ベトナムで外国人が銀行に預金口座を持つのは、以前は非常に難しいものでした。最も知名度の高い国営商業銀行のベトコムバンク(ハノイ直轄市ホアンキエム区、ホーチミン証取上場)では、長期ビザを持っている方か既に口座を有する外国人の紹介がなければ新規の口座開設は難しくなっています。しかし、日本の新業態行(ネット専業銀行)と同様のオンラインバンキング専用口座を発売する民間商業銀行が現れ、外国人でも簡単かつ即日で口座を持てるようになりました。
Timoのホームページにアクセスし、パスポート番号などの個人情報を入力します。その際にベトナム国内の携帯電話番号が必要になります。またキャッシュカードの受取日と時間を指定する必要がありますが、この日付が申込日の翌日から1週間先までしか指定できないため、作業はベトナム入国後か、事前にSIMカードが入手できる場合も入国予定日の直前になってから行わなければなりません。
予約ができたら、送られてくるメールに従って詳細な個人情報を入力。そして指定した日に『Timo Hangout』(カスタマーセンター)を訪れて、ATMカードを受け取ります。カスタマーセンターは、ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、カントーの4大直轄市(中国の省級市に相当)にありますが、外国人の場合はハノイかホーチミンシティのどちらかへ行くことがほとんどでしょう。旅のスケジュールに合わせて、行けるところを指定します。今回のベトナム取材ではハノイを最初に訪れましたので、当然ハノイ(ホアンキエム区)のセンターに行きました。ハノイのセンターは、ホアンキエム湖南端の中央郵便局から徒歩5分の『インターナショナルセンター』というビルの1階にあり、外国人にもわかりやすい場所です。なおどの都市でも、センターは従来のVPバンクの支店とは別の場所にありますので、気を付けなければなりません。
行員さんにパスポート情報やビザ情報などのデータを入力してもらい、口座開設手続きは完了。ちなみにビザ情報はなしでも構いませんが、本気で口座を作るつもりならe-visaか大使館発行の正規ビザで入国しておいた方がスムーズに事が進みます。その後に、手元のスマートフォンにバンキングアプリをダウンロードし、ログインして、キャッシュカードをアクティベートすれば準備は完了です。
あとは、同じビルの1階受付脇にあるTimoの現金自動預け払い機(ATM)で入金を行うことができます。ちなみに出金は、『napas』という全国銀行ATM連携システム(日本のmicsに相当)を通じて、ベトナム国内どこの銀行からでも手数料無料で行うことができる他、隣国ラオスにもnapasに対応している銀行があるとのことです。
行員さんにパスポート情報やビザ情報などのデータを入力してもらい、口座開設手続きは完了。ちなみにビザ情報はなしでも構いませんが、本気で口座を作るつもりならe-visaか大使館発行の正規ビザで入国しておいた方がスムーズに事が進みます。その後に、手元のスマートフォンにバンキングアプリをダウンロードし、ログインして、キャッシュカードをアクティベートすれば準備は完了です。
あとは、同じビルの1階受付脇にあるTimoの現金自動預け払い機(ATM)で入金を行うことができます。ちなみに出金は、『napas』という全国銀行ATM連携システム(日本のmicsに相当)を通じて、ベトナム国内どこの銀行からでも手数料無料で行うことができる他、隣国ラオスにもnapasに対応している銀行があるとのことです。