2009年7月18日土曜日

新型インフルエンザの猛威が止まらない

 アジア最悪のペースで流行が進んでいるタイの新型インフルエンザ。感染者は5,000人を超えたとみられ、公衆保健省では既に26人の死亡を確認しています。バンコク・カオサン地区に宿泊する外国人旅行者が感染後に母国へ持ち帰る可能性も高く、気を抜くことはできません。

(画像1:カオサンの名物男、ラジャ先生も感染!? マスクをして現場に出る)


 何よりも、ドミトリーの存在が大きい。ドミトリーの宿泊者の中に感染者が出ると、あっという間に共有している他のお客様にも広がります。個室でもルームシェアをしていると危険。見知らぬ旅行者とのルームシェアを極力避け、ドミトリーも利用しない、もし選ぶなら十分な衛生対策をした上で、1晩だけで個室へ移動するなどの作戦を取るべきです。間違っても感染後にドミトリーで療養するなどとは考えないように!!

(画像2:マスクをし、手洗いをするおじさんは誰? 答えはスクンパン首都圏政庁長官だ)

 旅行傷害保険を持っている方は、怪しいと思ったらすぐに保険会社指定の民間病院で入院の措置を取ってもらいましょう。持っていない方。首都圏政庁では日本のそれとよく似た発熱外来を市内9ヶ所の政庁公立(市民)病院に設置しています。首都圏内68ヶ所の公立診療所も、診療時間を毎日夜10時まで延長し対応していますので、必ず受診するようにしてください。カオサンに最も近いところでは、中央市民病院(ポンプラップ区)の発熱外来が24時間体制で患者を受け入れています。

(画像3:中央市民病院。発熱外来はここにある)