2008年2月1日金曜日

ノンカイからラオスへ

 タイ~ラオス第1友好橋のあるノンカイ市は、タイとラオスを結ぶ最大の交易地。両国間を行き来する出入国の半分以上が集中するというデータすらあります。何を今更、地球の歩き方や旅行人ノートに書いてあるだろというお叱りがあるかもしれませんが、基本のデータとして通過方法をまとめました。

《バンコク~ノンカイ》
 列車は1日3本。



ファランポーン発
バンスー操車場発
ノンカイ着
EXP77
18:30
18:53
4:25
RAP133
18:40
19:01
7:25
EXP69
20:45
21:10
8:55

 ノンカイからバンコク行きの列車も、1日に3本です。


ノンカイ発
バンスー操車場発
ファランポーン着
EXP76
6:00
16:42
17:10
EXP70
18:20
6:55
7:20
RAP134
19:15
7:25
8:00

 寝台車は、EXP69/70のみのサービス。2等車は全列車でサービスされています。ファランポーン~ノンカイを乗り通した場合の運賃は以下の表をご覧ください。



3等
2等
FAN寝台
エアコン寝台
1等
上段
下段
上段
下段
1室2名利用時の
1名あたり
EXP76/77
253
398





EXP69/70
253
398
488
538
688
738
1,213
RAP133/134
213
348






 他にも列車を乗り継ぐ方法があります。詳しくは前記事「意外に接続のいいタイ国鉄北東線」を参照してください。

 特急バスは、モーチット2(北バスターミナル)からの出発。始発は5:00、日中もそれなりの本数が走っており、終発は21:45です。

《国際特急バスが一番楽》
 ノンカイとビエンチャンの間には、両都市の特急バスターミナル間を直結する国際特急バスが走っており、これを使えば、出入国審査場で降りて審査するだけの簡単な手続きで、最速での国境越えができます。詳しくは前記事「タイ~ラオス国際特急バスを活用しよう」を参照してください。

《第1友好橋の審査場へ向かえ》
 自力で国境を通過しようというバックパッカーは、ノンカイ市内に到着後、第1友好橋のタイ側にある出入国審査場へ向かうわけですが、鉄道のノンカイ駅からはギリギリ歩ける範囲、一方、特急バスターミナルからは歩ける距離ではありません。
 鉄道で来た人は、駅を出たら左へ。500m程で街道にぶつかりますので、そこを左に曲がり、1km弱歩くと、大きな交差点に出ます。この交差点には、友好橋の上を往復しているシャトルバスの乗り場がありますので、そこで乗ってしまってもよし、審査場まで歩いてバスに乗るもよし。右に行くと、出国審査場が見えてきます。
 バスで来て、国際特急バスに乗り換えずに自力で行こうという人は、オートサムローに乗って審査場へ。2人なら1人頭30Bt.、1人では40Bt.かかります。

 審査場では、歩行者とバス利用者が使えるゲートは3つ。そのうち1つは、ボーダーパス(簡易パスポート)を所持しているラオス人と、タイ人専用ですので、「Passport」と書かれた残りの2つの窓口に並び、出国審査を受けます。
 審査が終了したら、友好橋上を渡るシャトルバスの切符を持っていなければ購入(15Bt.または4,000Kip)してバスに乗り込みます。タイ側には、免税店はありません。

《ラオス側審査場を通過するには?》
 バスがラオス側に着いたら、降りて入国審査を受けるのですが、その前に出入国カードを受け取らないことには始まりません。
 ビザオンアライバル受付の窓口に行き、ビザなし入国を希望する日本人はパスポートの表紙を、また事前に在外公館で取得したビザを持っている場合はビザを見せて、出入国カードを受け取ります。どちらもない第三国国籍者は出入国カードとビザオンアライバル申請書の2枚が必要です。その場合は2枚の書類に加え、前記事「ラオスのビザオンアライバル料金」を参照して、相当の料金をUSドル建てで用意します。
 第三国国籍者はビザがシールされたパスポート、記入済みの出入国カードの両方。日本人はパスポートと出入国カードが用意できて、初めて入国審査に臨めます。が、入国審査官の横には両替の窓口があります。自力で行く場合は、入国審査を受ける前に10,000Kip分(US$1)を両替しないと、ビエンチャン・タラートサオまでのバスに乗れません。
 入国審査を通過したら、次は入国税。外国人は10Bt.ですので、パスポートを提示して一緒に渡します。領収書をもらったら、最後に入国税と入国スタンプのチェックを受けて、晴れてラオス入国です。