2007年2月24日土曜日

日本初!VISAデビットつきICキャッシュカード

スルガ銀行(静岡県沼津市、全国地方銀行協会加盟)は既存のキャッシュカードをICキャッシュカードへ切り替えるにあたり、日本の都銀・地銀を通じて初めてとなるVISAデビット機能を搭載し、この2月から発行を開始しました。もっとも、VISAデビットカード自体は2005年10月から発行しているので、今まで気づかないのがおかしいと言われればそれまでですが。

これまで、日本の銀行が発行するインターナショナルキャッシュカードは都銀や新生銀行など大手に限られていましたが、地方銀行の口座でもクレジットカードを作ることなく海外のATMから直接預金を下ろすことができるようになり、利便が向上します。地銀他行にも拡大が望まれます。


《国内キャッシュカード機能》
普通預金キャッシュカードとして、日本全国ほとんどの金融機関とすべてのコンビニATMで預金の引き出しができます。JP BANKゆうちょ銀行、都銀3行(三菱UFJ、みずほ、三井住友)、セブン銀行などでは、IC機能が生きます。また、よく使う振込先9件を登録しておくことも可能。

《VISAデビットカード機能》
普通預金残高(定期預金担保の当座貸越枠も含む)の範囲内で買い物や海外での預金引き出しに利用できます。決済は原則即時なので、安心して使えます。利用確認メールサービスを登録すれば、VISAデビット決済と海外での預金引き出し時にe-mailで通知が行くので、不正使用も一発でわかります。

ただし、番号はエンボスではなく印刷で対応するため、CAT端末(データギャザ含む)のないお店では使用できません。海外での預金引き出しも原則ATMのみで、窓口でのキャッシュアドバンスはできない場合があります。

《一部提携口座では対応が変わる》
東京・神奈川・静岡・愛知の4都県にあるスルガ銀行の支店と、インターネットバンキング専用口座「ネットバンク支店」「ドリームダイレクト支店」「マイ支店」では1枚のカードで発行されますが、ANA支店(AMCフィナンシャルパス)の口座に限り、VISAデビット機能が分離された2枚目のカードが発行されます。これは、AMCフィナンシャルパスカードに電子マネー「Edy」が搭載されているためです。

(3月4日追加)
 この投稿にトラックバックを頂いた「せう」さんのBlog記述をもとに修正しました。