2006年3月8日水曜日

被害報告:エア・ネパールは危険なキャリア

(この項:まゆさん/東京都 からの投稿です)

 大学の春休みを利用してネパールへ行く予定で、留学先でもあったバンコクで航空券を購入しようと来タイしました。

 3月初めにカトマンドゥへ飛ぼうと飛行機を探していたところ、バンコク~カトマンドゥ間に「エア・ネパール・インターナショナル」(SZ)が週2便の直行便を飛ばしていると薦められ、この区間で最も安いビーマン・バングラデシュ(BG)よりわずか1,000Bt.(片道当たり)の追加で直行便になるとの触れ込みもあり、カオサン通りの旅行代理店で予約、購入しました。
 ところが、3月6日(月)、間違いなく飛ぶものだと思ってドンムアン空港に向かうと、発着状況を示す液晶テレビには無情にも「CANCELLED(欠航)」の文字があり、チェックインはもちろん、代替便を当たろうにも振替手続きすら受けてもらえない状況。
 ネパール行きを断念し、払い戻しを受けるため空港事務所に掛け合おうと、次の便が飛ぶ予定だった木曜日に再び空港へ向かうと、またも欠航の文字。「エア・ネパールは運行再開の予定がもうない」との説明で、往復13,000Bt.(4万円)の運賃を騙し取られてしまいました。

 仕方がないのでツーリストポリスセンターに電話し、市内事務所の住所と電話番号を教えてもらった上で乗り込む予定です。



(管理者ふくちゃんから)

 この会社は2005年7月に創業したばかりの新規航空会社で、日本で予約発券ができない「オフライン・キャリア」と呼ばれる部類に入るため、日本人には全く馴染みがありません。
 機材はタイのPBエア(9Q)が中古で導入したやつを「また借り」した、B7631機だけ。Airfleet.netによると新造から16年を経ているそうです。
 しかも、予約発券を全て手作業でしているなどいい加減な面もあり、かなり危険な航空会社としてマークされており、「トラブルが多い航空会社は売りたくない」(ナイストラベル、P'Jumさん)としてバンコクの旅行業界でも扱わない会社のほうが多いとか。
 同じ便でカトマンドゥに向かう予定だったある男性は、差額2,000Bt.の支払いでロイヤルネパール航空(RA)の水曜日の便を取り直すことができたといいますが、今回投稿をくれたまゆさんのように払い戻しを受けるために奔走する人も後を絶ちません。
 カオサンの旅行代理店でエアネパールの声が出ても拒否して、ロイヤルネパール航空でカトマンドゥに向かうのが得策かと思われます。