2007年2月8日木曜日

不可解な規制に悩むビザ代行屋

(この項、P'Wanさん/バンコク からの投稿です)
 
カオサンでビザ代行の仕事に携わって5年。今では総元締めの一人として何軒もの代理店からパスポートを預かっているのですが、在バンコクミャンマー大使館の仕事の遅さと、不可解な規制には辟易させられています。

 ミャンマー大使館ビザセクションのカウンターは、「ツーリストビザA」(直接申請に来た個人)と「ツーリストビザB」(代行屋)、それにビジネスビザの3つに分かれています。そして、私のような代行屋はBカウンター前にメッセンジャーを並ばせていますが、1人のメッセンジャーが提出できるパスポートの数が最高5冊と決まっていて、例えばタイ人の団体客が入ったりすると、メッセンジャーを複数人使わなければならなくなります。
 最近も一度に27人もの団体が入り、カオサンの某旅行代理店から応援を頼んで5人がかりで片付けたことがありました。その時、応援のメッセンジャーは朝4時起床でスラサックのミャンマー大使館に急行。9時開館にもかかわらず、こんなに早くから動かなければならないのは、何よりも大使館員の仕事の遅さにあります。
 ミャンマー大使館ではビザ申請の受付を未だにすべて手作業でやっているため、1人の代行屋の事務を処理するのに10分ないし15分の時間を要してしまいます。このため、早くから並んでおかないと良い受付順を確保できず、最悪スピード発給の申請に必要な午前中の受付に間に合わなくなってしまうのです。

 現在、カオサンの取引先にはミャンマービザの代行取得に最大5営業日待ちを提示しています。ミャンマーへの旅行を計画しているあなた、ビザと航空券の準備は慎重に行った方がいいかと思います。