2007年2月23日金曜日

証券口座最強!日興プラチナデビットカード

 日興コーディアル証券から昨年10月に発売された「日興プラチナデビットカード」は、旅行資金を株式や外債など預金以外の金融商品で運用している方におすすめの1枚。資金を海外で下ろせるだけでなく、クレジットカードに準じた決済機能や空港ラウンジなどのサービスが、日興コーディアル証券に口座を持ち、かつ年会費21,000円さえ引き落としできれば、無審査で受けられます。
 日興イージートレード(インターネット取引)を併用すれば、世界中どこからでも機動的な売買が可能。株式、投信、債券、外為証拠金取引など多彩な選択肢で得た利益を銀行口座に移すことなく、直接活用して世界を飛び回ることができます。


《日興カードとして》
 日本では、ATMカード「日興カード」として、日興コーディアル証券支店網はもちろん、 ゆうちょ銀行(郵便局)、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行(旧UFJ店所のみ)のATM、およびすべてのコンビニATMで証券総合口座に直接入金できる他、三菱UFJ銀行(旧東京三菱店所)、みずほ銀行、りそな銀行でも引き出しができます。

《国内デビットカード機能》
 クレジットカードとほぼ同等のシステムを持ったデビット機能を提供。預り流動資産(MMF、MRF、預り現金)の80%を限度額として、円建てで決済。5日締め当月22日に引き落とします。

《海外キャッシュカード機能》
 VISAデビットの機能を使った海外キャッシング機能で、日本以外でも証券総合口座から預り資産を引き出すことができます。1日最大5,000ドル、かつ月間10,000ドルまで対応。タイでは1回当たりの限度額が25,000Bt.(バンコク銀行)なので、余程の使い方でない限り、1日5,000ドルには達しないでしょう。
 他のVISAデビットカードでは窓口でのキャッシュアドバンスに対応していないカードが多いのですが、日興プラチナデビットカードはクレジットカードと同様に番号がエンボスされているので、キャッシュアドバンスもOK。
 手数料率はVISA規定の1.63%で、新生銀行の4%、みずほ銀行の3%+210円に比べるとお得です。

《海外デビット機能》
 海外でもデビット機能を使って買い物ができます。海外での利用代金はドル建てで決済され、米ドルMMFから優先的に引き落とされます。こちらも5日締め、当月22日に引き落とし。

《VISAプラチナサービス》
 最も使いでがあるのは空港ラウンジでしょう。成田空港では1タミ5階「ビジネス&トラベルサポートセンター」と、2タミ4階「TFIラウンジ」が無料で使用できます。中部国際空港なら、出国審査後の制限エリア内にも「TS3 GOLD」ラウンジがあります。
 海外では、独立系ラウンジネットワーク「プライオリティパス」からカード発給を受ければOK(無料)。

《リスクは?》
 引き落としができるのはあくまでも引き落とし日当日の預かり流動資産からであって、流動資産が不足するからといって株式や外国債券を自動的に売買して確保することはできません。外国債券の利払いは自動的に証券総合口座に入金されますが、株式の配当金は証券総合口座に入りませんので、注意が必要です。