2018年11月3日土曜日

ライオンエアが日本初就航!まずタイから成田空港へ

タイライオンエア(SL=TLM、ドンムアン区)が申請していた日本への就航が国土交通省航空局国際航空課(JCAB:東京都千代田区)から許可されました。まず12月に成田国際空港へ毎日1便で乗り入れ、来年1月には中部セントレア、続けて3月に関西空港の順で日本路線を拡大するとしています。

《12月7日から有効》
SL300 DMK0100~NRT0910 DAILY
SL301 NRT1100~DMK1615 DAILY

(機材はエアバス333 コンフォートシート=プレミアムエコノミー18席、ノーマルシート=エコノミークラス374席)

タイ国籍LCCの日本乗り入れは、タイエアアジアX(XJ=TAX)とノックスクート(XW=NCT)に続いて3社目。先行2社はエアバス333やB772といった大型機を投入していて、タイライオンエアも最新鋭の単通路機B739MAXなら日本への直行便を運航できるものの、需要の大きな日本線に就航するには大型双通路機が必要と判断、同じライオングループのバティクエア(ID=BTK、ジャカルタ)が使う予定だったエアバス333を回してもらいました。当初は上海浦東や天津といった中国大都市への路線で運航してきましたが、今回、日本線の運航が始まることで、本来予定していた路線に投入できることになります。

タイライオンエアは国交省の経営許可を受領したのを受け、日本語ホームページを開設し、今回発表した成田線から航空券の販売を開始しました。これについて、東京で編集されている専門情報サイト『Traicy』は11月30日(水)運航開始予定とスクープしましたが、直前の10月29日(月)に親会社のライオンエア(JT=LNI、インドネシア・ジャカルタ)が起こした墜落事故との関係こそ不明ながらも許可の発行が遅れ、1週間後の12月7日(水)からとなりました。同じく東京で編集されている業界専門サイト『トラベルビジョン』は国交省関係者の話として、

「国営民間航空局(CAAT:ラクシー区)がICAOのSSCを受けた後改正強化された安全基準をタイライオンエアは満たしている」

と伝えました。