日本人にラオスへのビザなし入国が認められたことで、ラオスへのアクセス手段として俄然注目を浴びそうなのが、タイ国境の2都市とビエンチャンを結ぶ公共バスです。第1友好橋を渡り、出入国審査場で一旦降りて審査するだけの簡単な手続きで、ビエンチャン市中心街のタラートサオ市内線バスターミナルに直行。運賃も圧倒的に安いです。
運賃は、タイ側から乗る場合は当然バーツ建てで支払います。ラオス側からはバーツ以外に自国通貨キップでも支払うことができます。
《ノンカイ~ビエンチャン》 55Bt./17,000Kip
両都市とも同時刻に出発 7:30 9:30 12:40 14:30 15:30 18:00
《ウドンタニ~ビエンチャン》 80Bt./24,000Kip
両都市とも同時刻に出発 8:00 10:30 11:30 14:00 16:00 18:00
ビエンチャンを10時30分までのバスに乗れば、ノンカイ、ウドンタニのどちらでもバンコク行きの特急バスに接続し、当日中にバンコク・モーチット2へ到着することができます。
画像は管理者ふくちゃんが実際にビエンチャンからバンコクまで同日乗り継ぎをした時の乗車券。朝7時30分にビエンチャンを出発し、10時ノンカイ発の特急バスに乗り換え。夜7時30分にフューチャーパークランシット(パトゥムタニ県)に到着して、ほぼ待ち時間なしで[59]に乗り換えることができました。
国際特急とタイの2等特急を乗り継げば、バンコクまでツーリストバスより300Bt.近くも安くなり、朝発と夜行から選択することも可能。途中経由地(コンケン、コラート、サラブリ)までの利用も可能で、観光客のみならずイサーン各地や工場のあるチョンブリ・ラヨーン方面への移動が必要なビジネスマンの利便も広がります。
ただし、ビエンチャンを18時に出る最終の特急バスに乗る場合は、ノンカイ行きとウドンタニ行きが同時刻に出ます。この時、当日のバンコク行きに確実に乗り継ぎたいのなら、ウドンタニ行きに乗るべきです。ノンカイ行きに乗って、万が一他のお客様がタイ入国審査に手こずると、最悪バンコク行きに間に合わなく恐れがあります。
【接続例】
ノンカイ:バンコク行き[23](スーパーVIP・1等・2等)
ラヨーン行き[590](チョンブリ・パタヤ経由 1等・2等)
ナコンパノム行き[224](ブンカン経由 2等・急行)
ウドンタニ:バンコク行き[22](1等・2等)
コラート行き[211](2等)
ウボンラチャタニ行き[268](コンケン・ヤソトン経由 1等・2等・急行)
ナコンパノム行き[231](サコンナコン経由 2等)
【注意】
国際特急バスは乗車時にパスポートのチェックが必要です。ラオスへのビザなし入国が認められている国(日本、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ベトナム)以外の国籍者は事前にビザを取得せず直接バスターミナルに来ても乗車できません。在日韓国・朝鮮人の方は、特に注意が必要です。