2019年6月28日金曜日

ネパール航空大阪線12年ぶり復活!!今回は直行週3便

ネパール航空(RA=RNA、カトマンドゥ)は、2007年以来運休が続いていた関空~カトマンドゥ(ドリブバン)線を再開することを決めました。運休以前はB757で上海経由でしたが、この機材の退役に合わせて初のワイドボディ機となるエアバス332を調達し、直行便を運航できるようになりました。

《8月29日から有効》
RA411 KTM0230~KIX1155 火・木・土曜運航
RA412 KIX1355~KTM1800 火・木・土曜運航

(機材はエアバス332 ビジネスクラス18席、エコノミークラス256席)

ネパール航空は、1994年(平成6年)の関西空港開港と同時に日本への乗り入れを開始しました。大阪線を就航するにあたっては、ドバイや遠くはロンドン(ヒースロー)へのフライトも視野に入れて1988年に導入したB757を使い、週2便運航していましたが、日本への直行フライトには航続距離が足りず、上海(虹橋空港→浦東空港)でのテクニカルランディングを必要としていました。

しかし、ネパールの王制廃止と共和制移行に伴う混乱で2007年に大阪線を運休。2013年には欧州航空安全機関(EASA:ドイツ・ケルン)の乗り入れ禁止航空会社リストにネパールが国単位で掲載されたため、ロンドン乗り入れが不可能となってしまいました。

2015年以降ネパールの政情も徐々に安定しだし、会社側は2機保有していたB757が新造から間もなく30年を経るという老朽化に合わせて、代替を検討。2018年6月に欧州のチャーター専門会社ハイフライ航空(5K=HFY、ポルトガル・リスボン)経由でエアバス332ceoの新造機を受領しました。これにより日本への直行便運航が可能になり、日本線再開や将来の成田線新設に向けて国土交通省航空局国際航空課と協議した結果、成田空港の発着枠を獲得した上で、まずは関空線を再開して実績を積む方向で合意したものです。