2006年11月7日火曜日

タクバイからマレーシアへ

 タイ最南端ナラティワート県には、マレーシア・クランタン州に通じる2つの国境が開いています。一つは鉄道でも行けるスンガイコロク市。そしてもう一つが、これからご紹介するタクバイ市タバのボーダーです。

《スンガイコロク〜タバ》
 鉄道や特急バス、急行ミニバンなどでスンガイコロクに乗り込んでくる人がほとんどでしょう。普通はスンガイコロク駅前の大通りを左に歩いて10分も行けばボーダーですが、通りの途中に止まっているソンテウに乗れば、もう一つのボーダー、タバに行けるのです。
 タバ港までは日中、随時運転。所要約30分、40Bt.です。ただし、タバ港には両替所や銀行のATMがありませんので、事前にスンガイコロク駅周辺かタクバイ市内でRM(リンギットマレーシア)現金を確保しておかないと、入国後に困ることになります。

《ナラティワート〜タバ》
 ミニバンや急行バスで県都ナラティワート市に来るバックパッカーもいますので念のため。
 ナラティワート市からタバまでもやはりソンテウで30分ほどかかります。随時運転、40Bt.。

《タバ港に着いたら》
 タバ港のフェリー(渡し船)乗り場の100m程手前にソンテウが止まります。降りたらまっすぐ進み、突き当たりを右へ。水上警察の建物の中に、イミグレーションが併設されています。出入国ともに午前6時から夜7時まで対応してくれます。
 向かって左側が「IN」と書いてある方が入国審査、右側の「OUT」が出国審査ですので、自分の進んできた方向の窓口にパスポートを提出します。
 出国審査が終わったら、すぐ横の乗り場からフェリー(渡し船)に乗ります。所要5分、6Bt.(または60セン=0.6RM)。船の運航時間は午前6時30分から午後5時30分までなので、注意が必要です。

《マレーシア側入国審査》
 タイ側からのフェリーを降りたら、まっすぐ進むと大きな建物にぶちあたります。これが、マレーシア側の入国審査場です。一番左の車も通れる設備に入国審査官がいますので、パスポートを提出してADカードを請求、記入して入国審査をします。
 日本と韓国のパスポート所持者は通常、90日のビザなし渡航ですので、スタンプの在留許可期間が「ninety(90)days」となっていることを確認してください。

《バスでコタバル市へ》
 入国審査が終わったら、歩いてバス乗り場に移動します。ちょっと判りにくいかもしれませんが、審査場を出てまっすぐ進み、突き当たりを左に曲がって、税関事務所の中を通り抜けると、バス乗り場に出ます。
 タクシー運転手が「バスは走っていない」と嘘をついてタクシーに乗るよう迫ってくるので、無視すること。公共バス[27](ワカバル経由コタバル市内線ターミナル行き)が30分間隔で走っています。所要30〜40分、2.7RM(約30Bt.)。ただし、バーツ現金での支払いはできません。RM現金を必ず用意してください。