2007年3月11日日曜日

ビザなし60日以上の在留者は注意

(この項、辞書おじさん/兵庫県 からの投稿です)
 月に一度のポイペト詣でをして、今日帰ってきました。前回1月に正規ビザを取得していたので、今回はビザなしで良いかなと思っていたら、思わぬ落とし穴がありました。

 当方は、昨年10月からの6ヶ月間に与えられたビザなし滞在枠90日のうち、64日間を既に使っていました。今回は1月に取得した正規観光ビザの期限切れを延長せずにポイペトへ向かったのですが、大丈夫かなと思っていたら、担当官は厳密に計算してきます。それも計算機を使わず、表を見ながらの手計算。おかげで、入国審査の際に相当待たされました。
 そして、与えられた在留許可は26日しかありませんでした。ちょっと見た目には不可解で、帰ってきてから管理者ふくちゃんに話を聞いてようやく納得したのですが、やはり正規ビザが切れた直後は、移民庁本庁での延長が金はかかりますけど30日もらえる確率が高くなりますし、いいかもしれません。

(管理者ふくちゃんから)
 今回の辞書おじさんのような事例は、特にアランヤプラテートでは日常茶飯事のごとく発生しており、昨年10月以降もビザなし渡航を続けている沈没在留者は気をつけないといけません。
 基準日(昨年10月1日以降最初に、もしくはその半年後の応当日以降初めてビザなしで出入国した日)から6ヶ月の間に61日以上ビザなしで滞在していますと、再度ビザなしで出入国した時に、90日の上限に達するまでの残り日数しか在留許可が与えられません。例えば、61日使っているなら在留許可は29日分。もし85日使ってしまっていると、わずか5日間しか下りない計算になります。
 そして、90日に達してしまうと「今出国するなら正規ビザを用意するように。できない場合は再入国を拒否する」と警告されます(前記事「プノンペンに集まる沈没組、回避策は?」参照)