ラオス北部とベトナムを結ぶ陸路国境は、ベトナム北西部の大都市ディエンビエンフー(ディエンビエン省)まであと40Kmのところにある、パンホック国境検問所(ポンサリ県マイ郡)とそのベトナム側にあたるタイチャン検問所が要衝となっています。
ここは、ラオスの屋台骨である13ノースロード(国道13号線)の街ウドムサイまで、国道2号線経由で160Kmあります。従って、ウドムサイやルアンパバン、ルアンナムターといった13ノースロード上の都市へは、ウドムサイまで同じ経路を取ります。
《ハノイ⇔ディエンビエンフー》
ベトナム側は、まずディエンビエンフーに入らないといけません。ディエンビエンフーへは首都ハノイから国道6号線(QL6)が通じていますが、ハノイから70Km西に行ったホアビン省から先は厳しい山道となるため所要時間がかかり、特急バスでも片道12時間近くかかります。このため両都市を直通するバスは早朝と夕方発に集中しています。どうしても日中の出発をしたいのであればソンラ市(ソンラ省)まで行き、ディエンビエンフー行きのローカルバス(タイの都市間急行に相当)に乗り換えとなります。
ハノイ発は、市内西郊にあるイエンギアバスターミナル(ハノイ直轄市ハドン区)が最大拠点。ミーディンバスターミナル(カウザイ区)発着もありますが、すべてイエンギアを通ります。
イエンギアバスターミナルは、MRT2A号線終点のイエンギア駅で降りてすぐ。ザップバットバスターミナル(ホアンマイ区)からは[21A][37][101]の各市内バスで直行できます。
VN8202 HAN1110~DIN1225 DAILY
VN8204 HAN1415~DIN1530 DAILY
VN8203 DIN1245~HAN1345 DAILY
VN8205 DIN1550~HAN1650 DAILY
(機材はATR72 エコノミークラスのみ68席)
《ヴィン⇔ディエンビエンフー》
ベトナム中部以南の各都市へは、北中部最大の街ヴィン(ゲアン省)で乗り換えが必要です。ヴィンとディエンビエンフーの間は夜行となり、寝台バスで50~60万ドンです。
《ラオカイ⇔ディエンビエンフー》
中国国境に面したラオカイ市(ラオカイ省)との間にも、山間の道を縫うように走る特急バスがあり、外国人バックパッカーに利用されています。
ラオカイ発は朝6時30分と7時、午後5時30分の3便で、運賃は25万ドン前後です。