ラオスの首都ビエンチャンの中心部、ナンプ広場から1本入ったところに、「MICゲストハウス」があります。ここは、世界的にも珍しい設備と経営形態で有名です。それは一体何なんでしょう?
まず、MICというのは、このゲストハウスを運営している組織の略称に由来します。正式には「Guest House Ministry of Infomation and Culture」。…情報文化省!? そう、ここはなんと政府が運営している、国営ゲストハウスなのです。社会主義国ラオスを代表する安宿として、バックパッカーの多くが集まった時代もありました。でも今は、市場経済化の流れの中で民間ゲストハウスとの競合が進み、その中で独特の形態をむしろ魅力として売るようになりました。
それは、客室全てがトリプルルームであるということ。 1部屋に3つのベッドとインサイドシャワー(コールド)があるのです。ルームシェアはできますが、1人や2人でチェックインした場合、残りのベッドをドミトリーのように他の人に使わせることはできません。即ち、3人グループを作って同時にチェックインしたほうが、ドミトリーよりもお得な料金で泊まれ、絶対に有利なのです。
料金は1室45,000Kip(180Bt.=$5)。2人なら1人頭90Bt.、3人だと1人頭60Bt.まで下がるのです。
他の民間ゲストハウスと同様にツーリストバスの手配やビザ代行業務も行っていて、特にビザ延長(1日あたり$3)では国家機関ならではのパワーを誇ります。ラオスで安心を求めるグループ旅行者の拠点、最低限の設備でもいいけど余裕の欲しいビジネスマンにもお勧め。是非見直してみてください。
07/57 Manthatoulath Road
Capital Vientiane Lao P.D.R.
TEL +856-21-212362