(画像協力:唐崎正臣さん/Digital Network Asia社長) 国営TVThaiテレビなどの報道によりますと、首相府(デュシット区)前に集まっているUDD(反独裁民主同盟)メンバー約2,000人を陸軍が強制排除するとの警告がなされました。これを受け、UDD幹部は集まっているメンバーに集会を散会するよう呼びかけ、夕方までに首相府前のUDD軍は解散、首相府から差し向けられたバスで帰宅の途につきました。
(画像1:首相府前に結集するUDD軍)

(画像2:散会直前、唐崎さんのカメラに応えるチャトゥポン氏)
ただし、UDD軍の中でも最過激分子とされる連中たちは徹底抗戦を主張しており、まだ予断を許しません。即ち一番危ない連中が総大将の白旗を無視してバンコク首都圏中心部から「敗走」する、本物の戦争であれば「敗残兵」が一方的に戦闘行為を続けるという状況が現実のものになる可能性があるのです。そうなるといつどこで暴動が再発し、外国人が巻き込まれるか全くわからなくなります。

(画像3:散会後、UDD軍は掃除すらして行かなかった)
Traveler's Supportasiaでは、首相府前にいるUDD軍が解散したため、「退避を勧告します」の安全情報を解除します。ただそれでも「渡航の延期をお勧めします」に1段階下げるだけです。
タイに残られる皆さんへ。赤色(UDD軍メンバー、または支持者とみなされます)と黄色(PAD=民主市民連合のイメージカラー)の衣類は当分の間、着用しないでください!! 特に赤色。敗走中のUDD軍メンバーを見たら集団リンチという、関東大震災後の朝鮮人虐殺も真っ青の状況がカオサンに程近いパンファ橋などで起こり、負傷者も出ているとモダナインTVが報じています。何も知らない外国人が勘違いされてボコられる恐れも捨て切れません。