拒否する可能性があるという警告スタンプを押した上で、パスポートを返してきます。最近もカオサンのママズゲストハウスから行ったキンチョールKさんが8枚(しかもそのうち5枚がダブルエントリー)のビザを指摘され、在プノンペン大使館(カンボジア)で発給されたときに受けたのと同じ警告スタンプを、ビエンチャンからも受けてしまったとのことです。


 一方、在コタバル総領事部(マレーシア・クランタン州)は、ダブルエントリーの発給(前記事「実証!コタバルでダブルエントリーを取った」参照)を取りやめ、シングルエントリーのみの発給に戻しました。しかも、こちらでは申請を受理する段階で過去の発給記録をチェックされます。
 バンコク・カオサンの「Ngam-Phit」(ガンピット)からコタバルに行ったある旅行者は、過去のタイビザが10枚以上あることを指摘され、「次からはノンイミグラントビザにしてくれ」と突っ込まれたと、董事長ふくちゃん宛てに電話で投稿してきました。

 在ジョージタウン総領事部(マレーシア・ペナン州)では、欧米人を中心にビザ発給拒否が既に多数出ている模様。次回のビザ更新の時に、調査します。