(この項、マスオさん/福岡県 からの投稿です)
マダガスカルを旅行中に強盗に遭い、パスポート、財布などを失ってしまいました。在アンタナナリボ日本大使館に相談したところ、「渡航書が発行できない」として、緊急パスポートの発給を薦められました。
帰りの航空券は無事だったのですが、その日程はバンコクまでしか確定しておらず、バンコクから先、日本までの帰国日程も確定していないと渡航書での緊急帰国はできないとのこと。だからといって今からバンコク〜日本間だけをエコノミークラス普通運賃で買ってでも渡航書を出させるよりかは、緊急パスポートの発給を受けて、旅を続けたほうが結果的に安くなってしまうのです。
親に連絡して国際FAXで戸籍抄本を送らせ(帰国後に原本を郵送してくれとのこと)、所要3日で緊急パスポートを手に入れました。
今はバンコクに到着し、緊急パスポートで一時帰国するか、インドビザを申請するかで迷っています(笑)。
(管理者ふくちゃんから)
この緊急パスポートというのは、今年3月のICパスポート導入時に整備された新制度です。紛失や盗難等で再発給を申請した時に在外公館の都合でICパスポートを発給できない、または渡航書での緊急帰国要件を満たさない場合、有効期間1年、かつ非機械読み取りという特殊なパスポートが発給されることがあります。実際に緊急パスポートの現物を見たのは初めてで、画像撮影にもご協力いただき、マスオさんには大変感謝しています。