2008年4月20日日曜日

「経験の差」が出たA&R

 カオサンのバイヨンビルで、老舗の日系代理店「MPツアー」とバトルを繰り広げる「A&Rトラベル」。店長・森田昭雄さんが頑張っているんですが、母体のブッダビューから独立してまだ4年目。ここへ来て、致命的な技量の差を出してしまいました。

 ある日本人旅行者が、ドバイ行きの航空券の見積もりをA&Rに依頼しました。森田さんが出した答えはクウェート航空(KU)で19,000Bt.。それを持ってインド系の「トラベルインスタイル」さんに行ったら

「ビーマンバングラデシュ(BG)でダッカ経由が出せる。当然1年オープン、16,000Bt.くらいだよ」

と言われたのです。この話を聞いた董事長ふくちゃんは、プログラムDさんのホームページで最新の金額を確認しました。

スリランカン(UL)    3ヶ月FIX 19,200Bt.+空港税
クウェート航空      3ヶ月FIX 17,700Bt.+TAX
キャセイパシフィック(CX)3ヶ月オープン 17,700Bt.+TAX
エティハッドエアウェイズ(EY) 3ヶ月FIX 16,400Bt.+TAX
ビーマンバングラデシュ 1年オープン 14,600Bt.+TAX

※TAX=追加保険料、追加燃料費、空港税の合計額
※エティハッドエアウェイズはアブダビ~ドバイ間が連絡バスになる

 一番安いビーマンバングラデシュと、クウェート航空の間には、賞味運賃と店の利益だけで3,000Bt.もの差があります。ビーマンとエティハッドの間でも1,800Bt.ですから、この差は大きい。しかもA&Rがビーマンだけ知らなかったのならまだしも、エティハッドも知らなかったというのは、相当な技量不足と言わざるを得ません。これでは、董事長ふくちゃんが航空券を注文するにしても、安心して任せる訳にはいきません。

 A&Rトラベルの得手は、ブッダビュー以来の歴史があるダイビング予約と、タオ島への高速船、ツーリストバス。そこを割り切って考えるべきです。