2006年10月10日火曜日

ミャンマー、ボーダーパスをコンピュータで発行

 ミャンマー移民庁は10月1日から、タイとの陸路国境で使用する簡易パスポート(ボーダーパス)をパソコンで印刷、発行する新制度を導入しました。

 ミャンマー人は青色の表紙。従来と違うのは、パスポートと同様に繰り返し使用する形式だったのが、1回ごとに新しいものを発行する「使い捨て」形式になったことです。これにより、タイ側から戻る際に古いものは回収され、ミャンマー国民のタイへの流動をミャンマー側ボーダーで正確につかむことができます。
 一方、外国人は茶色の表紙。ミャワディでは、パスポート預り証の控えをこれまでポストイットに手書きで作成していたために紛失や毀損しやすい欠点がありましたが、それも解消されます。

 実は、管理者ふくちゃんが7月のビザクリアでミャワディを訪れた際、担当官から質問されていました。

(やりとりは英語)
担当官「タイからパソコンを導入しようと思ったら値段はどれくらいだ?」
ふくちゃん「中国製のデスクトップで$500。ノート型なら$800以上する」
担当官「もっと高いかと思ったよ」

 パスポートの個人情報を担当官が入力して印刷するため、これまでよりも審査に時間がかかっており、注意が必要です。なお、外国人の1日入国にかかるビザ代は$10(または500Bt.)で変更なく、これまでバーツ現金での支払いを要求していたミャワディのボーダーではドル現金もスムーズに受け取るようになりました。